不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Animale-egiziano custode

2004-06-28 03:54:49 | うんちく・小ネタ
「イタリアごろごろ猫記」
私を守ってくれる動物(エジプシャン・ブレスト)~
その先の「アンモナイト-Ammonite-」
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エジプト守護動物
神秘的ですねぇ。
ということでさっそくやってしまいました。
ずばり「あなたの守護動物は『イヌ』です(アヌビス)」
思った通り…。

◆人懐っこくて愛らしい◆
犬は墓守の神として知られるアヌビスの神聖動物。
神官達の守り神であり、
死者の霊魂をあの世に導く役割を担っています。
そんな生命の神秘に関わるアヌビスから、
あなたはとらえどころのない魅力を授かっています。
直感力が鋭く、どこかセクシャル、
強烈な引力を発揮して人を引き付けます。

>>いやぁ、そんな神秘的なものかどうかは別としてね・・・。


◆長所◆
あなたは一緒にいる相手に
心地よさや安心感を与える才能があります。
というのも、もともとイヌが持っている人懐っこさや愛らしさが、
そのままあなたの長所になっているからです。
初対面の人でも、あなたの人懐っこさと愛らしさに触れると、
緊張が解きほぐされてしまうでしょう。
さらに、人と合わせることが上手なので、
そつなく人付き合いができます。
争い事やもめ事を嫌う平和主義者のイヌは、
いつも穏やかで
周囲の人を安心させるという良さも持ち合わせています。
ムードやニュアンスをとても大切にし、
相手との間に心地よい雰囲気を作る才能があるといえるでしょう。

>>そうなんでしょうか。
これまで「お前は波風立てずに生きられないのか」と
お叱りばかり受けて生きてきたのですが・・・。
第一印象最近はよくなってきたかもしれないけどなぁ。


◆短所◆
でも、いい雰囲気を壊さないようにしようとして
人に合わせていくことが
時と場合によっては欠点になることがあるようです。
自分の主張を表にださないため、
相手はあなたがどんな風に考えているかわからなくて、
戸惑ってしまうのです。
平和主義者であるあなたは、もめ事をとても嫌います。
そのため、物事を丸く収めようとして
誰にでも尻尾を振っていい顔をしてしまうのです。
つまり、八方美人なのです。
イヌにとっては自分を押さえて
いい顔をしているほうが楽ではあるけれど
重要なことは態度をはっきりさせないと
職場などでもめ事のタネになることがあるので気をつけましょう。
また、イヌのもうひとつの欠点は、怠け心が旺盛なこと。
のんびり屋でしょっちゅうぼーっとしているところが
親しまれる点でもあるけれど、
なにか共同で作業するときなどは
スローすぎてテンポにイライラする人もいるようです。

>>うーん、そういわれれば、のところもあるけど。
私のテンポがスローだなんて思う人いるのでしょうか。
かなぁりせっかちですが。
あ、でも時々やっぱりのろいかも・・・。


◆未来◆
あなたがこれから生きていく上で、ネックになるとすれば、
やはり相手に合わせすぎてしまう点です。
相手に応じることばかり考えてしまって、
自分の意見を言えずに損をしてしまいます。
また、はっきりした態度を取らないことで妙な誤解を生んだり
中途半端な発言や行動で他人を振り回しがち。
それが、場合によっては
「無責任」のそしりを受けることにもなりかねません。
ここが勝負と思うようなところで、
人に合わせず自分の意見を主張していけば、
明るい未来が開けるでしょう。

>>そういえば、時々思ってもないところで「責任感ない」とか言われたり。
あぁ、そういう結果だったのかも。
明るい未来のためにもっと主張しよう!
(これ以上主張すると嫌われないかねぇ・・・。)



◆イヌが守護動物の有名人◆
明石家さんま(1955.7.1) 小泉今日子(1966.2.4)
久米宏(1944.7.14) 鈴木京香(1968.5.31)
持田香織(1978.3.24) 大塚寧々(1968.6.14)
沢口靖子(1965.6.11)

>>わかるような、わからないような・・・

ビリーよ、守ってくれ!


Una fetta di Cocomero

2004-06-27 15:47:27 | まち歩き
そろそろスイカのおいしい季節。
イタリアではスイカもお安い。
そして太陽の味がして甘くおいしい。

昨夜、友人と連れ立って
ちょっと街外れまで遊びに行ってきました。

毎年この時期に行われる、
超マイナーで超地元密着のお祭り。
寂れた村の盆踊り大会、みたいな?
(いやそれよりはもうちょっと賑わっているな・・・)
その周辺の草サッカーチームの本拠地を
地元民に解放して
夏の夕べを涼しく楽しく過ごしてもらおうというのが狙いで
このお祭り(2週間も続く)の収益金は
地元の草サッカーチームや
他のスポーツクラブのために使われるのだそうで。
レストラン併設でおいしいものも安く手軽に食べられます。

私の友人の息子さんが
その昔サッカーチームに所属していた関係で
彼女は今でもこの本拠地とかかわりがあり、
毎年お手伝いに借り出されています。
(基本的にここで働いている人はみな関係者でボランティア)
そんなこともあって私ももう6年来通わせてもらっています。

で、ここでも毎年
スイカの切り売り屋台が出ます。
フィレンツェをはじめイタリアの街ではこの季節になると
街の広場や浜辺などにスイカやの屋台が出て
切り売りでスイカを食べるイタリア人の姿を
あちこちで観測できます。
一切れといっても私の顔の倍はあると思われるスマイルカット。
これ一切れ食べたらお夕飯いらないって思うほど・・・。
みんなナイフを使ってバクバク真剣に食らいつきます。
それでおいくらかというと、
街中では2ユーロくらいで、ちょっと近年高くなってきました。
(ここ3年で233%の値上げ率だそうで、びっくり)
屋台ではスイカだけでなくメロンも食べられて、
こちらはだいたいスイカの半額。
お祭りの会場では街の半分。
スイカ1ユーロ、メロンは50セント。

日本ではスイカを手でぐわしっと掴んで
食らいつき種はぷぷぷっと縁側から外に飛ばすというのが
昔懐かしいスイカの正しい食べ方ですが、
イタリアでは大きなスマイルカットをお皿に載せて
ナイフで端から切り取って食べ
種は掌に控えめに出してお皿へ収めていきます。
イタリア人のほうが豪快に食べそうなのにね。

因みにひと夏のスイカの屋台を取り巻いて動くお金は
250,000,000ユーロ(1ユーロ=130円くらい)。


「J'sてんてんてまり」~ -->

Chiude la Chiesa Ognissanti

2004-06-27 04:00:09 | アート・文化
私がフィレンツェのなかで何番目かに好きな教会で
自宅からも最も近いのはChiesa di Ognissanti。
この教会前の広場はビリーのフリスビー会場(?)で
馴染みも深いのです。

この教会が今月いっぱいで閉鎖になります。
こんなこともあるのです。

教会自体の起源も古く(1251年建立)、
芸術的遺産も多く所有しているし
何より、(あまり知られてはいないようですが)
ルネッサンスを代表する、あの画家、
Sandro Botticelliの永眠する教会。
なのに、1000人ほどといわれる
この教会を拠点(菩提寺)としている信者さんを残して
閉鎖なのです。

この教会は、その昔
聖フランチェスコの着ていたぼろ服(なんていうと罰当たり)を
展示していたこともあるほどで
(因みにそのぼろ服は今はVernaに移動されました)
基本的にはフランチェスコ会の持ちものなのですが、
実は2000年からこの教会を管理していたのは
ベネディクト会の修道士さんたち。
彼らが来る7月3日に引越しを終え、
大扉に鍵をかけて一旦教会は閉じられるそうです。
もちろんフィレンツェ市としても
後継の管理者となる宗派を探しているそうですが、
また、どうしてもっと早く手を打たなかったのかと
不思議な感じです。

昨年までは20人の修道士と8人の修道女がいたこの教会も
現在はたった4人が残って引越し作業を続けているそうです。
そもそも彼ら(ベネディクト会)の教えに従うと
どうやら郊外で農業に携わりながらの宗教活動がモットーらしく
この街中での経験はもうこれくらいで十分だというわけです。
確かにフィレンツェの街中では
思うように耕作に時間を費やすことはできないでしょうね。

もっとも教会の一部
(正面に向かって左側の扉から入る回廊)は
国の所有になっており
その奥にはDomenico Ghirlandaioの
フレスコ画「最後の晩餐」がありますが
ここだけは今まで通り公開されることになるそうです。

教会を放置するというのは
信者を置き去りにするという宗教的な面から見ても
かなりダメージが大きいのですが、
建築物・文化遺産保護という点から見ても重大な問題。
普通の家だって誰も住まなくなったら
どんどん朽ちていくものです。
1200年代からある建物は空き家になったら
それは大変な状態になってしまうのでしょうね。
既にこの教会の鐘楼は
長いこと修復を待って足場がかけられたままで、
翼廊部分の壁は長年の雨水漏れによる
壁の剥落が始まっているのです。
実際には1986年からずっと
どこかしらの修復が続けられている状態。
この状態で放ってしまっていいのでしょうか…。

そしてお慰みですが
日曜日だけは他の教会から
出張司祭さんがやってきてミサを執り行うとか。
ありがたい話ではありますが、
埋め合わせのようなこの措置は
信仰の厚いお年寄りには
かなりショックな知らせだと思います。

またボッティチェッリのお墓参りができるようになる日が
一日も早く来るコトを祈りつつ。


In che gruppo sei ?

2004-06-26 03:09:43 | 日記・エッセイ・コラム
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「Diaries for...」~トラバ企画。
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ちょっと前のエントリでも書いたとおり私はA型。
ブログをやっている人には
どんな血液型の人が多いのかを調べよう
という「Diaries for...」さんの企画に乗ってみました。
どんな結果が出るのか楽しみじゃないですか?

このサイトに行き着いたのは
イタリアごろごろ猫記」経由です。


Come si costruisce una Guerra?

2004-06-26 02:48:25 | 日記・エッセイ・コラム
「No blog,No Life!」~
取り上げられてしまった写真機。~にトラックバック

特に戦争論や平和論を述べようというわけではありません。

私はイタリアに暮らしていることもあって
日本の書籍がほしいときには
ついつい大手のAmazon.co.jp
お世話になってしまいます。
これまで関税とられたり、配達が遅れたりと
色々ありますが、基本的には大変重宝しているわけです。

しかし
こういうところで買えない本があったのです。
買おうと思って検索しても引っかかってこないので
ちょっとショック。

買いたかった本は
soroさんが紹介している「戦争のつくりかた」という
ノンフィクション絵本。

soroさんが紹介してくれているサイトで
無料でweb閲覧もできるようになっていたので
さっそく読んでみました。
これは大手の書店で
きちんと販売するべきものではないでしょうかね。

まだ一般書店での販売も限られているようですから
Amazonでの取り扱いがなくても
仕方ないといえば仕方ないのですが。
海外で暮らしているからこそ
日本の中の動きについて知りたいこともいっぱいあるのです。

そういう人のためにもAmazonは
どこよりも先に触手を動かして
こういう本を扱ってほしかったなぁ。

日本が間違った方向に進まないためにも。