夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『クラッシュ ワイナリー殺人事件』

2019年08月08日 | 映画(か行)
『クラッシュ ワイナリー殺人事件』(原題:Crushed)
監督:ミーガン・リアコス
出演:サラ・ビショップ,ミリー・スペンサー,ブラウンレス・ヒル,
   ロクサヌ・ウィルソン,ヘルムート・バカイティス,レミー・ブランド他
 
えげつない風邪をひき、ここ2週間まったく劇場に足を運べず。
いや、行こうと思ったら行けないことはないのですが、
こんなに咳ゴホゴホ鼻ズルズルはさすがに迷惑やろと自重。
このクソ暑いなかエアコンもない家で何時間も寝られるのは体調不良の証拠。
あ、さすがに扇風機はありますけどね。
 
昼寝から目が覚めて、まぁせめてDVDで1本だけは観ておこうかと。
どうせなら思いっきりB級のやつ。邦題からしてその予感満載。
2015年のオーストラリア作品です。
監督、知らん。出演者、ひとりも知らん。
ヒロインはブリー・ラーソンを普通にしたみたいな感じ(笑)。
 
エリア・ローズは歴史あるワイン醸造所の娘だが、
ある事件をきっかけに家を出て、今は都会で恋人と暮らしている。
ワインバーを開こうと考えていたところ、ちょうど良い物件が。
開店資金を工面してもらうべく、久しぶりに実家へ電話を入れる。
 
ところが、父親ロバートが事故死したことを知る。
頭上に落ちてきたワイン樽で強く頭を打ったのだと。
気持ちを落ち着けられないまま、帰郷するエリア。
 
叔父のデイヴィッド、妹のハリエットに出迎えられ、
憔悴する母親ソフィーや弟ザックとも対面。
しかし、デイヴィッドとソフィーは不倫関係にあるらしく、
父親はふたりによって殺されたのではないかと疑念を抱く。
 
そうこうしているうちに警察がやってきて、ソフィーを殺人容疑で逮捕。
面会に行ったエリアは母親を罵るのだが……。
 
B級色濃くもそこそこは楽しく観ました。
が、推すべき点は何もなし(笑)。
上記のとおり、ヒロイン役のサラ・ビショップは何のオーラもなくて、
始終酒(なぜか赤ワインばかり)を飲んでいるただのアル中。
サラの元彼である警察官ルーカスもイケメンどころか無いわこれ。
 
誰も観ないと思うのでネタバレしてもいいですよね!?
 
エリアが故郷を離れる原因となった事件もわかりにくいのなんのって。
どうやらエリアが妻子持ちと不倫していて、それを咎めたアダムと喧嘩。
アダムって誰よと思ったら、ザックの双子の兄弟らしい。
で、アダムを突き飛ばした拍子に金網が彼の首を搔ききってご臨終。
 
エリアが出て行ってしまったから、残された妹ハリエットは醸造所を守るのに必死。
ついつい危険な肥料に手を出したら、そのタイミングで砂嵐が起こり、
風に乗って舞った肥料のせいで近所の農家の作物が駄目になったり、
その家の人が癌になって死んじゃったり。
なのに、エリアの実家の醸造所だけは豊作って、あり得ん。(^^;
 
最後はハリエットとエリアの死闘。
ちょっと『シャイニング』(1977)みたいです(笑)。
そしてなぜかエンドロール前にお亡くなりになった方々ひとりずつの死体シーンが。
要りますかね、こんなん。
 
誰にも薦めませ~ん!

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