不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Cena in strada fiorentina

2010-06-08 19:23:27 | アート・文化

昨年から市長が代わって若返ったこともあり
いろいろな試みが次々繰り広げられているフィレンツェです。
2010年の夏のフィレンツェは昨年までとちょっと違って
開放的に楽しめる雰囲気が満ち満ちています。

6月11日から9月末までの毎週木曜、金曜、土曜日は
街中の27の通りや広場で
オープンテラスでの食事が楽しめるようになります。
賛同するレストランなどは約70軒で
週末の19:30から24:00まで
通常は公道占有が認められていない通りなどでも
テラス席を設けて営業することができるようになります。
禁煙法導入後、一般のレストランなどでは
肩身の狭い思いをしている喫煙者もオープンエリアなら
遠慮なく食事のときもタバコを楽しめるので
ヘビースモーカーにも嬉しいニュースかもしれません。

またアルノ川左岸のサント・スピリト広場では
週末に限らず期間中は毎日17:00-24:00で
夕食や食前酒を
オープンテラスで楽しむことができるようになります。
そして2009年10月の歩行者化に伴い
車両が進入しなくなった
ドゥオーモから伸びるマルテッリ通り(Via Martelli)では
11:00-24:00でオープンテラスの設置が認められたので
ジェラテリアもレストランも
太陽の光の下で食事や休憩を楽しめるようになります。
同じくマルテッリ通りにある本屋マルテッリも
オープンテラスの設置が可能になるので
購入した本を持ち出してゆっくり閲覧することも可能になります。

上記以外でも
夏のフィレンツェを楽しむためのイベントが目白押し。
バールつき野外テントが街中に建てられ
子供向けのショーなどが行われたり
11日から始まる南アフリカワールドカップの試合を
観戦できる大型スクリーンが設置されたり。
6月26日はアルノ川左岸地区で
夜更けまでお店や工房が営業する白夜祭りも予定されています。
6月半ばからフィレンツェの街の中心でもある共和国広場では
本屋エジソンの協賛で簡易図書館のようなものが設置される予定。
またイノシシの市場、サンタンブロージョ市場、
サン・ロレンツォ中央市場、チョンピ市場の
4つの歴史的な市場では
コンサートなども企画されています。
ヴェッキオ橋を渡り、左に行った先にある
Piazza Santa Maria Soprarno(サンタ・マリア・ソプラルノ広場)と
Piazza Demidoff(デミドフ広場)の2つの広場では
ワインテイスティングのできる屋台が設置されます。

各種のイベント詳細は
インフォメーションセンターなどでチェックできますので
この夏フィレンツェに遊びに来る予定の方、
仕方なく(?)フィレンツェで夏を過ごす方は
是非チェックしてみてください。