大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

幌尻岳でまた沢の死亡事故

2017年10月15日 | 山技術
昨日久し振りに図書館で山渓をチェックした。

特集記事が高尾山だったのには呆れた。
こんなのをわざわざ買うのがいるんだろうか?

今年の夏山の事故は減ったが単純に天気が悪くて
登山者が減っただけだろう。

奥多摩の遭難事例の記事は面白かった。
道迷いの事例だったがこれが遭難の原因の大半だろう。
作業道や獣道に引き込まれるのがよくあるから
地図でちゃんとチェックしないとダメだな。
間違ったポイントを写真付きで載せているのが良い。

さて沢の事故だが屋久島でのは知ってたが八月末の
幌尻岳でのは知らなかった。
広島の山岳会パーティーの3人が死んでいた。
確か屋久島も3人死んでたなあ。
この山は沢の事故で度々死んでるのに山岳会が
やらかしたというのが良く分からん。

ロープを固定して渡っていて流されたと言うので
頭が混乱したが手で持って渡ったんだな。
普通は簡易ハーネスとカラビナ・シュリンゲでロープに繋げて
渡ると思うんだがなあ。
水嵩が1メートルで幅が10メートルだったとかで
普通なら渡る気は起きないのに手で渡るなんて無謀。
実際にどうやってたかは分らないからあくまで想像だが。

この幌尻岳登山の肝は沢の渡渉なんだから
単独だろうがパーティーだろうがこれをどうするかだ。

単独だとちと面倒だし、この事例を見たら30メートルくらいの
長さのロープが必要みたいだ。
これにシュリンゲ3本とカラビナ3個か結構な荷物だな。

渡り方は以下だろうか、違ってたら教えて貰いたい。

1.ロープを固定してハーネスのカラビナに絡ませながら渡る?
2.渡り終わったらロープ固定してピンと張り、
  プルージックでシュリンゲをロープに付けてハーネスに固定。
  シュリンゲを動かしながら対岸に戻る。
3.固定したロープを外して1.の方法で渡り返す。

1と3の方法だとカラビナに8環の方が良さそうだが、
この手元でのロープを張らせながら渡るのが難しそう。
それとロープの末端はハーネスのカラビナに繋いどくだな。

とにかく命を無くさない為にやるんだから少々面倒でも
確実性の高い確保方法で渡ると言う事だな。

実際にやるとしたら膝下くらいでも渡るのは止めるだろうが。

この山での沢事故は結構パーティーがやらかしているから
確保手段に問題があるんだろうとは思う。






コメント
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