夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『魔女見習いをさがして』

2020年12月05日 | 映画(ま行)
『魔女見習いをさがして』
監督:鎌谷悠,佐藤順一
声の出演:森川葵,松井玲奈,百田夏菜子,三浦翔平,石田彰,浜野謙太他
 
休日出勤して代休を取った月曜日。
映画を2本ぐらい観てどこかでひとり呑みを考えていたけれど、
義母が急逝して落ち着かず、映画だけに絞ることに。5本(笑)。
 
来月で有効期限の切れるTOHOシネマズのポイントがあと20本分ほど。
(注:その後、コロナのために有効期限は半年自動延長されました。)
何の割引もない月曜日はそのポイントを使うチャンス。
お金を払ってまで観るべきかどうか迷っていた本作を鑑賞。
TOHOシネマズ西宮にて。
 
1999年に放送が開始されたTVアニメ“おジャ魔女どれみ”シリーズ。
その20周年を記念して製作された作品で、
ターゲットとなっているのは当時シリーズを観ていた子どもたちでしょう。
本作の主人公3人も、リアルタイムで観ていた女子、
再放送を観ていた女子、DVDでコンプリートした女子です。
私はといえば、こんな年齢ですから、一度も観たことがありません。
 
愛知の教育大学に通う女子大生ソラ。
東京の一流商社に勤める帰国子女ミレ。
尾道のお好み焼き屋でバイトするレイカ。
接点など何もないはずの3人が鎌倉を訪ねた折に出会う。
 
そこは“おジャ魔女どれみ”に登場するMAHO堂のモデルとなった洋館。
3人とも“おジャ魔女どれみ”の大ファンだとわかって意気投合。
これをきっかけに友だちになるのだが……。
 
ソラは教育実習発達障害の少年がいるクラスに当たり、
彼のことを考えるあまり、ほかの子に目が行っていないと叱られます。
鳴り物入りで入社したミレは、帰国子女という色眼鏡で見られ、
上司から嫌味を言われたうえにプロジェクトを外されます。
レイカは美術品の修復家を目指して留学したいのに、
金を無心するダメ男と別れられずに悩んでいます。
 
話の内容といい、絵のテイストといい、どこをとっても私の趣味ではないけれど、
なぜか懐かしさを感じてしまう。
ソラの声は森川葵、ミレの声は松井玲奈、レイカの声は百田夏菜子
これがまたキャラとめちゃくちゃ合っていて、楽しい。
特に百田夏菜子の声は女子版の野原しんのすけみたい(笑)。
 
魔法が存在すると思っていた子どもの頃。
本当は魔法なんてない、のではなく、
みんなが持っている各々の個性そのものが魔法。
その考え方はいいな~と思いました。
そうだ、世の中で起きていることはいわば全部魔法なのである。

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