折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

運河沿いの風景を見に

2019年10月11日 | 風景



昨日は忙しい日のはずだったのに思ったより早く用が済んで時間が出来ました。
週末は台風の影響がありそうですし遠出は無理でも近くならと名古屋市内の運河を見に行くことに
しました。展覧会の絵や写真などで時々取り上げられていて行ってみたいと思いながら出かけられ
なかった場所です。

市バスに乗って行くだけで同じ市内なのに全く違う風景に出会えるのだからうれしくなります。
市バスを乗り継いで1時間と少し、東海道五十三次の七里の渡し跡近くで下車して歩きました。
ここは東海道宮宿から桑名宿まで海上七里の渡し場があった所、ここまで海だったのでしょうが
今は「堀川」となって海からかなり離れています。
以前ここでスケッチしていた時対岸に船のある風景がよさそうに思えたことがあったので今回は
橋を渡って対岸へ。

釣り船などが係留されていていい感じなのですが岸壁にはいくつも「立ち入り禁止」の看板。残念!
コンクリートの壁ごしに眺めていると日差しが強くてたまらない。仕方が無いので運河沿いを歩いて
みました。新堀川と堀川に別れるところをぐるっと回って堀川沿いを港の方へ向かうと対岸
には小型船がたくさん係留されていて黒ずんだ川に白い船が光を受けて輝いて見えました。
運河に向かって暗い大きな入り口を持つドックと白い船の対比が面白く絵になる風景なんだなと
見とれていました。




見とれているだけではもったいないので日陰でスケッチ。この日陰は新幹線の橋脚脇なので頻繁に通る
列車の振動と後ろの工場の音とで市内にいるなんて思えない。
いつもは広々した山や水田の風景が好きですが、人が活動している空気と人工物でありながら時間が
作り出した味わいのある風景もいいものだと思います。


  対岸は七里の渡し公園

おおよその場所が分かったので今度はもっと時間をとって行けたらと。

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