夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ゴールド 金塊の行方』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の1本目@なんば)

2017年06月22日 | 映画(か行)
『ゴールド 金塊の行方』(原題:Gold)
監督:スティーヴン・ギャガン
出演:マシュー・マコノヒー,エドガー・ラミレス,ブライス・ダラス・ハワード,
   コリー・ストール,トビー・ケベル,ブルース・グリーンウッド他

たぶん通算6度目のTOHOシネマズ1ヶ月フリーパスポート

だいたい1年に2度、フリーパスをつくれる程度のマイルが貯まります。
これだけ映画を観て本を読んでいると、家事を放棄していると思われそうですが、
ダンナが飲み会などで帰りが遅くなるのでないかぎり、
平日の晩に映画を観に行くことはありません。甲子園に行くことはあるけれど(笑)。

そんなわけで、フリーパスをつくったところでほとんど観られないともったいないし、
フリーパスをつくる時期は熟考が必要。
ウチの職場は盆休みなんてなく、全館停電で年に数回イレギュラーな休みがある程度。
もっとも、全館停電であっても個々の有休を使って休むのですから、
有休を使わずにまとまった休みがあるのは正月休みのみです。

だからここ数年は、いつも年末にフリーパスをつくるようにしていました。
冬休みは子ども仕様の映画が多く、ゆえに“仮面ライダー”まで観るはめに。
ま、何事も経験。フリーパスのおかげで知った世界もいっぱいあります。

5度目のフリーパスをつくったのも昨年の暮れでした。
その後7,500マイル貯まったのですが、今年も年末までつくるのは無理だろうと思っていました。
そうしたら、突然チャンス到来。ダンナが海外出張に。

言うても月曜日の朝に出て金曜日の晩に帰国するというだけ。
その間毎日映画を観に行けるわけでもないけれど、ふだんより自由に劇場通いできるのは確実。
で、出張前日の日曜日になんばまで行ってつくりました、フリーパス。

翌日からの鑑賞スケジュールもバッチリ立て、
まずフリーパス1本目に選んだのは、観逃しそうだった本作。
またまた前置きが長くなってしまってすみません。(^^;

1990年代に実際にあった170億ドルの詐欺事件、通称“Bre-X事件”が基。

1980年代のアメリカ。祖父の代から続く採掘会社ワショー社を継いだケニー・ウェルス。
しかし思うような業績を上げられず、株価も低迷。
長いつきあいの銀行や投資家からも見放され、倒産寸前に追い込まれる。

そんなケニーがある日、お告げのごとく夢を見る。
良いときも悪いときも彼を支え続けてくれている女性ケイに
今度駄目だったら廃業すると誓ってインドネシアへ向かう。

ケニーが面会を求めたのは、地質学者のマイケル・アコスタ。
マイケルは持論をもとに銅を掘り当てた過去があるが、もはや世間から忘れ去られている。
ケニーはマイケルの持論を信じ、ふたりで金を掘り当てようと説得する。

なんとか資金を集め、インドネシアのジャングルで現地人を雇って金脈探し。
マラリアに罹患したケニーはそれをも乗り越え、
その執念が実ったか、マイケルとともについに巨大な金脈を探し当てる。
そのニュースは瞬く間にウォール街を駆け巡り、ケニーは一躍有名人となるのだが……。

地味に面白いです。
困っているときには取り付く島もなかった人たちが、手のひらを返すかのよう。
ブライス・ダラス・ハワード演じる、一見アーパーギャルのケイだけが
ケニーのことも周囲のこともよくわかっていたのに、
金を持ってちやほやされているケニーは、ケイの忠告に耳を傾けません。
アホだなぁと思うわけですが、終わってみれば、あれ!?

『ダラス・バイヤーズクラブ』(2013)でゲソゲソに痩せたマシュー・マコノヒーは、
本作ではハゲているうえにものすごいメタボ腹。
あの腹ってまさか自前じゃないですよね?
見た目をもう少し格好良くしてくれたら、内容にも集中しやすかったのになぁ。

ハゲといえば、私の最近のお気に入りハゲはコリー・ストール
投資銀行の社員役で出演しているスキンヘッドです。
こういう役も、善人役も、知能犯役とか殺人鬼役もできそうな顔立ち。要注目。

真相が知りたい。
ホントのホントはどうだったの!?

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