趣味と健康日記

清野明子(民謡歌手)の応援、登山、スポーツなど趣味と日々の健康を記す日記です。

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西穂高岳登山報告Part-2 (キンモクセイ) CMT DISAPVL 10/12 25’48” 

2013-10-12 16:53:45 | 登山&マラソン

 お早うございます。連日の疲れが蓄積し、写真整理の時点で眠りこけ今朝の投稿も遅くなってしまいました。
 このところノーベル賞受賞者の発表が相次いでいますが、今年こそはと思われていた村上春樹氏も落選、世界中の注目を浴びたパキスタンの16歳女子マララ・ユスフザイ(Malala Yousafzai )さんの平和賞は主旨から逸れていたのでしょうか、平和賞はOPCWと言うハーグに本部を置く化学兵器の査察を行っているグループに決定しています。

穂高連峰マップ

 さて、「西穂高岳登山報告Part-2」は西穂高山荘から西穂高岳(2909m)往復です。05:00食事なので04:30に起床しました。日の出を見てからと考えていましたが、予想に反し日の出の場所が山に隠れて遅くなるので早めに出発します。07:30に西穂高岳山頂に立ったので1時間50分で登った事になりますが、相当早いペースでした。西穂高山荘に戻ったのが08:55、往復に要した時間は3時間15分、通常4時間30分のコースなので自分でも驚きのタイムです。 

あけぼの

05:40 西穂高山荘出発、上の写真は西穂高山荘(2385m)から見た東南東の空、実際の日の出は写真左側枠外でした。この空を”あけぼの”とか”あさぼらけ”と言うようです。

日の出

05:50 頃左の明神岳越しに大滝槍見台(2365m)から昇る10月7日の”日の出”感動の一瞬です。遠くの山々は八ヶ岳連峰です。

白山

 丸山(2452m)付近から西南西に頭を見せる近畿地方最高峰「白山」(2702m)、距離はおよそ80kmです。

乗鞍岳

 右の焼岳(2455m)の奥(南方)に乗鞍岳(3026m)が見えます。左端には中央アルプスがかすかに見えています。

丸山山頂

06:00 西穂高山荘から西穂高岳への尾根で最初のピーク、モルゲンロートに染まった丸山(2452m)山頂です。

ザレ場

 小石が集まったザレ場の道を超えると”独標”が見えて来ます。独標までは賑やかです。西穂高岳往復の場合は雨着、飲み物とお弁当だけを入れたサブザックだけで登ります。重いリュックを背負った登山者は殆ど奥穂高岳への縦走になります。

独標

 ザレ場を超えると独標とピラミッドピークが見えて来ます。ここから岩登りが始まります。

コースサイン

岩場ではコースサインとして○や×のペンキマークが有ります。〇印を辿って昇ります。×印は危険な場所なので踏み込まないよう注意が必要です。

楽しい

→に沿って昇ります。先行者二人のお尻と頭が見えています。ルートは間違っていないようです。

独標

06:43 2701mの独標(どっぴょう)です。左には笠ヶ岳が見えています。独標とは「独立標高点」の略で地図上では峠、頂上、分岐など○でも三角でも無い(・)で著された場所の事です。

穂高連峰

 独標から上方を見た写真です。きつそうに見えますが軽荷であればスイスイ昇れます。しかし奥穂高岳への縦走の場合は西穂の先が苦しくなります。
 ジャンダルムとはフランス語で前衛とか憲兵と訳しますがここでのジャンダルムは主峰、奥穂高岳を守る様に稜線に立ちはだかる岩の突起部を言います。ほかに剣岳に”チンネのジャンダルム”が有ります。

ピラミッドピーク

07:00 ピラミッドピーク(2750m)です。標識後方左が目指す「西穂高岳」です。独標に比べると頂上のスペースは狭い。

振り返ると

 振り返って南側をみると独標、焼岳、の先に乗鞍岳が見えます。乗鞍岳までが北アルプスです。

西穂高岳直下

 西穂高岳山頂直下の岩場です。一枚岩のようになっていますが割れ目を手掛かりにして登れます。三点確保を疎かにすると危ないです。ロープ、鎖は有りません。

西穂高岳山頂

07:30 西穂高岳山頂(2909m)到達、左に笠ヶ岳(2898m)、柱後方が抜戸岳(2813m)その右の突起が黒部五郎岳(2840m)です。尚、付近には野口五郎岳(2924m)と言う山もあるから面白い。

穂高連峰

 西穂高岳から穂高連峰~槍ヶ岳を望んでいます。朝日の当たらない西側の壁は草も生えず急峻なガレ場となっています。

南東部には中央アルプス

 稜線に挟まれた上高地は暗くなってしまいましたが梓川が見えています。大正池は大正4年に焼岳が大爆発し、梓川をせき止めた為に出来た池で水面の立ち枯れで有名でしたが相次ぐ洪水などで次第に池が埋まり、池の魅力は半減してしまいました。

下山

07:40 下山開始、
小さなピークを巻いて鎖場をトラバースし、ピラミッドピークが見えるところまで降りて来ました。


ピラミッドピークの東側

 このルートの東側は殆ど岩肌が露出した崖になっています。

独標を俯瞰

 広めの台地になっている独標には沢山の登山者が好天の眺めを楽しんでいます。

階段

 独標の岩場を下ると階段が有ります。ここからは半分走って下れます。実際に走りました。(笑)

山小屋まで下山

08:55 西穂高山荘に戻りました。山荘1階右手の軒下にある棚に置いたザックをピックアップしてロープウエイ駅に下ります。

10:25 西穂高口駅着
10:45 西穂高口駅発

紅葉

 ロープウエイから見た紅葉です。未だ少し早かったようです。今週あたりが見ごろだと思います。遠くに見える稜線を左に進むと双六岳、黒部五郎岳、薬師岳を経て立山室堂方面への縦走路になっています。上高地から室堂まで1週間を要する夢のコースです。

11:05 
西穂高温泉駅着

吊り橋

11:30 登山者用無料駐車場の反対側にある温泉「深山荘」へは吊り橋を渡ります。

ちょっと失礼

 橋の上から右方向川沿いに混浴の露天風呂が有ります。流石に「恋路を邪魔する」野暮な行動には踏み切れず、ゆったり内風呂に浸かって来ました。3グループ8人ほど利用者が居たようです。料金は露天風呂が500円、内風呂が700円(露天風呂も可)でした。

12:30 深山荘を後にして帰宅の途につきました。帰宅は6時間後の18:30でした。訪問有り難うございました

キンモクセイ

 今年は開花が少し早いように感じました。12日現在、既に散っています。甘い臭いに魅せられて植えたモクセイ科の常緑小高木「キンモクセイ」(金木犀)です。変種に、白い花を咲かせる「ギンモクセイ」もあります。更にはヒイラギとモクセイを交配させた「ヒイラギモクセイ」も似ています。金木犀は雌雄異株で日本の木は殆ど雄株なので結実はしないようです。原産国の中国には雌株があり、実がなります。枕元に置きたいほど好きな香りですが運動会、収穫、・・・台風なども連想する香りでもあります。