夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『フード・ラック! 食運』

2020年12月26日 | 映画(さ行)
『フード・ラック! 食運』
監督:寺門ジモン
出演:EXILE NAOTO,土屋太鳳,石黒賢,松尾諭,寺脇康文,白竜,東ちづる,
   矢柴俊博,筧美和子,大泉洋,大和田伸也,竜雷太,りょう他
 
第七藝術劇場で『タイトル、拒絶』を観てそのまま帰りゃいいものを、
翌日に休みを取っているから遅くなってもいいやと思い、
職場近くの109シネマズ大阪エキスポシティに戻りました。
21:45からの回、客は私ひとりでまたしても“おひとりさま”
やっぱり今年は一段とシネコンに私ひとりというのが多いなぁ。
 
食通として知られるダチョウ倶楽部の寺門ジモンの映画監督デビュー作。
「焼肉エンタテインメント」ですって。
 
フリーライターの佐藤良人(EXILE NAOTO)は、
ある日、旧知の出版社の編集長・新生英二(石黒賢)から呼び出される。
引き合わされたのは新人編集者・竹中静香(土屋太鳳)。
新生の会社ではこのたび「本物」だけを集めた新しいグルメ情報サイトを企画。
その最初のテーマ「焼肉」を良人と静香に任せたいというのだ。
 
しかし、良人にとって焼肉というのはあまりに辛いテーマ。
実は彼は大人気の焼肉店“根岸苑”の息子。
亡父が遺した根岸苑を母親・安江(りょう)が引き継ぎ、
女手ひとつで良人を育てながら繁盛店を切り盛りしていたが、
著名なグルメ評論家・古山達也(松尾諭)が書いた事実無根の記事により客足が遠のく。
それでも誠実な仕事で店に活気が戻りはじめたとき、
母親にかまってほしさに良人がやったことが閉店につながってしまう。
 
後悔の念を安江に伝えられないまま大人になった良人だったが、
安江が癌に冒されて余命わずかであることを知る。
見舞いに行くことすら躊躇し、病室に近づけない。
複雑な思いを抱えながら、静香と焼肉の名店めぐりを始めるが……。
 
土屋太鳳、可愛いです。
でも、同性に嫌われる女優で必ず上位にランキングされていて、
序盤はそれがわかるような女子っぷり(笑)。途中から撤回。
 
寺門ジモンの人脈なのでしょう、とにかくゲスト出演陣が豪華。
焼肉の名店の主人に大和田伸也寺脇康文白竜、女将に東ちづる
カレー店の店長に大泉洋、割烹の大将に竜雷太
こんな面々だからそりゃ楽しい。
 
グルメ記事のあり方についても考えさせられます。
提灯記事がある一方、店を貶めるための悪意ある記事もある。
店も客もお互いに敬意を払わなくちゃ。
映画の中だけの話ではなくて、実際にいっぱいあること。

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