不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Senz'altro Dolce!

2008-01-01 17:40:12 | Squisito!

お正月からホットケーキが食べたくなったので焼きました。
Pancake
もちろん大きいのが私の分。
奥に見える小さいのはビリー用。

当然ビリーさんにはこの小さいものだけでは足りず、
残ったホットケーキを虎視眈々と狙っておりました。
その様子はこちら

12月31日の年越しコンサートは
寒かったし風邪もこじらせたくなかったので出かけませんでした。
年末年始休暇も今日で終わり。
友人宅に夕飯に招かれたので出かけてきます。
友人のリクエストで久しぶりに「Torta di Riso」を焼きました。
あまりに久しぶりで記憶の隅に追いやったレシピを
思い出すのに苦労しましたが、たぶんこれで大丈夫(笑)。

基本的に余り物のご飯を使ったケーキです(笑)。
お米(今回は炊いたもの、茹でたものでもOK)と
リコッタチーズ、生クリーム、タマゴ、砂糖。
本当はココナツがほしかったのですが買い忘れたので
家にあったアーモンドで代用。
メレンゲが基本の焼き菓子です。

Torta_di_riso
毒見していません。
お味のほうは保障しません(爆)。

新年から甘いもの。
今年も我が家はお菓子の争奪戦。
*注)争奪するのは私とビリー。チッチーノは無関心。


Tesoro di San Lorenzo

2008-01-01 10:50:49 | アート・文化

教会には有名な絵画や彫刻のような大作以外に
聖遺物入れや大小さまざまな金銀食器なども
たくさん保管されていますが
聖具室や宝物室が公開されているところは
意外に少ないものです。

フィレンツェのサン・ロレンツォ教会も
もちろん数々の宝物を所蔵しており
一部はメディチ家礼拝堂内で公開されていますが、
これまで公開されていなかった教会部分に
新たに宝物館が完成しています。

長いこと使われていなかった教会の部屋が改装され
「サン・ロレンツォ宝物館」として復活、
数年修復と研究が重ねられ、
各地に散在していた重要な調度品や
ミサ儀式備品などが集められています。
今回公開されたこの部屋は
ブルネッレスキが手がけた初期の建築部分にあたり、
1467年にゴジモ・イル・ヴェッキオが埋葬された地下礼拝堂の近く。
この宝飾館のオープンで、
教会中庭から地下へ降りることが可能となり
コジモ・イル・ヴェッキオの墓地を見学することもできます。
また1738年の修復の際にほとんど紛失してしまったとされ、
現在は墓碑だけが残る形となっていますが
ドナテッロの墓地も見学可能。
ピッティ宮殿の王宮礼拝堂から回収したものや
サン・ロレンツォ教会所蔵のものがほとんどで
修復が完了した聖遺物入れや聖具のなかには
木棺を一面銀箔で覆ったコジモ2世の棺や
1440年のミケロッツォの手になる
銀のキリスト磔刑などの作品も含まれています。

小さなものばかりですが
いずれの作品も
トスカーナ大公として君臨したメディチ家お抱えの
芸術家の手によるもので
秀作が多くなっています。
メディチ家礼拝堂やリッカルディ宮殿の見学と合わせてお勧め。

Tesoro di San Lorenzo(サン・ロレンツォ宝物館)
Chiesa di San Lorenzo- Firenze
開館日:月曜日から土曜日
休館日:日曜日
開館時間:10:00-17:00
入場料:3,50ユーロ(フィレンツェ市民は無料)


Convocazione

2008-01-01 01:06:55 | 日記・エッセイ・コラム

年の瀬も迫った12月31日。
滞在許可証の更新手続き(2006年12月21日申請分)の
召集命令がかかっていたので移民局まで行ってきました。

今回呼ばれた移民局の建物は比較的新しく、
きれいで広々しているのですが
もちろん我々外国人たちが待たされる場所には暖房設備はなく
依然として山のように人がいて
寒風の吹きすさぶ中、散々待たされました。

今回召集令状に書かれていたのは
召集の日時と必要提出書類。
提出書類には
1.召集令状そのもの
2.定型の証明写真4枚
3.有効期限内のパスポート
4.申請時に郵送した書類の原本
とだけ書かれていました。

散々待たされてようやく私の順番になって窓口に行くと
色々書類を見ていた担当係員のお兄さんが
「で、2006年度分の年収報告証明は??」ときいてくるので
「自宅にありますが、今ここにはありません」と答えると
「なんで??」と更に聞かれたので
「召集令状には申請時の書類(2005年度分)と書いてあって
翌年(つまりこの場合2006年度分)の
年収報告書もあわせて提示せよ
とは書いていなかったらです」と答えました。
「確かにその通り。
でも君が申請した滞在許可証さ、今日の日付で期限切れるでしょ。」
この時点でちょっとムカッときたので先制。
「あの、言っておきますが、
私は規定とおりに2006年12月の有効期限内に申請を行って
その時点で15日で手続き完了といわれていたのですよ。
召集を待っていたのにもかかわらず、
一年以上待たされて、呼ばれたのが本日で
もちろん本日付けで申請していた分の滞在許可証の
有効期限が切れるであろうことも予測はしていましたが
それはまったく私の責任ではないのですけど。」
すると、さすがにこういうやり取りがこの一年続いていたらしく
「確かに君のせいじゃないけど、僕のせいでもない。
悪いのはこんなシステムを取り入れた政府だ。システムのせいだ。」
と担当係員のお兄さんは言いのけました。

きっとそういわれるだろうな(責任転嫁)と予想していたので
ちょっと笑っちゃいましたが。

で私が2006年12月に申請した滞在許可証は
やはり2007年12月31日で期限切れとなることになっていたようです。
それを承知していたので、
先日新たに更新手続きをしておいたわけですが。

担当のお兄さん曰く、
「新システムの不都合から、こんな状況でもあるので、
2006年度分の年収報告証明の提出があれば
申請時から2年分の滞在許可証を発行するんだけど。
書類ないんだよね。」
「必要だといわれなかったから持ってきていないだけで、
自宅に帰ればあるので提出は可能です。
オフィスが開いているなら30分以内にもってきますが」
というと、
「いやぁ、もうじき窓口は閉まるから。水曜日にもってきて。」
「簡単に言いますが、
今日だって12:30に着たら並ばずに受付するという話だったのに
結局待たされたのだし、
水曜日に戻ってきても再度待たされるのならバカバカしい。
それに水曜日は仕事始めでオフィスに行かなくちゃいけないので
長時間待っているわけにはいかないのです」
という意思を表示すると
「わかったよ。待たなくてもいいから。」
と言いながら召集令状に手書きで
『1月2日水曜日8:30窓口7番にて受付、列に並ぶ必要なし』
と書いてくれました。

数年前に比べたらまぁずいぶん対応はよくなったと思います、
こうした滞在許可証の受付窓口。
私も気が長くなったのか、怒ることに疲れたのか
あまりムキになって闘わなくなりましたが。

しかし、召集令状に
2006年度分の年収報告証明もあわせて提示するように
と一言記載してあれば、一回で済んだのに!!
やっぱり二度手間、要領の悪いイタリア。

まぁ。
うすうす感じていたのに
持っていかなかった私もいけないんですけど。

ということで2007年内に片付けたかったのに
年越しちゃいました、この問題。

おまけに寒い中待たされたせいか、ウィルスでも拾ったのか
風邪ひいてしまったようです。
お正月早々風邪薬のお世話になります。


Al Fronte del Nuovo Anno

2008-01-01 00:29:49 | 日記・エッセイ・コラム

2008_blog

新年のお慶びを申し上げます。

色々訳あって
2006年度の年収証明を印刷しているうちに
年が明けてしまいました。
なんだかなぁという感じですが、
また新たな気持ちで一年やっていこうかな。

2007年の目標は「忍」でした。
時にプチプチと切れることはあったものの
非常に忍耐強く頑張った一年であったと我ながら思います。
目標達成ということで!!

2008年は「芸に触れ術を磨く」という目標のもと
日々前進していこうかと思います。
ちょっと離れていた美術品鑑賞も、
仕事でのスキルアップも念頭に置きつつ。

ぼちぼちやっていきますので
今年も暢気によろしくお願いします。