不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Non volendo esserci

2010-06-16 20:26:17 | 旅行記

Torre del LagoでPuccini Festivalの
プレイベントがあるという情報をゲットしたので
天気もいいし、早起きしたしということで
いそいそ出かけることにしました。

レイラは初めての列車の旅。
Dscf9192
バスにはよく乗っているので、
列車も多分問題なし。
このビリーのお古のわんこバッグに入って
どこでも一緒に出かけられるのが
レイラも嬉しいらしい。

列車の中では相席になったお姉ちゃんたちに
かばんから出してあげても大丈夫だよといわれ
最後の20分くらいは自由の身となったレイラですが
かばんの中にいるのもそんなに嫌いじゃないみたい。

列車に乗るときから「本日ストライキ」という
アナウンスが入っていたので薄々いやな予感はしていたけれど
フィレンツェ発の列車はどれも定刻どおり運行していたので
あんまり気にせず乗り込んでみた。
で、乗ってからピサから先の乗り換え便が
ストライキのために運休していることを知りました。

フィレンツェ周辺だけの局地的なストライキだったらしくて
仕事柄チェックしているストライキ情報にも反映されてなかった。

ピサで降りてみたら、
Torre del Lagoまで行く列車は2時間近く待ち。
そんな調子だと多分帰りも乗り継ぎ悪いだろうなぁと思って
潔くTorre del Lagoに行くのは諦めました。
また次の機会に行こうかなと。

でも、そのまま帰るのもなんか口惜しいので
ついでといってはなんですが
世界遺産を観て帰ることにしました。

Dscf9197
駅からひたすらまっすぐ歩いていって
突き当たったら左に曲がる。
レイラの散歩しながら
本当にのんびり歩いていっても40分で辿り着きます。
そのルートで行くと、この角度から斜塔にアクセス。
こうしてみると普通の住宅街のちょっと先にあるんですよね。

そして建設途中から傾き始めて
帳尻合わせるために上の部分だけ
ちょっと傾きと反対側に戻しているのも
この角度から見るとよくわかります。
むにゅって捩れているでしょ。

Dscf9198
こんなレトロなバスも停まってました。
乗ってみたかったのだけど、
どこに行くのか何時に出発するのか
インフォメーションくれる人も近くにいないし、
仕方がないので見るだけで通過。

Dscf9202
で、世界遺産。
この芝生の緑色と建物の白大理石の白と
抜けるような青空のコントラストは
いつ見ても美しい。

Dscf9203
レイラと世界遺産。
このお嬢様じっとしていないので写真撮るのが難しい。
斜塔はレイラの陰に隠れちゃっているし(爆)。

何度も観ているけど、
たまに観るとやっぱりその傾き加減に初心者並みに驚きます。

帰りはすっかり疲れきったレイラは
お散歩もせず、ずっとかばんの中。
電車の中では爆睡。
まぁ、周りの人にも迷惑かけることもなく
どこでも一緒に旅ができそうではあるけれど
さすがにワンコ連れでは美術館や教会に入れないので
レイラとは自然堪能の旅がメインになりそうだ・・・。

今回も斜塔はおろか、ドゥオーモも洗礼堂も
概観しか見てないのでした・・・。
ちょっと残念。