音楽の喜び フルートとともに

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出水でクリスマスコンサート

2013-12-26 23:44:46 | コンサート

今日は、お久しぶり。Iさんとデュオ、クリスマスコンサートです。

京都の出水のデイケアセンターのクリスマスウィークの一つです。今年秋に行った時に、もう一度と頼まれました。
忙しいIさんとくるみ割りでいっぱいいっぱいだった私は、22日に合わせて今日いきなりなので、朝早く牧野にIさんが来てくれ、練習してから出かけることにしました。

クリスマスということで、Iさんが用意してくれた楽譜は賛美歌が13曲。それから、ポルカを4曲。そしてジングルベルとふるさと、お正月。

賛美歌13曲はちょっと無理でした。うちにあったホワイトクリスマスを加えて、賛美歌を5曲までにおさえて。

柊かざろう、もろびとこぞりてなど、みんながよく知っている曲だけにすることになりました。
賛美歌の曲集は簡単なアレンジで音が少なく、シンプルなだけにちょっとした違いが目立ちます。
細心の注意を払わなくては。

シュトラウスのアンネンポルカ、ピチカートポルカ、鍛冶屋のポルカ、ラデツキーマーチの4曲。
こちらは、オーケストラで華やかなニューイヤーコンサートの曲ですが、フルート二本で華やかにするのはちょっと無理があります。

しかし、緩急があってダイナミズムが大きいので、シンクロするとデュオでもアンサンブルとして結構おもしろくなります。
ただし、繰り返し、ダ・カーポやダルセーニョ、コーダが多用してあって、短期決戦の今回は、どこへ飛ぶのか私はギリギリの把握です。
鉛筆で、ここまで吹いたらこことナンバーをふってみましたが、自信無い・・・。

お昼前に牧野を出て、そのまま出水へ。
行ってみるとちゃんと、大きな文字でクリスマスコンサートと私とIさんの名前を舞台の後ろに貼っていてくださっていました。

事務所中の控え室で、着替えて2時本番。
前来た時にお会いした方もたくさんおられましたが、違う方もいます。職員の方が、デイケアセンターで曜日に合わせて利用される方が違うと話しておられました。

ホワイトクリスマスでオープニング。そうそう今回はIさんがトッコtoocoフルートを買っていて、前半はそれで演奏。

「赤い色が、クリスマスでいいからと思って。」とIさんは、言っていましたが、どうでしょう?
私の家で演奏したときは残響が大きいので、大丈夫と思いましたが、ケアセンターは人が多くて残響が少ないため,初めの曲は音が捉えられなくて困りました。

ジングルベルは何人か歌ってくださって、落ち着いてくると、私がもっと音を絞った方が合うことがわかってきました。3曲目あたりからは、合うようになってきました。
そもそも賛美歌は、木管のような感じのtocco二本で吹いても良かったのですが、私はパウエルのゴールドしか持っていないので、かなり音の差があります。しかも私がセカンド。
思ったよりずっとp。これはこれで、かえって内省しながら演奏できてよかったかも。
拍手もしっとりとしていました。
京都はキリスト教の方も多いらしく、一緒に歌ってくださっている方もいました。

そして、ポルカ。こちらは、ラファンで吹いてくださいとお願いしました。
それは、正解。もっと華やかでもいい。

真面目なIさんが、慎重に演奏していたのが、ピチカートポルカで、私がトリオで旋律をとった途端に、テンポの緩急を極端につけてみたら、ちゃんとついてきてくれました。
びっくりしたかな?
心配していた繰り返しも、なんとか大事故ににはならずに演奏できました。

今年最後のコンサート。
今年も、呼んでくださり、聞いてくださったり、つながって紹介してくださったり、場を作ってくださったみなさんのおかげで、音楽を届けることができて、本当に幸せな一年でした。

本当にありがとうございました。

PS.写真はIさんと帰りに寄った伏見のレミューズ・カフェで頂いたシフォンケーキ。
音楽教室に併設されているカフェで、Iさんはそこでフルートを教えているそうです。
ハーフですが、喫茶にはグランドピアノも置いてあり、ミニコンサートなども開かれているそうです。
音楽好きなオーナーだそうです。また、場が広がりそうな予感です。