大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

団体登山のデメリット

2019年09月28日 | 山その他

山歩きの心得として必ず出て来るのが「単独登山はやめろ」だ。

一人だと遭難しても発見され難いし、道間違いなどのリスクも高いなどの理由だ。

まあまあもっともだがそれは単独だから特別高くなる訳でもなかろう。

この俺はほぼ一人で26年山遊びしてるが怪我も遭難騒ぎも起こしてない。

それで逆に二人以上団体で歩くリスクを書いてみる事にする。


1. 予定を中止し難い

 体調が今イチとか雨模様とかでも簡単には中止できない

2. 自分のペースで歩けない

 花や眺望を楽しみたくてもできないし、相手のペースに合わせるのも苦痛

3. 単純に増える人数分だけ事故の確率が増える

4. 一人がトラブルと全員に被害が及ぶ
仲間が怪我して下山した後も歩きを続けるなんてちと無理

5.リーダーは 全員の調子に気を配る必要がある
グループから脱落者が出ないようなペース配分にするのが重要


とまあ結構リスクは多いんだぞ。

長野県警が出してる「島崎三歩の山岳通信」を見ても団体での事故が多い。

ちなみにこの通信の9月162号から165号までの登山道上での事故の集計では

団体16と単独8の件数になっている。

その内ツアー登山が5件もある。

 


俺にとっては団体登山のメリットはタクシーやレンタカーの割り勘だな。

最近は登山口へのバスが無くなってるのが多いから相乗りは非常に助かる。

 

単独行での一番のリスクの遭難時の捜索対策だが、家族・友人にコースを残して登山口での登山届けを出す。

尚かつ電波があればメールで通過位置を知らせる。

ドコモがせっせと登山道から電波キャッチできるようしてるから助かるな。

これを徹底すれば捜索範囲が狭められるから早期発見に繋る。

 ただし平成30年度の遭難者の死亡・行方不明の割合は単独の方が高いのは仕方無いか。

単独は1170人の内206人、団体は1960人で136人。

単独にはキノコや山菜採りの数も入ってるが、やはり単独だと滑落や道迷いは拙いな。

 

これからは登る山の標高は低くなるが、体力が続く限り単独行を続けて行く積もりだ。

 


コメント (2)
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