夜な夜なシネマ

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『水上のフライト』

2020年12月11日 | 映画(さ行)
『水上のフライト』
監督:兼重淳
出演:中条あやみ,杉野遥亮,高月彩良,冨手麻妙,高村佳偉人,
   平澤宏々路,大塚寧々,小澤征悦他
 
イオンシネマ茨木にて前述の『ひとくず』とハシゴ。
21:35からのレイトショーの回、“おひとりさま”でした。(^^;
 
監督は兼重淳
脚本に土橋章宏の名前を見たとき、嘘ぉ!?と思いました。
だって、土橋氏といえば『超高速!参勤交代』(2014)、『サムライマラソン』(2018)、
『引っ越し大名!』(2019)の原作者であり脚本家。
時代小説のイメージしかないのに、これ!?
なぜなのだと思ったら、土橋氏はパラカヌー日本代表の女性選手と交流があり、
そこに着想を得て本作を作り上げたそうです。
 
藤堂遥(中条あやみ)は走り高跳びでオリンピックを目指している。
負けん気の強い彼女は大学陸上の絶対的女王としてもてはやされていたが、
ある日、交通事故に遭い、下半身不随となってしまう。
 
自暴自棄になりかけている娘を心配した母親の郁子(大塚寧々)は、
かつて遙が通っていたカヌースクールに連絡。
コーチの宮本浩(小澤征悦)がさりげなく遙を誘う。
 
スクールに所属する子どもたちの大半は、家庭に居場所のない者。
にもかかわらず、遙を歓迎して明るく話しかけてくる。
それに癒やされて徐々に心を開く遙。
やがて持ち前の勝ち気さを発揮して、パラカヌーを目指すと決めるのだが……。
 
まず「へ~っ」と思ったのが、車椅子は乗れりゃいいってもんじゃないということ。
考えてみれば当たり前のことなのしょうけれど、
それぞれに合った車椅子というものがあるのですね。
パラカヌーの選手になるための鍛え方もいろいろ見ることができます。
 
お決まりのスポ根ものといえばそう。
でも可愛いあやみちゃんとカッコいい杉野遥亮くんを見るのは楽しい。
人間、何でもあきらめちゃいかん、生きてりゃええことあると思えます。
 
ひとりで劇場独占は贅沢だけどもったいない。
みんなもっと映画を観に来て!

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