不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

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2008-01-10 17:37:09 | 日記・エッセイ・コラム

Flauti
私の通年の朝ごはんのお供は約95%がこのメレンディーナ。
ムリノ・ビアンコ社のフラウティ(Flauti di Murino Bianco)。
ミルククリームが間に挟まった
小さなフルートの形の甘いお菓子です。
これを1-2個食べたら朝ご飯完了です。
もちろんそのうちの一口二口はビリーのお腹へ収まりますが。

しかし、昨年は一時期このお菓子から離れて
別のお菓子にはまっていた時期があり
そのお菓子についていたポイントをなんとなく集めてしまいました。
ポイントが集まったのでせっかくだから景品と交換してもらおうと
昨年秋に応募しておいたのをすっかり忘れていました。

わずかなポイントで交換できる景品は少なかったので
唯一使えそうなタオルセットを申し込んでおいたのでした。
すっかりそんなことは忘れており、
昨日郵便ポストに不在通知が入っていて思い出しました。

この不在通知を入れたのは
イタリア国内の宅配業者某Bartoliniですが、
この宅配会社のサービスの悪さったらないのです。

まず不在通知受領後48時間以内にコンタクトがなければ
荷物は差出人に戻しますと書かれていたので
すぐに電話しましたが、
もちろん夜間は営業時間外なので対応してくれません。
翌朝営業時間直後から何度も電話してもずっと繋がらず
ようやく繋がったのは17時過ぎ。
不在通知を受け取ってからは29時間後です。

しかし担当窓口に電話を回してもらい
他の宅配業者では問題なくできるので、
ごく当然のように
「平日は不在にしていることが多いので
届け先住所を仕事場にしてほしい」
と申し出たところ
「そんな変更はできません」と一言。
結構その時点で、「なんてサービスだ」と思ったのですが
「届け先の変更ができないのなら、早朝もしくは夜間配送で」
とリクエストしてみたところ、
「日中の配送しかしません」とまたきっぱり。
更に「では土曜日なら自宅にいるようにしますので
土曜日に配送を」といいかけたところ、
「土日祝日は配送しません」と追い討ち。

腹がたち、
では私はその荷物は一生受け取れないってことですね。
というと「明日自宅にいれば良いんじゃないの?」と一言。
仕事してるんですけどね、私も…。

結局何度か同じやり取りをしたものの埒が明かないので
しかも別にどうしても受け取らなくてはいけない
重要書類でもないので
(所詮はお菓子のポイント集めてもらえる景品のタオルだし)
「もうその荷物要りません。
そちらのサービスの劣悪さを学びました」
といって電話を切りました。
結構腹がたっていたのですけどね。
無駄に通話料と時間を費やしたなぁと思って。

しかし、その約1時間後、
彼らの営業時間終了間際に携帯に電話がかかってきました。
「明日11:30から12:30の間に配達に行きます」
ということだったので
「先ほども伝えたとおり、
その時間に自宅にはいないので、配送するなら仕事先に」
というと「それは無理です」の一言。
そこからもう一度先ほどの無駄な押し問答をさせられ
挙句に、じゃぁ集荷センターまで取りに来いといわれました。
この宅は業者も含めほとんどの集荷センターは郊外にあり、
車がなければアクセスできません。
今まで他の宅配会社で
そこまで横柄なこと言われた経験はないので
「そんなこというのお宅だけですけどね」といって差し上げました。
結局その後差出人に荷物を返すということを告げられ
一方的に電話を切られました。

イタリアの各機関のサービスの悪さは有名ですが
久々に強烈な低レベルのサービスを目の当たりにしました。

個人的にはFedexやDHL、最近ではUPSなどを使っていますが
いずれもここまでサービス悪くないです。
これなら悪名高い郵便局のほうがまだ親切。

もう絶対にBartoliniなんか使わないと心に決めました。