不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Dopo lunghissima attesa

2008-01-02 23:03:00 | 日記・エッセイ・コラム

12月31日に色々あって撃沈した私の滞在許可証受領。
1月2日朝っぱらから2006年度分年収報告証明を持って出陣。

移民局の入り口にはもちろん人だかり。
遠くから見ているともぞもぞと動く巨大な黒い山のよう…。
とりあえず列の先頭まで行って係員のお兄さんに
列に並ばずに7番窓口に行く旨を伝えて入れてもらいました。

7番窓口ですぐに対応してもらって書類はOK。
新しいシステムになってからデジタル指紋採取が行われ、
それを登録したプラスチックカードによる滞在許可証の発行となるため
申請時にカード作成料として約27,00ユーロを支払っています。

10指の指紋採取。
なぜか私の右手の人差し指の指紋が上手に取れません。
数回トライしてもだめだったので、
手を洗ってこいといわれ、結局2度も手を洗わされました。
挙句には「君の人差し指に指紋ないんだじゃないの?」とか
「確認するからちょっと指を見せてみろ」とか
信じられないようなことまで言われました。
もちろん指紋あります。(爆)

結局散々やってみましたが、
どうしても右手の人差し指の指紋が採取できなかったので
「だめだ。デジタル指紋が取れないから…。」
「もう一回日を改めて出直すか、従来通りの紙の滞在許可証にするか」
という選択を迫られました。
そんなのは迷うまでもなく「従来の紙の滞在許可証でいいです」。
もう一回出向くのも煩わしいし、
何よりも日を改めたところで同じことの繰り返しのような気もしたし
紙の滞在許可証で不便なことは特にないわけで。
しかし、あとで友人に指摘されましたが、
カード作成料金27,00ユーロ無駄にしたわけですけどね。
その分の返金はないのか…。

ということで「右手人差し指に指紋がない疑惑」までかけられましたが
無事に(1年22日ぶりに)正式に滞在許可証の更新完了。
これで今年の末までは問題なし。
その間に滞在カードへの切り替えが完了すれば万々歳。