不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Offerta fatta per strada

2008-01-09 11:49:00 | 日記・エッセイ・コラム

私は通常、強固な「寄ってこないでバリア」を作りながら
街中を歩いているので、
よほどのことがない限り声もかけられません。
しかしたまにそんなバリアを掻い潜ってくるツワモノもいます。

先日もそんなツワモノにつかまり逃げられなくなりました(笑)。

そう、押されると弱く、大抵逃げられないので、
捕まらないようにしているのですが
たまに捕まってしまうのです。
そして罠にはまるのです。

さて、今回の罠は募金。
私自身が募金してもらいたいくらいの自転車操業なのに
うまい話術に乗せられて断れなくなり結局募金しました。

病と闘う入院中の子供たちの治療費を集めていた非営利団体。
(しかし、聞いたことも見たこともないよ…)
新年だし、善行と思って5ユーロ。
しかし5ユーロ札がなかったので
恰好悪いけど10ユーロ出して5ユーロおつりくれと言いました。
まぁそれは問題なかったのですが。
「せっかくだから20ユーロ出してくれたら
特別治療の費用になる」とかまでいわれました。
さすがの私もなんかそれには納得できなかったので
5ユーロできっぱり押し通しました。
だって私が20ユーロ出さなくても
4人分の5ユーロ集めれば20ユーロになって
そしたらそれで特別治療費になるんじゃないの?

Quadrifoglio
まぁ、いいか。
5ユーロで金メッキのクローバーのピンバッチもらいました。

本当に病気で苦しみ闘病を続けている子供たちの
治療費として貢献できることを心から願いつつ。