音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

パユ先生が試し吹きすると…。

2019-11-15 21:51:48 | 楽器
今回のマスタークラスの後にパユによるヘインズフルートとフォリジヘッドジョイントのスペシャルデモンストレーションがついていました。

先生によると どちらも フランスのメーカーの 技術者が アメリカに移って 創設した 会社です。

まず先生がヘインズの シルバー 引き上げ管でモーツァルトのGdurの協奏曲の導入部を演奏。
次にフォリジの頭部管に交換。
また同じ部分を演奏します。
ソルダードと、引き上げトーンホールでも比較。
それから、ゴールド のフルート。
先生はヘインズオール 14金 だそうです。
ここでもフォリジの14金を つけて演奏。

24金も。
フォリジの14金 ライザー24金。
オール24金。

それぞれ全然違います。
先生がおっしゃるには
ホールの大きさ、演奏スタイルに合わせて フルートを選んでいるそうです。
またオーケストラと室内楽 によって フルートを変えるそうです。
室内楽に溶け込ませるには銀のフルートが いいそうです。

またゴールドのフルートは 体が大きく息のパワーを十分に使える 人が 選んでもいいでしょう。

会場できいていると、 ずいぶん違いがありました 皆さんも自分で 一度は演奏してみては?

私は その前にフォリジの まさにパユ様が吹いた14金 ライザー24金の頭部管を試奏させて頂いていました。

先生が吹いて いらっしゃるのを聞くと ますます 良かったです!
宝くじが当たったら必ず買います😅…いつや!




ヴィリー ブルクハルト行進曲

2019-11-15 18:43:21 | 近代
夫が 台湾でもらってきたお菓子 の箱です。
蝶々が綺麗なので撮りました。
中身は

やっぱり蝶々!
あまさひかえめで 小麦粉と バターと ヨーグルト お砂糖の 素朴な パイ。
美味しいです。
台湾は年々 洗練されてきているような気がします。

今日も一日練習です 。
ブルクハルトの セレナーデ 三楽章。

ドイツ語で行進曲 マーチのことです。

ブルクハルトは1900年スイス ベルンで生まれです。
ドイツ、フランス、イタリアと国境を接し、大きな二つの大戦で中立を選び、原爆の製作を国民投票で放棄したスイス。

ブルクハルトのことはあまり伝えられていませんが、この行進曲は、一筋縄ではいきません。
旋律は昔からよくある旋律のようですが、ギターの和音は半音ずつ移動。

これが、異様なパワーを生んでいます。
エーレルトの半音階主義を継いでいます。


展開部

旋律もエーレルトばりの半音階がクール👍

ベーム式以降の金属のフルートと親和性が高いです。
ギターと合わせるのが楽しみです。




パユ様効果

2019-11-14 22:55:21 | 音楽
あんバタさん。
東京 出張に行っていたはずの夫が お土産と買ってきました。
どうしたのかと思ったら 一緒に連れて行ったドイツ人が北海道に一回行ってみたいと言うので 1日だけずれていたそうです。
「 ドイツと 気温一緒なんちゃう? 緯度一緒やし」
と言ったら
「 ドイツにそっくり」 ときも言っていたそうです。

朝ドラ「なつぞら」で人気になったあんバタさん。
写真撮らずに食べてしまった…。自分の食い意地がうらめしい。
hpから引っ張ってきました。

見た目よりも 軽い目。
おいしかった❣️

今日はパユ様の音を思い出しながらモーツァルトのGdurのコンチェルトを練習。

正確に楽譜通りに。

mollとdurの演奏に変化をつけて。
durは固く、スタカート短く、威厳にみちて。
mollは 柔らかく 長めのスタカート メロディックに。

おもしろい!
光と影、 表と裏。
明るさと暗さ。
喜びと悲しみ。
durとmoll の違いを色々な人が色々な言い方で 表現してきましたが、 具体的に 奏法としての表現を教えてもらったのが実践しやすく分かりやすかったです。

パユ様、ありがとうございます🤗❣️



エマニュエル パユマスタークラス②モーツァルト

2019-11-13 22:24:21 | レクチャー、マスタークラス
エマニュエル パユマスタークラスの2曲目はモーツァルトの協奏曲第一番Gdur K313
受講生は去来川萌子さん。



Allegro maestosoで 演奏しましょう。
威厳に満ちて という意味です。
キャラクターを大切に チャラチャラせずにシンプルで大きな動き で

mollは落ち着きを持ってしっかりとコントロールを保って演奏しましょう。

アポジャトゥーラ 装飾音符の 前打音 は少し残す感じで 。(長くする というイタリア語から出ています。)

36小節目 落ちていく ところを繊細に
36 37が質問で 38からが回答です。

40小節目の八分音符のアルペジオ 上がるエネルギーで 短くスタッカートで
41は 落ちていく形で 少し長く 4拍目急がない。
46からマイナー 悲しく 悲しくメロディックで
47は 音は長く テヌート 水平に吹き続ける。
息はゆっくり。
50では 新しいmoll。
46では付いている付点が 50では ついていない。
モーツァルトの時代はトラヴェルソ で 音量の大小があまりつきません。
アーティキュレーションによって 表情の変化をつけましょう。
クヴァンツの本はアーティキレーションの参考にできます。
オーケストラ譜にも フルート譜にはついていない アーティキュレーションがつけられています。

ブレスについて ゆっくりとると テンポも遅くなります。
ブレスにストレスを感じると指回らなくなりますオーケストラがやっている あいだ 自分が吹く 前で1小節はブレスに当てましょう。

ピアノを聴いていれば よくわかりますか61小節目からまたmollです。
悲しい表現です。
64小節目からの下降形は 落ちてくる表現ですが活性化 します。
ゆっくり丁寧に練習しましょう。
スラーでくくった二つの音をしっかりコントロールされたテンポで 何日も。
難しいことがあると 問題の箇所を見つけて 息をサークルのようにゆっくりとゆっくりと なんでも練習しましょう。
ファ# ラ の音は 指がバラバラになりやすいです 左が早く 右がゆっくり動きがちです そういうところを見つけるのです。

66から69 は一つの フレーズで。

72 からmollは長く durは短く表現しましょう。
70から73は 一つのフレーズで。
77 はフレーズの終わりではありません。 この後は オーケストラとtutti で吹きたいです。
それがこの時代の トラディショナルであると思います。

81はメロディック下がり、上がるメロディです。
8485はそのメロディー のの発展形です。
104の音階は フレーズ半ばの 上昇形の音は大きくしてもいいけれども 後のものは大きくしない。
105アクセントにしないで宙に浮くようなサスペンションで。
114のアルペジオは ジャグリング。
mollは長めにメロディック
柔らかく舌は 口の歯から遠く。
スラーの方に アクセントをつけず、 スタカートの方を大事に。

モーツァルトは音階と アルペジオでできています。
本当に純粋な音楽です慌てないでしっかりコントロールしましょう。
126 ソミシソミと 音楽的な構築を考えましょう。

mollに行きたいdurと軽く柔らかいmoll。硬いdurとのせめぎ合い。

トリルは基本上から ミニマムなロジックを考えましょう。
135からの トリルがあっても メロディーを考えましょう 同じ形が続きますが 人間は同じことを繰り返しません 2回目同じことをするのはマシーンです。
バロック クラシック ロマンティック 全て人間的です。
145で出てくる 三連符 です。
オーケストラと一緒です。
バスの音だけではなく ちゃんと三連符で吹きましょう。
ここで時間になりました。


エマニュエル パユマスタークラス①

2019-11-12 23:24:18 | レクチャー、マスタークラス
今晩はエマニュエル パユマスタークラス2019 11/12
ドルチェ楽器大阪店18:00~。



一曲目はジョリヴェのフルート協奏曲。
受講生は横井茂虎さん。

ピアノ伴奏がなく フルートソロでの受講でした。
パユ先生 曰く フルートソロで この曲を聴けるということは 詳細が聞こえる。
一人でやるので音質が良くなります。
練習の時 ピアノからフォルテシオモまで 音が美しくあることを目指す いいチャンスです。

クレッシェンドで 空気を 入れすぎると音質が壊れます。 徐々にするべきです。

Andante cantabile は激しくはありません。
エネルギーをキープする ことで3楽章の Allegro scherzando は興奮して 喜びに満ちます。

4小節ひとつのフレーズで吹きましょう。
大きなスラーがついているつもりで、 徐々に 膨らませ 減少 しましょう。

初めはただのpです。 音を投げつけないで ホールに合わせて 優しく。

スラーは きちっと 膨らませるとアクセントに聞こえます。

長い息遣い 水平な動きで。
プレスも水平に 吸って垂直な動きを避けましょう 体を使って できるだけ レギュラーに。

HIGH A は 右の小指 C#を押さえると 音程 が上がります。

三連符で 遅くなるのはよくあることです 二つ目の音を遅くなりすぎないで ここの三連符は動き始めるフレーズの最後です。
Question mark をつける感じで

フレーズの最後を 息を入れるのを止めると音が消えます 最後の方まで息を出しすぎないで。

こういうところはソノリテを練習しましょう。

ffの後のp はミステリアスに うんと差をつけて。

始めは pで ビブラートをかけて表情豊かにやわらかに しましょう。

気持ちとデュミナークが同じでない方がいいです。
fで大きく興奮し、p で何もなくなってしまう というふうじゃなく。

フルートという楽器は 同じ指で オクターブの 音が変わるのは 息のスピードが変わるからです。
基音 から特別な意思を持って 次の 音を出すハーモニクスの練習をしましょう。

大きくするのではなく スピードを早くして 音を変えましょう。

早いテンポのところは唇を安定させて DakaDakaと
舌が 息をブロックするのを避けて 喉の奥の方で dadada 固くもなく柔らかくもなく音の頭を出してあげるだけmf
pは 抑揚がある
ゆっくりと練習します。
p 表現が 深く、fは 解き放つ 感じ です。

クリスマスコンサートの打合せ

2019-11-11 22:49:08 | コンサート
12/10(火)10:00~。
子育てサロンのクリスマスコンサートの打合せ。

ピアノのTさんと。
おうちごはんでランチの後、… しまった!
前菜しか写真を撮らなかったです。
今日は 根菜 豚肉の あんかけ。
野菜とベーコンのスープが付きました。

朝近所の公民館で ヘルマンハープのレッスンをした Tさんがうちに直接来るので ランチを作って待っていました。

今年はパガニーニの カンタービレ ピアノ、フルート版をやることにしました。
もともとはバイオリンと ギターのための 曲です。

器楽曲でありながらイタリア人のパガニーニが作った 曲は 歌曲のように ルバートがかかります。
慣れるまでなかなか合わせるのは大変です。

それから 薩摩柘植で バッハの 管弦楽組曲 から ポロネーズを吹きます。

次に昨年作った絵本を再演します。

休憩を挟んで
子どもたちとメロディーベルでもろびとこぞりてを 演奏します。
以前作ったパラバルーンで ゴセック の ガボットで 遊びます。
それから タンバリンや鈴、カスタネット、 トライアングルで あわてんぼうのサンタクロース、 ジングルベルを演奏します。

最後にサンタクロースが袋からプレゼントを 出して一つずつ子どもたちに渡します。

その時 バックで クリスマスキャロルのメドレーを演奏します。

Tさんのおかげで
クリスマスコンサートのラフイメージが出来てきました。
まだまだ詰めます。






調整に出したいと思ったら…。

2019-11-09 01:05:18 | フルートレッスン
昨日、 近所にオープンしたばかりのお店屋で次男と夕食。
お惣菜ビュッフェでお野菜いっぱい食べられて満足、満足。

メインのおろしハンバーグもおいしかったです。
次男のオムレツもおいしかったそう。
昭和の洋食屋さんの味でした。

明日 調整にまた行きます。
4日に本番があったのに、 ずっと調整に行きたくてうずうずしていました。

10月19日 グラナダライブの前に 調整して 2週間 経たずに もう狂っています。
高音の E の音 の 出る幅が 狭くなっていて、 いつものAの音で合わせると、 高音の E の音が 低くなってしまいます。
キーをぎゅっと押して 3日ぐらいは持ちましたが もうだめです。

4日の本番のために あれこれ悩んでいましたが、
思いついて 高音の E の音でで チューニングすることにしました。

すると ばっちり合いました。
やや音量が 足らない気もしますが、 音程が悪いよりずっといいです。

E や F の音は メカニックで キーを 一つ押さえるだけで三つとか四つ同時におります。
実際に指で押さえているところとそうでないところの圧力の差で どうしてもタンポの 塞ぎ具合が変わってきます。

ストロビンガー という 強い タンポに 変わっているのですが それでも なかなか…。

皆さんも音程が悪いなと思ったら 高音のEで チューニングしてみたら?
調整までの急場しのぎにはなりますよ。




スラーの練習

2019-11-07 21:51:40 | フルートレッスン
秋らしい空気になってきました。

今日は 小2女子のレッスン。
ピッコロで スラー、レガートの 練習です。

ドレドレ の時に スタッカートの時は大丈夫なのに、スラーになると右の人差し指を押さえないといけないのに上がってしまいます。

何べん行っても 上がってしまうので 悔しくて 泣いてしまいました。

「 また今度にしましょうか?」というと
「やる~!」
また、やってみたけど、一回は できるけれど続けてやったら どうしても 指があがってしまいます。
イーッとなってのけぞってしまいました。
「 1回できたよね。 次に行く前に ゲームしようか?」
「 よーいどん!」


「次は下り!」



金メダルをもらって ご機嫌になったら もう1回チャレンジ!

今度はよくできました!





弘法は筆を選ばずと言うけれど

2019-11-06 23:24:33 | 音楽
この マンドリンは、 4日に 出演された 友成さんのマンドリンです。
龍の模様が珍しいので 撮らせてもらいました。
マンドリンといえばイタリアです が これは日本人の作者のものだそうです。

とってもいい音でした。
人気があって 注文生産で 順番待ちだそうです。

フルート も サクライ コタト など日本製の 順番待ちの 受注製品が あります。
納期2年半とか…。

古田土のバスフルートとか欲しいなぁ。
低音フルートで音の立ち上がりがいいです。
音も芯があっていいです。
宝くじが当たったら絶対買いたいな。

ギオー 先生は真鍮のフルートでも金のフルートのように吹かなくてはいけない 言われて、 講習の途中で本当に真鍮のフルートを持ってきて 吹いて くれました。

本当 美しかったです 。
弘法は筆を選ばず。
弘法でない私は、 未だに 夢のフルートを探してしまいます。

まだまだ修行が足りません。








滋賀でニースの香り

2019-11-05 22:54:09 | コンサート
2日は滋賀の方に行きました。
東近江で仕事をしている 長男に 会って 道の駅あいとうマーガレット に連れて行って、久しぶりに家族揃って昼食。

ビュッフェ方式お野菜がたくさんとれる レストランです。

連休の初日で 天気もいい コスモス畑が 横には広がっていました。




ひまわり畑も 200円払ったら 20本 折りとって 持って帰ってもいいそうです。もちろん入場は無料です。

その後平和堂に行ってお米や 野菜を買って 長男の家の冷蔵庫に詰め込んで
帰路 私だけ浜大津でおろして もらいました。
お友達の吉延佑里子さんの コンサートに 行くためです。
しがぎんホール。
伊藤公一フルートセミナーで出会った フルーティストです。


滋賀の 精鋭が揃いました。
吉延さんが 演奏するのは 平尾貴四男(1907年から1953年)のソナチネ。
この曲は 和楽器の改良運動を行っていた宮城道雄との 交流をきっかけに生まれました 。
これは今私たちが吹いている横笛ではなく、宮城道雄によって 考案されたオークラウロという縦吹きフルート のために作曲されました。
日本的なものとフランスに留学していた平尾の感性が 融合した曲です。
曲に合わせて 麻の葉文様のドレスを着ていました。
横笛とゆうか尺八のような 味わいの曲を 優雅に 演奏されていてとても素敵でした。

フルートカルテットにも出演されました。
竹林秀憲さん村上奈美さん、千藤里子さん 吉延さんで 八木澤教司 風の戯れ
レイモンギヨー ディヴェルティメント ジャズから
1楽章と3楽章

伊藤康英フルーツパフェから 1楽章

ニースでお世話になった ギヨー先生 の曲 しかも1楽章の 題名は ニース!

ゆったりした ラベンダーの香る明るい南仏の空気。
スケールを きっちり1時間は 練習する 真面目で 精緻 な音楽を 構築しながらも 温かい ギヨー先生を思い出しました。

滋賀に来ていい音楽に出会え、 ギヨー先生に あえて 懐かしく気持ちよかった!