大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

途中で嫌になった山の話

2016年04月04日 | 山その他
20年以上山歩きしているがさすがに歩くのが嫌になった山は少ない。
好きで歩いているのだから当たり前だが、
しかしやっぱり嫌だと思った山はあるんだ。

今日は雨と波で釣りに出られないからこんなのでも書いてみる。

しかし思い返してみるとどんなロングコースでも嫌になる歩きは殆ど
無いのだから山歩きというのはよっぽど楽しい物らしい。

あの塩見から熊ノ平への道も途中の樹林帯歩きはウンザリしたが、
歩きたくないとは思わなかった。

さてそんな楽しい山歩きなのに「もう歩きたくない!」と思った山とは。

まず頭に浮かんだのはあの越後駒から中ノ岳の歩きだ。
一昨年の10月に歩いたが、中ノ岳への登りで次から次に出てくるニセピークに、
もう歩くの止めて帰りたいと思ったくらいの辛さだった。

ガスで周りが殆ど見えずただ黙々と歩くだけだったからなあ。
荒沢岳や八海山などを見ながらの歩きだったらそんな気にはならなかったろう。
とにかく次から次に出てくるピークでやっと頂上だと喜び、
先があるのを見てガックリするのを繰り返して身も心もズタズタ。
この時ばかりは家に帰りたいと本気で思ったんだから辛かった。
多分この先もこんな辛い歩きは経験しないだろうが、体力さえあれば
晴れた日に逆コースで歩いてみたい気はする。
シラネアオイの咲く初夏なら最高だろう。

あと一つ嫌になったのはあの大好きな大崩山での歩きだった。
この時は体調がイマイチだったみたいなのと幕営装備の重量が遠因。
これも上記と同じ一昨年だから、この年の呼吸器の調子がイマイチだったのかも。

涌塚尾根の登りに四時間以上かかってるから体調不良だな。
とにかくやっとの事で辿り着いた袖ダキから、稜線通しに歩くのを止めて
巻き道コースを選んだのがドツボだった。

巻き道で楽かと思いきやとんでもない道だった。
滑りやすい岩場のトラバースや小さなアップ
ダウンが多くてホトホト嫌になったが、さすがに大崩と脱帽だった。

まあ歩くのが嫌になったのはこれくらいだが、
まだかよまだかよと毒づきながら歩いたのは数知れずだ。
コメント
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