大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

庭の上手な管理法など

2017年09月06日 | 職人修行
一戸建ての庭の管理は結構大変だ。

先ずは金が掛かるというのが大きい。
今は裕福な親から子への移譲が多いが、
実際に子が住む事は少ないみたいで、
放置したり伐採したりするケースが多々ある。

まだ60代で庭がある人には少しは役に立つかもと
思って書いてみる事にした。


先ずは庭は空間を活かせ。

とにかく殆どの庭で木が混み合っている。
最初に家を建てた時に植えたのがほぼそのまま状態。
当然混み合っているし隣家との境界は殆ど枝が越境してる。
だから越境してるのを切ってくれとの依頼ばかりだ。

年月が立つに連れて不要か邪魔な木が出て来たのを
放置した結果だが、普通は鬱陶しいし日当たりが悪い。
良く見れば色々と取ってしまうとスッキリするなあと
思う木が結構あるのに気付くだろう。

結構柿や柚子・金柑などの果樹があるが、
極力自家で消費する分くらいの実にして樹形を小さくする事。
特に柿は大きく広がるから日当たりを悪くする。
基本的に横に広がらせる木だからな。

それと前にも書いたが南天とか千両万両などは
使うだけを残して余分なのは切るべし。
放っておくと庭を占領されてしまうぞ。


次は剪定を頼む時期だな。

夏は基本は剪定には向いていないし、
花木は花が終わった直後が最適だ。
現実はそうも行かずに3・4月以外仕事してるが。

殆どの庭に椿・山茶花・躑躅・皐月があるだろう。
椿・山茶花と躑躅・皐月との花期が違うのが困る。
二回も頼むのは費用が嵩むしなあ。

まあ、両方がある庭なら仕方ないから五月の躑躅・
皐月が終わってから剪定を頼むんだな。
椿や山茶花は枝の先端に花が咲くから何とか
最小限残せば花を楽しむ事はできるだろう。

この椿・山茶花の剪定の胆は梳かしなんだから、
刈り込まなければ十分花を楽しむ事はできる。
シルバーだと時間が無いから刈り込んで仕舞うが、
刈り込まないでくれと言えば良い。

木が大きいと作業時間が長くなるが、
花を楽しみたいなら費用が嵩むが仕方ないな。
割り切って花は諦めて梳かし最優先もありだな。
刈り込んでも少しは花芽が付いたのが残るから。

前後するが職人が来た時に希望する作業をちゃんと言う事。
作業する身として一番頭に来るのが作業後の依頼なんだ。
これをやられるとマジで「最初に言えや」なんだよ。


鳥が運んだ種から出てきた木は小さい内に取り除け。

もう色んなのが大きくなってしまっていて、
普通に最初からあるように育ってる木が多い。
隣家との境界に近過ぎる所にある木は殆どそうだ。
職人に鳥が運んで来てるのは切ってくれと頼み、
分らなければ訊いてくれと言えば良い。


最後に心付けについて

はっきり言えばどんな接待よりも俺はこれが嬉しい。
たとえ500円玉一枚でも。
滅多にないからこそ嬉しいのだが、
茶菓子とお茶なんてまあ嬉しいというか普通だし、
朝一で心付けを貰ったらマジで嬉しい。

昨日は80代のお爺さんが何も出せないからと
渡してくれたが、嬉しくて余分な除草までした。
昨今は何も出さないのがチラホラあるご時勢なんだし、
こんなお爺さんは流石だなあと感心する。

因みに今まで全てお爺さんからしか貰ってない。
お婆さんは接待してくれるからそれで十分だし、
心付けなどゆとりあるお爺さんしかやらないよなあ。






コメント
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