大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

新潟親子遭難に思う事 改訂版

2018年06月20日 | 山その他
やっと見つかったみたいだ。

それにしても発見された場所が
あまりにも登山道から離れ過ぎだ。

ヘリから発見したという事は昨日初めて飛んだのだろう。

迷い込んだら沢筋に下る可能性が高いのだからもっと早くに飛ぶべきだった。

それにしても午後2時頃から登りだすやら、
山登りとはとても思えない装備など不可解な点が多い。




というのが遺体発見の報道に対する感想で、書きかけのままにしていた。
で一応この遭難について纏めておこうと思う。
この遭難から今後に活かす何かを掴めば二人への手向けになるだろうから。



相変わらず報道は糞のままでどのルートを歩いて何処で道を
外れたのも分からない。
報道の側は遺体が発見されたらもう取り上げる価値も無いのだろう。

発見された場所から考えると松平山への登り途中で迷い、
南側への尾根に迷い込んだ可能性が高い。


6日の朝の下山連絡後に迷い込だんだから携帯も圏外の可能性がある。

捜索もまずは電波の届かない南側の尾根と沢に集中すべきだったのに、
方向違いの赤安山を捜索とは理解不能。

家族が連絡を受けて駐在に相談したらしいが、
どんな話をしたのか不明ではなあ。

朝に下山する旨の連絡を受けたら普通は黙って待つだろう。
それを駐在に相談なら携帯に電話したが繋がらないで不安だと言う位だろう。
夕方まで待ってから遭難届けが普通だろうから。

そうすると警察の初動が遅いと言うのは的外れだろう。

下山すると連絡した時に「松平山の手前から」とか
現在地を言っておくべきだった。
そうしていたらもっと早くに発見されてたろう。


以下この遭難の問題点。

1.服装・装備がお粗末
2.出発時間が論外
3.携帯での連絡がお粗末

この三つが重なっての悲劇だが、一番は上に書いたが携帯連絡の不十分だ。

せっかく携帯が通じているのに下山地点を言わなかったのは大ポカ。


道迷いに対する一番有効なのは現在地が分かるスマホの地図ソフトだろう。

俺はガラホだから無理だが9月には格安スマホにしてこのソフトを入れる。

それと携帯をちゃんと使う事だな。
こまめに現在地をメールしたり電話するべし。


6月20日追記

これをアップした後でネットで調べていたら
どうやら正解と思われるルートがあった。

二人は松平山に登り五頭山に向かい、
途中で左に直角に曲がる地点を直進したらしい。
このルートで倒れていた地点に着いたんだ。
反射板跡と大日清水と言う水場を過ぎて
右に直角に曲がり少し歩いて左に直角に曲がる地点だ。
2時から登り出したとの報道だったが
実際は1時半頃松平山の八合目で目撃されていた。

上の俺の予想ルートだと沢に何本もぶつかるから
発見された場所に辿り着けない。

ビバーグするとの連絡の時にGPSで現在地は
分かってると伝えたらしい。
それなら捜索も簡単だったのに何故か
方向違いの赤安山を探してるのが分からない。
連絡を受けた家族も現在地が分かってるならと
捜索願を出さなかったんだろう。

色々と不可解な事が多いが道を外したらGPSも
役に立たないという事例だな。

尾根歩きなら谷に降りだしたら変だと思うべきだし、
出会う筈のない沢が出てきたりしたら間違ったと判断すべし。

俺は登山道は踏まれて硬くなってるが
道を外したら地面が軟らかいのでそれを参考にしてる。




コメント (6)
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