大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

ビバーグ講座 入門編

2017年08月05日 | 山技術
少しは役に立ちそうだし一応書いておこう。
山歩きの選択肢が広がって楽になる筈だから。
当然これを見てやってみようと思う人間しか
見ないだろうから無駄にはなるまい。

先ずは俺のビバーグ体験。

1.奥秩父ミズヒ沢での遭難ビバーグ
2.大峯奥駆道でのビバーグ
3.中ア・三の沢岳でのビバーグ
4.合戦尾根でのビバーグ
5.聖岳でのビバーグ

1.だけは本物のビバーグだが他は意図的な物で
  これがお勧めのビバーグ。
  意外と少ないが若くて元気なら毎年でもやっていただろうに。
  覚えるのが遅過ぎたな。

このビバーグの良い点は自分の好みの場所で寝られる事。
大混雑の小屋で寝る事も無いし、何より詰まらぬ他人の話を
聞かされる事も無い。

理想的なのは小屋へ1時間以内の場所でのビバーグで、
4の合戦尾根・富士見ベンチでのビバーグがこのケース。
歩き出して直ぐに合戦小屋だったから朝の儀式も悠々だった。

ビバーグに必要な物は

1.グランドシート(省いても可だが)
2.ツェルトかフライシート
3.エアマット
4.シュラフ

俺はツェルトを買うのが勿体無いからエアライズ2の
フライシートを使っている。
軽量化するなら当然ツェルトだろうが。

当然雨の恐れの無い時にやるから2は不要なんだが、
万が一の為に持って行くし晴れても使ってる。

寝る場所は樹林帯の小広い平坦な所だから、
歩いていてそんな場所が出てきたら即決める事。
その後出てくるかどうか分らないから。

2と5でフライシートを張ったが、
3は道に寝たし4はベンチだったから未使用。

カミさんには良く山の中で一人で寝られるわねえと言われるが
一人だから安全なんだよ。
他人は何をしてくるか分らないんだから。
山の中にたった一人しかいないと思うと嬉しいくらいだ。

この歩き方での利点の一つに入山が遅くても良いという点。
それと小屋と違って時間の制約が無いという事だな。
営業小屋だと遅くとも4時には入ってくれとかだし、
歩きが遅い俺には結構プレッシャーになるから。

合戦尾根の場合はノンビリと3時過ぎに登りだして
下山の連中は変なジジイだなと思ったろう。

テントでの野営もまあビバーグみたいな物だが、
これは去年の伊豆縦断や箱根・明星ガ岳他でやった。
花の季節で大混雑の山の時には持って来いの歩き方だ。
シャクナゲの天城山とかヒカゲツツジの坪山とか。

一人でも大丈夫だったらやってみる手だろう。
次回は実践編を俺の例から書いてみよう。







コメント (2)
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盆休みに薬師岳ピストン

2017年08月05日 | 北アルプス
旧盆が晴れたらやる事にしよう。
一応バスの手配は済んだし晴れるのを祈るだけ。

山の日の三連休はどこの山も激混み必至だからなあ。
この時期に山の予定など組めない。
精々近場の奥多摩や丹沢辺りで遊ぶ程度だ。
日差しを避けて給水を上手くやれば結構歩ける。

理想は10・11で奥多摩で遊び、
12・13に完全休養して夜行バスだな。

折立からの上りは1870.6mの三角点迄の
3時間を頑張れば後は比較的楽な歩きだ。
それでも郎兵衛平まで4時間近くかかってしまうだろうが。

太郎兵衛平からは3時間程度で薬師岳山荘だ。
軽い荷だからもうちょっと早く着くかもしれないが、
ロートルの身としては10時間と踏んでいた方が無難。

頂上はあまり拘らないが今回は行かないと意味無いからなあ。
翌朝に一番でピストンして食事にしよう。
食べた直後の登りは亀足状態になるからなあ。

4半時から動き出せば7時半には下山開始。
バスは13:30だから持ちタイム6時間。
CT5時間だから十分間に合うだろう。

一昨年の下山記録を見てみたらノンビリ歩きで
太郎平小屋から4時間で降りていたから楽勝かな。

小屋の混み具合はどうだろうか?
5日は予想通りの大混雑だったみたいだが、
14日の夜だからそれほどではないと思いたい。
見知らぬオヤジとの同衾など気持ち悪いから
薄いシュラフを持って行こう。
空いた所に寝れば少しは楽だからな。





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