夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ダンスウィズミー』

2019年08月28日 | 映画(た行)
『ダンスウィズミー』
監督:矢口史靖
出演:三吉彩花,やしろ優,chay,三浦貴大,ムロツヨシ,宝田明他
 
迷います、ダンナの出張時。
終業後に映画を2本観れば帰宅は早くても23時。
それから高校野球およびプロ野球の結果を確かめて、
洗濯してお風呂に入ると就寝は1時を回る。
帰宅後についアルコールを摂取してしまうと2時になる。
 
こりゃ体に悪いやと、映画を観ずにまっすぐ帰るとどうなるか。
ちょっとだけ飲んでDVDでも観て本を読んで……ならいいんですけれど、
美味しい缶酎ハイを教えてくれた友人がいて。
 
缶のアルコール飲料なんてどれでも同じだと思っていました。
そうしたら、全然ちがうやんか。目からウロコ。
教えてもらったのは2種類。タカラの焼酎ハイボールとキリンの本搾り。
先に入手した本搾りの美味しさにビックリ。
果汁数十パーセントとウオッカのみしか使用していない。添加物なし。
翌日入手した焼酎ハイボールは香料と酸味料を添加している。
 
映画を観ずに直帰したら、2本空けてしまった。
酔っぱらってDVDを観はじめた瞬間に寝てしまい、何をしているのやら。
 
で、まぁ2本は空けずに済むように、1本だけ観て帰ることに。
 
レディースデーの109シネマズ大阪エキスポシティ。
お昼にオンライン予約したときは客はまだ私ひとりでした。
まさかね。そのままひとりっきりのはずがない。
ところが、予告編が始まってもほかに誰も来ない。
おかげでまもなく公開の『アナベル 死霊博物館』と
ひとりで観るはめに。怖いがな(泣)。
本編が始まって10分以上経過した頃、のそっと入ってきた客が。
“おひとりさま”ではなくなったけど、ふたりもなかなか気まずくて怖いです(笑)。
 
『ウォーターボーイズ』(2001)で売れっ子になった矢口史靖監督ですが、
私が矢口監督作品のなかでいちばん好きなのは、なんといっても『ひみつの花園』(1997)。
あのときヒロイン役だった西田尚美が、今はいいお母さん役ばかりですからね。
ちょっと残念な気もしている今日この頃です。
 
一流企業に勤務するOL・鈴木静香(三吉彩花)。
ある日、女子社員に大人気の社員・村上涼介(三浦貴大)から
企画書の作成を週明けまでにと頼まれ、引き受ける。
仕事を自宅に持ち帰り奮闘していると、
姉(黒川芽以)が小学生の娘を一日預かってほしいと押しつけてゆく。
 
なんとか仕事を片付けた静香は、つれなくした罪滅ぼしをしようと、
姪っ子を遊園地へと連れてゆく。
そこで姪っ子が興味を示したのは、どうみても怪しい催眠術コーナー。
催眠術師・マーチン上田(宝田明)の前で、ミュージカルスターになりたいと願う姪っ子。
そんな願いが叶うはずもないと思っていたのに、
なぜか静香のほうが音楽を聴くと歌って踊らずにはいられない体質になり……。
 
ケータイの着メロでさえ鳴れば踊り出してしまう静香が心療内科にかかり、
マーチン上田によって催眠術を解いてもらうしかないという結論に達します。
催眠術コーナーを再訪すると、借金の取り立て屋が3人、マーチン上田はトンズラした後。
仕方なくムロツヨシ演じる探偵を雇ってマーチン上田探しを依頼。
 
おおむね面白いのですが、途中からはわりと普通のロードムービーに。
一緒に旅をする元マーチン上田のアシスタントがかなりウザい。演じるのはやしろ優
ウザいなんて言ってごめんなさい。でもウザい。(^^;
 
旅の途中にヤンキー同士のダンス対決に巻き込まれたり、
chay演じる復讐女に誘われて、彼女の元彼の結婚式で“ウエディング・ベル”を歌ったり、
取り立て屋が歌って踊り出したりするシーンは楽しかったけど、
全体的に「やっぱり矢口監督だ!」という面白さは控えめ。
 
『ひみつの花園』みたいなやつをもう一度観たいなぁ。

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