大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

聖岳から悪沢岳 五日目(大花畑にルンルン)

2014年07月31日 | 南アルプス

今回は大花畑の花と富士の写真を中心にアップする。

ルートは悪沢への登りにちょっとと千枚手前に岩っぽい所がある位で、危険な所はほとんど無い。
しかし山はどこにでも危険が潜んでいる事を忘れず、細心の注意で歩くべし。


さてその大花畑だが、予想と違って稜線近くにあった。

入り口に近付いた時に降りて来たペアを入れて写したが、これが下山してから大いに役立ったのは書いた。

Sさん御夫妻有り難うございました。
ちょっと遠過ぎでしたね。

 
降りるSさん夫妻    鹿対策の扉

山ではなるべく話をして自分を印象づけておけば、遭難した時にも役に立つし、今度みたいに車に乗せてもらえる事もある。



富士と山岳風景

    

   

富士と花のツーショットはなかなか良い構図の所が見つからなかった。
登山道からしか写せないから結構厳しい。



悪沢岳は流石の存在感だ。
この山に荒川東岳などととぼけた名前を付けるセンスを疑う。


  
小赤石岳   蝙蝠岳と間の岳(奥に甲斐駒)    悪沢岳


  
悪沢岳登りの悪場?に苦戦するペア   やっと近付いた悪沢岳山頂   岩だらけの悪沢岳頂上付近



大花畑の花達


シナノキンバイとハクサンイチゲの大勢力だが、黄色のシナノキンバイが目立ってしまう。
クロユリが下の方にあったが、最初は見落としてしまった。
柵の中にあるというのがちと寂しいが、鹿の口から逃れるには仕方が無いのだろう。
柵外にも結構咲いているんだが。


    

    




今回見た花(もっとあったがあまり撮らなかった)

     
ツマトリソウ  ウラジロナナカマド  ミツバオーレン  ミヤマキンポウゲ  クロユリ

     
タカネキスミレ シナノキンバイ2枚  タカネヤハズハハコ  キバナシャクナゲ

     
ミネズオウ コイワカガミ・チングルマ  コケモモ  ミネウスユキソウ  ヨツバシオガマ

     
コツガザクラ  イワウメ  ミヤマダイコンソウ  アオノツガザクラ  ミヤマキンバイ

     
ミネズオウ  イブキジャコウソウ  キババシャクナゲ  タカネコウリンカ  チシマギキョウ・タカネツメクサ

   
チョウノスケソウ  混生  シコタンソウ  コイワカガミ  タカネツメクサ


イワオウギ  クロユリ  タカネツメクサ イワベンケイ 2枚


タカネヤハズハハコ  ミネザクラ  ミヤマシオガマ  ハイマツ  ハクサンイチゲ

   
ミヤマオダマキ 2枚     ミヤマミミナグサ    ミヤマタネツケバナ(初めて見た)

このミヤマオダマキの色の艶やかさには脱帽。
こんな鮮やかな紫は滅多に見られないだろう。
一枚目は実際はもっと深い紫なんだが、写真だと青っぽくなっている。









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聖岳から悪沢岳 四日目(冷めた飯と汁かよ!)

2014年07月31日 | 南アルプス
朝飯が嬉しいプレーンオムレツで、小松菜のお浸し・
ニンジンの千切りサラダとボリュームたっぷり(残念写真忘れた)。

山の中で玉子料理と野菜を食べて体には最高だったが、
脚の重さは相変わらずで、朝6:45に出て16:30の荒川小屋着だった。

朝一番の百間平への登り途中で携帯が通じ、バスの予約変更をやりホッとする。

AUは伊那側が見える所では通じるみたいだ。

百間平からの赤石への登り始めは岩ガレの道ですこぶる楽だったが、
道標からはザレに変わり重い脚になった。


百間平から見た赤石への登り


同じく昨日痛めつけられた中盛方面


聖がデカイ!


頂上の小屋には11時に着き、カップうどんを食べて昼にした。

水が余りそうだったから1L渡し、お礼に缶詰めのミックス・フルーツをご馳走になった。
オマケに一緒に休んでリンゴを食べてたお爺さんから2切れ貰いルンルン。

赤石岳頂上は18年前はガスだったが、
打って変わったピーカンで小赤石方面が格好良い。

雪が多かったのだろう小赤石への稜線直下に残雪の帯があった。


やっと見えた小屋


荒川大崩壊が凄い


ピーカンに雲と夏満開


気持ち良い眺めだ(小赤石方面・奥に悪沢岳)

小牧氏はビールをこの雪で冷やし、昨夕同席した女性から貰ったトンカツで飲んだ由。

この稜線は花のオンパレードなんだが、残雪というよりはガスの水分で咲くのかも知れない。

小赤石まで歩いたら後は下るだけだから楽だろうと思ったが、
着いたのは夕食の5時の僅か30分前だった。

先着の小牧氏に挨拶すると設営を手伝ってくれた。

近くの水場で頭からかぶり身体を拭いてサッパリして戻ると夕食は5時らしい。

ちょっと慌ただしいし5時半に小牧氏と食べたが、昨日百間洞で聞いた通り不味い!

人生最悪のカレーと断言するが、
味は人それぞれだからまあ良しとしてもだ、何故冷めたのを食わせるんだ!

管理人の他に女性スタッフが三人もいるというのに、このデリカシーの無さに呆れた。

今時客が来る前にカレーと味噌汁を並べてしまう神経が理解不能。

おまけにおかわり自由と言われても冷めた飯・カレー・味噌汁ではなあ。

湯澗するくらい思い付かないのか?

翌日の千枚小屋はちゃんと温かい飯・味噌汁のお代わりを手渡しで出したぞ。

客も少ないのにスタッフが楽をしてどうするんだ!

俺が経営者だったら一発でレッド・カード!

最大の売りの食事がこれじゃあ、この小屋を外すルート取りが流行るだろうよ。

昨日の大感激とは真逆の晩飯にガックリの冴えない〆だった。


さあ明日はお目当ての大花畑と面会だ!
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聖岳から悪沢岳 三日目(トンカツを一切れ)

2014年07月30日 | 南アルプス

山道に寝てるんだから撤収はあっという間に終了。

うっすらと明るくなる中を歩き始めたが、薄暗くてなかなか捗らない。

オマケに時々登り返したりするから尚更。

食事も行動食だけだが小屋まで何とかなるだろう。

やっとコルが見えたが5時過ぎていた。

3100mから2600mまで下り、2800mまで登るという地獄道。

コルに降り切って小休止。ガスが湧き幽玄な景色だったので撮ってみた。


やっと見えたコル


墨絵みたいな幽玄さ


滝雲再び


登り出しはトラバースからだったが、岩で険しい場所は巻き・登るというのの繰り返し。

基本的に岩大好き人間なのだが、脚が上がらずピッチが下がる有り様。

どうにか辿り着いた兎岳避難小屋は廃屋その物だったが、中は5人は寝られそうだった。

朝でもランプが必要な位に暗く、もう少し採光を考えて欲しかったが仕方ないか。

さすがにあの小牧氏も聖山頂で言葉を交わした茶臼からの単独氏も出発していたが、心配しただろうなあ。

小牧氏とは百間洞のテント場で再会できたが、茶臼からの単独氏とは会えず、
ヤマレコやってるとかだったからコメントしておこう。


廃屋だ!


内部だが実際は薄暗い(何で明るく写るんだ?)


小屋下のテント場(4張り程度?)


小屋で軽く食べてたら山ボーイが到着。茶臼まで行くらしいが、暗いので外で休むと入らなかった。

先に歩きだしたら中年夫婦が降りて来たから所要時間を聞いた。

百間洞から三時間半と言うので、「分かりました!」と返したら仰天の返事。
「私達速いからこの時間で算段したら駄目よ!」。

さすがに旦那はそんな事は無いと言ったが、「追い抜いたじゃないの」と自信満々。

二十年の山歩きで初めて聞いたが、凄いなあと変に感心してしまった。

旦那も大変だなあとちょっぴり同情したが、案外凸凹コンビで上手く行ってるかも。

小屋から30分かけて兎岳の標柱だったが、先には小兎と中盛丸山・大沢岳とドデカい瘤が待っている。


聖の登りも辛そう


小兎から中盛・大沢方面


これからの稜線には意外と花が多くてカタツムリ同然ののろさにペースダウン。

小屋からの上りから次々に花が出てきて楽しませてくれる。

タカネスミレ・ヨツバシオガマ・ミネウスユキソウ・コケモモ・チングルマ・コイワカガミ・ミネズオウ・ミヤマキンバイ・キバナシャクナゲなど旬の物が多い。

小兎岳の山頂からは遠く富士も見え、後から到着したベテラン山屋氏とストックの害で意気投合した。


富士が見えるかな


これからの中盛丸山の登りが辛かった。
まずゆっくり下るのは良いが、地図と違い西側を巻いて行く。
途中ミネザクラの綺麗なのに出会えたが、岩登りっぽかったりザレたりと疲れる道。

最後まで巻けば良いのに、わざわざ頂上を踏まされ、小屋への分岐目指して下降開始。

この登りがこの日一番の難敵だったが、予想外で精神的にもダメージが強かった。

分岐はコルから少し登った所にあり、標識があまりにお粗末なのに呆れた。


もうちょっとどうにかならないか、標識とは思えん

ダケカンバの二次林を抜け、小屋で受け付けを済ませたが、
この下りでも吐き気が出たので残念だったがラーメンにした。


雪の重みに耐えて枝が下向きのダケカンバ


やっと見えた小屋とテント場


ここのトンカツを食べに来たというのにガックリだった。

テン場も雛壇の半ばまで登らされて参ったが、小兎で話した先輩の隣に張った。

5時の夕食で同席した老夫婦はトンカツだったが、
ラーメンを完食したのを見て、奥さんが一切れ分けてくれた。

ブログに載せるので写真を撮らせて貰った時に不調を伝えてたが、
大丈夫そうなので分けてくれたんだ。

噂通りのデカさと厚さで、皆さん美味そうに平らげていたが、女性は少し 持て余していた。

聖・茶臼を越えて光まで行くというお二人と談笑した後、
テントへ登ろうとしたら、最下段にあの小牧氏がいた。

昨日のビバーグの話をしたら、わざわざ小屋のスペースを確保して待ってくれてた由。

茶臼からの単独氏も心配していたらしいが、知らせようが無かったからなあ。

この日も疲れた一日だったが、トンカツの一切れで救われたかな。

明日は赤石の登りが待っている。


噂の草鞋トンカツ・揚げたてで抜群の美味さ

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聖岳から悪沢岳 二日目(聖越えでビバーグ)

2014年07月29日 | 南アルプス
山行日:2014.7.23

いよいよ最難関の「聖越え」の日がやってきた。

天気はすこぶる良く、分岐点から眺めた茶臼方面の滝雲が美しい。


流れる滝雲


聖も優しげに見えたが


やっぱり厳しそう

極力ゆっくり歩きを心がけるが、何度も瘤を越えて行く内に、
脚が上がらなくなっていく。

便りが島への分岐点にザックが5個デポされてたし、
後から来た4人と2人のパーティーもデポしていた。

意外と便りが島からの入山が多いのに驚いた。
日帰りの猛者達の御用達ルートらしい。

しかし脚の重さは全く軽減されず、途中一緒に休んだ
小牧からの73歳のスーパー爺さんに置いていかれた。

俺より重い15キロのザックを背負いテン泊なんだから素晴らしい。

小聖前後のちょっと岩っぽい道を過ぎたらいよいよザレ道の登りだ。

案外と滑らずそんなに苦労しないが、脚の重さは益々拍車がかかる。

あの小牧氏は遥か上だが、心無しかペースが落ちたみたいだが、
俺はそれどころではなくカタツムリに笑われそう。

軽快に登り降りするピストン組みの多さが半端無いが、
この山には一番賢い歩き方かもなあ。

しかし、不調な脚は何と7時間もかかって頂上に辿り着く有り様。


聖山頂


富士のアップ


百間平から赤石岳



テントを干した

朝半分残したアルファ米の五目飯をアマノの味噌汁でかき込んだが、
食糧がちと心許無さ過ぎ。

この時点で百間洞は諦め、兎岳の小屋に寝るのは確定だが、
眺めた兎岳への登りに溜め息だ。

しかし、ちょっと考えたら分かる事だが、登るには下るのだからなあ。

のん気に濡れたテントを乾かしたりしてやっと2時前に下りだした。

意外と出てくる花達を撮ったりして歩いていたが、
何だか段々気分が悪くなり歩くのが嫌になってきた。

何故か吐き気を催すし、ひょっとしたら熱中症?

西陽は容赦なく照りつけるし、
この体調ではあの地獄の登りは無理と4時にビバーグ決定。

苦労して登ったのに何と500メートルを下り、
200メートルを登り返すんだから地獄も地獄、大地獄。

北アルプスの「天狗の大下り」などここに比べたら天国だろう。



下り途中からの赤石とミヤマダイコンソウ


百間洞の小屋や遠く中央アルプス


翌日痛めつけられた兎から中盛他が勢揃いだ


ビバーグ地から赤石

それより何より体を冷やさないと拙いが、水は無駄にできないしと
考えてたらテントに敷いたビニール・シートがあった。

取り出したら水滴だらけで、上半身裸になり巻き付けたり脇の下に当てたりして冷やした。

どうにか落ち着いて寝床作りだが、これはすこぶる簡単。

このビニールを道に広げ、エアマットにシュラフを置いたら出来上がり。

フライを木の枝に括り付け、ストックを使い天井を高くした。

その後の強風で飛ばされそうなので、
シュラフに巻き付けて凌いだが雨の心配が無いのが心強かった。

暗くなったら正面に百間洞の小屋の白い灯りがポツンと見えていた。

本当ならあそこで美味いトンカツを食ってたんだなあ。

やる事も無いしさっさとシュラフに潜り込んだが、二度程小をやった後眠りについた。

何だか情け無い事になってしまったが、ビバーグ大好き人間で良かったなあ。

最初は熊野奥駈道の八経ヶ岳、次に合戦尾根の富士見ベンチ、
最後が三の沢岳手前のコルと三回意図的にやっていたのが役にたった。

二日目がビバーグとはトホホも良いとこだった。
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聖岳から悪沢岳 初日(落石危機一髪)

2014年07月28日 | 南アルプス

山行日:2014.7.22


前日、静鉄ジャスト・ラインのバスで静岡から畑薙ダムまで3時間、
東海フォレストのマイクロで1時間もかけてやっと椹島ロッヂに到着。

18年前と違って随分綺麗になっていた。
コイン・ロッカーまであるのに呆れた。
テント場は綺麗に整地されており、離れて張るように工夫されていた。
1番の横は10番次に2番という具合。
なかなか上手いやり方だ。

ロッカーは例えば椹島ロッヂでの前泊後泊をテントにし、
山は小屋泊まりにするのに余分な荷物を置ける。
山で知り合ったオジンによると、椹島ロッヂの料理は不味いらしい。
重くて美味いものを置いておけば十分。

東海フォレストのバスを利用するやり方を書いておく。
入山で乗る時に3000円払う。引き換えに「東海フォレスト施設利用券」を
くれるから、山小屋やロッジの利用時に渡す。
支払額から3000円値引きしてくれる。
帰りのバスは小屋かロッジで素泊まり以上の支払いした領収書で乗車券を貰い乗る。

   

テント場(右から二つ目がマイホーム) ロッカー室  登山小屋の外観と内部(昔の材木を使っている)




さて初日の聖平小屋までの道だが、
コース・タイム7時間ちょっとのところを11時間もかかる体たらく。

この登る途中落石で危うく死ぬ目に遭ってしまった。

聖沢吊り橋手前にあるアルミの桟道近くで発生した。
歩いていたらガラガラとドデカい落石の音がしたので、
注意しながら歩いたらアルミの桟道が出た。

数メートル手前で止まり、上を見た途端一抱えもあるのが
落ちてきてパイプの手すりにぶつかり、桟道下部に引っかかったまま残った。
その後に遭った下山者にはアナウンスし、素早く通り過ぎるよう促した。
その後小屋関係者が降りて来たのでその旨伝え、注意書きをするように言った。

山をやり始めて初めての経験だったがヤバかった。
五秒速く歩いていたらどうなってたか分からない際どさだった。

2000年にこの聖の下山途中行方不明になった
会社のOBもこの落石にやられたのかも。

滑落や道迷いするコースでは無かったし、
当時の俺より山力のある人だったんだから。

四段の滝の鑑賞場所の滝見場と言うのが山と高原地図にはあるが、
現地には何の標識も無かった。

後何キロで小屋とかの案内板が殆ど無いので現在地を特定し辛い。

おまけに二十年前の地図で道が付け替えられており、
なかなか脚も上がらず、17時過ぎのテント場着になってしまった。

こうして何だか嫌な感じで初日が終わったが、
途中で綺麗な色のトリカブトが出てきた。



出てきた花と景色

    

オサバグサ  ミヤマカラマツ  ユキザサ  ゴゼンタチバナ トリカブト


 
イブキジャコウソウ   二枚目は全く分らない


ハクサンシャクナゲ



  
四段の滝・二枚 遭難碑から見下ろす沢 

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いよいよ出発

2014年07月21日 | 南アルプス
シュラフは外になったがまあまあコンパクト



6時前に目が覚めてしまった。

昨日は高尾の蕎麦屋で「酒の会」。

K氏夫妻・S氏・Y氏と一緒に昼酒。

結構飲んでたみたいで、八王子で乗り換えるのに、何と国立まで乗り過ごすポカ。

目が覚めたら国立だったんだが、東京まで行かずに助かった。

そんな風で昨夜は爆睡したらしい。

今夜と明日朝のパック飯を温め、湯をテルモスに入れ、
パッキンし直したが、キャンプ必需品のビーサンも入れた。

小田原からJRに乗り換えたが、沼津での乗り換え時間が2分しかなく、
ビーサンで走ったがヤバかった。

ホームが違って階段を下り上りしなきゃあ駄目なんだ。
同じホームにすれば良さそうなもんだが解らん。

どうにか間に合ったが、天気がすっきりしないなあ。
晴れ間が出て来たから、どうやら今日でやっと梅雨明けだな。

ちょっと長過ぎたが、いよいよ夏山シーズン突入だ。

南アルプス方面は雲に隠れてるぜ。

明日からは晴れるだろう。
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聖岳は北上する

2014年07月17日 | 南アルプス
確度は低いが25日に雨マーク。

千枚からの南下ルートだと聖越えで雨に降られる。
一番辛い歩きに雨など真っ平だし、雨具も頼りない。

それと先に食料を使って軽くした方がダメージが少ない。
アルファ米とフリ-ズドライなんだが、ロングコースだから少しでも軽い方が良い。

聖平までの登りが千枚からのよりも辛いかもだが、どうせノンビリしか歩けないのは同じ。

6:40から歩きだせるから、遅くても17:00までには辿り着けるだろう。

翌日が正念場の聖越えだが、ズルズルの砂道の登りと兎岳などの、
ドデカいアップダウンをこなせば、あの熱々の豚カツが待っている。

歩く途中でタンパク質を摂取できるのは最高。

チマチマした食事を出す小屋が多いが、こんなシンプルでボリュームたっぷりの方が良い。

去年ヒュッテ西岳で一緒になった超ベテラン女性もそう言っていた。

大昔に甲斐駒をやった時に、マグロの刺身やらなにやらが、
チマチマと盛られたのが出てきてげんなりした事がある。

山の食事はシンプルでボリュームたっぷりが一番だと思うが、
女性客の増加が影響しているのかも知れない。

この百間洞山の家の豚カツが無くならないように祈ろう。

これでエネルギー補給したら、赤石への長い登りもこなせるだろう。

21日の海の日から移動して、26日下山・帰宅にする。
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聖岳の歩き方

2014年07月08日 | 南アルプス
一番オーソドックスなやり方にする。

椹島ロッジからの周遊で、悪沢岳から赤石岳・聖岳と、
南ア南部のビッグ3の頭を踏む贅沢な道。

これをテントで寝て、食事は小屋で食べる老人スタイルで歩く。
ちょっと体はしんどいが、財布には随分と優しいぞ。

何せ一泊二食9,000円もするのが、
食事代3,000円とテント代600円で済む。
最後の聖平小屋では自前の食事にするが。

但し、東海フォレストのバス利用には山小屋に寝るのが条件なので、
豚カツが出る百間洞山ノ家を使う。

翌日が地獄の兎・聖越えだから、エネルギー補給にもってこいだ。
千枚・荒川・聖平の小屋に幕営するが、先日の大雪歩きよりは荷は軽くなる。

大雪では食料だけで3キロ近くになったが、最後の聖平でのと昼食のみで済むから、
多分テント一式担いでも軽くなる筈だ。

今回はレトルトのカレーは止めて、フリーズ・ドライのにして軽くする。
それとアミノ・バイタルとユーグレナで疲労軽減とビタミン他の補給をする。
どれだけ効くか確認できるし、効けば今後の歩きが楽になる。

初日の千枚までは長いが案外と楽な歩きだった覚えがある。
翌日は荒川小屋までのノンビリ歩きであの大花畑を楽しもう。
大雪の花を見た後では物足らないのは当たり前だが、
ハクサンイチゲの塊だけはこっちが凄いだろう。

静岡からのバス代が3,100円だが、荷物込みだからまあ納得。
島では奈良尾・青方間が1時間乗らないのに1,140円なんだから。

あと二週間だが、徳沢と蝶ヶ岳で幕営して槍・穂高の眺望を楽しみ、
食料やら歩きの事前練習に替えよう。

この超大型台風の後がチャンスかも。
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東海フォレスト9000円!

2014年05月18日 | 南アルプス
南アルプス南部の小屋の一泊二食料金だが、とうとう北アルプス並みになっちまったぜ。

何せ素泊まりが6000円なんだからなあ。

夕食と朝食で3000円という事なんだが、こりゃあテントで寝て小屋の食事かな。

テント・シュラフ・マットで3キロか。

あの大崩での体たらくではとんでもない感じなんだが、小屋で寝るのは嫌だし何とかしたい。

幸い夏山だから衣類が軽いのとガスカートリッジもハーフサイズにしたりして極力軽くしよう。

8キロ以内にすれば何とか歩けると思うが。

ここは稜線に出てからが正念場だし、とにかく軽量化が鍵だ。

着替えは山中一組と移動用のみにし、食料は全てフリーズドライで一日分。

行動食は軽くて高カロリーの物を探そう。

島ではとにかくロング・ウォークをやりまくろう。
山王山のピストンでは間に合わないみたいだ。

あの教会ウォークをもう一度だな。
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北岳は撤退!

2013年07月17日 | 南アルプス
夜中から雨になりやる気をそがれるし、
曇りから午後は雨とかな上に、脚が上がらずでは
右俣からのきつい登りはとても無理で早々と撤退。
大樺沢二俣遥か手前の崩壊地へ渡る前に引き返した。

大樺沢は押し出された土砂で埋め尽くされており、
昔の面影は無くなっていた。

そんな訳で大した情報は無いが、一応残雪状況と
広河原山荘と大樺沢下部の状況を書いておこう。

残雪は八本歯の梯子取り付きまでビッシリある。
今週末にこの左俣ルートを歩く人は頭に入れておくべし。
アイゼンも日が昇ると雪が腐って役に立たないかも。
大樺沢は橋も途中までに四本あったし、危険な所は無く
涼しいのは相変わらず。但し左岸に移ったらかんかん照りだから
結構辛いだろう。

 
残雪ベッタリ・左の短い方が梯子の取り付き点  振り向くとピラミダルな高嶺?

  
サワグルミの木と名前が分からない花

  
大樺沢下部の荒れよう

   
出てきた橋・下流から順に四つ


広河原山荘の食事はそれ程でもなくなっていた。
昔娘と食べた時(19年前)はもっと良かった気がする。
夕食1800円・朝食1100円・弁当1000円。
弁当はバス停で食べてた北岳山荘のと変わらなかった。
もうちょっとグレードを上げても良かろうにと思ったが
値段が安いか。

食事時間は朝夕それぞれ5時ですよ。
山の上の小屋よりも早い?
まあ、ここから北岳に登るにはこの位早い方が良いけど。
食堂が暗いのはいただけないが、客がたったの6人だったからかな。

  
夕食・朝食・弁当

  
外観・右がトイレ・テント場独占

    
色々と売っているがテント利用者には要らないか

 
降りて食べるのに良さそうなモーニング


昔のアルペンプラザが「インフォメーションセンター」に
建て替えられていた。


立派な外観・中も結構面白そうだった

しかし、いよいよテント担いだ縦走は無理と悟ったから
次ぎの白馬から朝日への歩きも再検討。

とにかく人の多いのにはウンザリだから、大雪渓からは
止めて白馬大池から朝日を目指すのが本命。


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北岳は順延

2013年07月14日 | 南アルプス
15日は天気がイマイチなので一日延ばす。
平日の方が全て空いているから良かろう。

腰に張りがあるから今日と明日はプールで歩いてこよう。
七月に入って五日間と結構山を歩いて身体も音を上げたかな。

今日問い合わせたら、大樺沢上部にも残雪があるらしい。

結構な斜度だし、雪が腐ってアイゼンも効かないだろうから、
二俣から右俣コースでピストンだな。

頂上を二回も踏む必要もないが仕方ない。
リスクは少ない方が良いに決まってるからな。

初日は広河原山荘だから甲府からの最終バス13:00に
乗れば良いから早起きしないで済む。

ここの食事は19年前に娘と泊まったがなかなか旨かった。
荷揚げの必要がないのだから当然だが。
ワインが一杯付いてたような記憶がある。

北岳山荘の食事もまあまあみたいだから、食べる楽しみはあるな。

いつもはアルファ米にレトルトのカレーや丼物と
スープ・味噌汁・ラーメンだからなあ。

二日目の右俣からの登りが問題。
大昔にT氏と白根三山縦走の時にメチャメチャ時間がかかった覚えがある。

コースタイムは7時間だが、10時間は絶対かかるから6時には出たいが。

途中バテて駄目だったら、肩の小屋に寝れば良いから気は楽だな。
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海の日から北岳

2013年07月12日 | 南アルプス
三連休はパスだが、最終日からなら空いているだろう。
近くて交通費も安いし、満足度の高い大好きな北岳へ行く事にした。

ここも随分とご無沙汰で、頂上に立つのはいつ以来だろうか?
ブログで調べたら何と2002年のキタダケソウ以来だよ。
11年ぶりなのか、ちょっとご無沙汰し過ぎだな。

今回は幕営して小屋の食事というのをテストしに行く。
21日の週から白馬から朝日への縦走をこのやり方でやる予定だが、
一昨日の極楽平から檜尾避難小屋までの歩きで自信喪失で、確認の
為にも歩くつもり。

広河原山荘と上の北岳山荘でテントを張って食事だけする。
俺みたいな軟弱オジンにはぴったりのシステムだな。
一人用テント(3KG)・ヘッドランプ・シュラフ・エアマット・
下着の替え・雨具・冬用下着一式これだけに切り詰めたら、
行動中の水・お湯と非常食・行動食を入れて8キロ位で収まるのでないか?

とにかく軽量化を徹底しないと長丁場の歩きは無理。
昼も弁当を頼んでお湯も貰おう。
万一の為にメタは持って行く事にする。

お目当てはちょっと早いと思うが、タカネマンテマが見られれば最高。
それ程の花では無いが見た事がないから一度は見てみたい。

二俣周辺で結構な花があるだろうから十分に楽しめるだろう。
久し振りにミヤマハナシノブに会えるかな。

トラバース道ではキンロバイの黄色だな。
これは四年前の塩見から広河原の時に見ている。

11年振りとはなあ、道も広がっているだろうし、
小屋も少しは変わっているかも。






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北岳は順延

2012年07月25日 | 南アルプス
なでしこのカナダ戦が深夜あるらしい。

こりゃあ見ておきたいから3時まで起きてるし、
北岳の天気もスッキリしないみたいだから一日順延。

広河原からのバスも土日は16:30だが
平日は16:10と早いから金土でやった方が良い。

20分の違いは案外とでかい。
少しでも時間に余裕があった方が良いに決まってる。

できれば広河原山荘でシャワーを浴びて帰りたい。

しかし、車の人達は下山して温泉に入ってから帰ってるが凄い。

俺は疲れてとても運転どころじゃないと思う。

多分下山して一晩寝て翌朝帰るパターンだろう。
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北岳のタカネマンテマ

2012年07月24日 | 南アルプス
夏山も残り少なくなった。

田舎に渡る前に大崩の三里河原で遊ぶが、
今週北岳のタカネマンテマを見に行ってみよう。

御池で幕営して八本歯から廻れば花は充分楽しめるから一泊二日で大丈夫。
わざわざテントを背負って北岳山荘まで歩く事もなかろう。

北岳は随分と昔に登ったきりだ。
確かキタダケソウを見に行って、帰りに頂上を踏んで下山した時以来だぞ。

調べたら十年前だったから久し振りも良いとこだ。
三年前に塩見から縦走した時は八本歯から降りたからなあ。

花を楽しむには北岳が一番手っ取り早い。
種類は多いし行くのも比較的楽だ。

おまけに眺望も目の前に甲斐駒・仙丈・鳳凰三山、
八ヶ岳に北アルプスと中央アルプス、富士や塩見・悪沢など豪華絢爛その物だ。

食料も御池まで担ぎ上げれば済むから、結構贅沢できる。
コンビーフとマヨネーズ、ピーマンとキュウリをパンに挟めば超贅沢な一品だ。

今まで一度もやった事がないが絶対美味いに決まってる。

後は米もアルファ米でなくて良いし、カレーも美味く感じるだろう。

水場がしっかりしているから助かるなあ。
肩の小屋は結構降りなくちゃならないらしい。

明後日から遊んで今年の夏山は終了。

8月末に戻ったら上高地でテント連泊のマッタリ・ノンビリを楽しむ事にしよう。
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70で北岳を楽しむ[2]

2012年05月20日 | 南アルプス
さて3日目は下山だ。朝一番で頂上をピストンして大パノラマを満喫しよう。なにせ北岳以外の山が全部見えてる感じがする素晴らしさだ。

右俣には寄らず真っ直ぐに降りよう。両手両足を使えば老人でも大丈夫な道だ。

大きな段差は後ろから降りれば楽だぞ。樹林帯は滑落する危険が無いのが一番だ。掴んだ木が折れると即転倒だからちゃんと確かめて掴む事。

この樹林帯は御池小屋からだから、小屋で中休止してエネルギー補給してから降りだそう。

山の中でのんびりしたければ広河原山荘で泊まっても良いだろう。娘と一度泊まったが結構美味しい食事だった。

俺は当然その日にバスに乗って帰るに決まってる。

さてザックの中身だが、必要最低限にしないと重くなる。問題は一人か連れがいるかだが、さすがに俺も単独はやれないだろう。できれば体育会系の次男坊に同行してもらおう。そうすればツェルト替わりのフライやガスを持ってもらえる。

水、ヘッドランプ、衣類、行動食、テルモス、コップ、ラーメン程度だからデイパックで充分。

こりゃあ5キロ以内で収まるんでないか。

これなら70でも北岳の眺望と花を満喫できるだろう。
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