夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『青い山脈』をヱビスシネマで観る。

2023年01月14日 | 映画(あ行)
毎年お正月三が日のうちのいつかは丹波市春日町の某御宅におじゃまして、
昼から晩までずーっと飲んで食べています。
だけどダンナが海外駐在中の今は私自身が車を運転して行かねばならないから飲めない。
飲めないなら行くまいと思っていましたが(笑)、やっぱり行くことに。
どうせならその前に、氷上町にあるという映画館へ行ってみよかと思い立ち、朝8時半に箕面を出発。
箕面グリーンロード→新名神→中国道→舞鶴若狭自動車道→北近畿豊岡自動車道を乗り継いで、
1時間ジャストで到着。意外と近い。いや、近くないけど(笑)早い。
 
こんな通り沿いにこんな映画館があるとは。入る前からワクワクします。
目の前に車が3台駐められるようになっていて、裏手にも駐車場があるそうな。
自転車で来られる人もおられましょうから私の車がじゃまになるのではと思ったけれど、
「いえ、そんなにお客さん来ないので大丈夫です」とニコニコお話しくださる女性スタッフ。
 
10時の開映時間になっても始まらない。
支配人が「皆さんお揃いでしょうか」とお尋ねになると「ひとりまだです」。
「ではもうおひとり来られてから始めましょうか」。マジか。
客の都合で開映を遅らせてくれるなんて、あり得なくて可笑しい。
でもいいなぁ、この和やかなのんびりとした雰囲気が。
 
来場予定者が全員揃ったところで支配人ふたたび登場。
音にこだわっている映画館で、作品によって音響機器を使い分けているそうです。
どう違うかを実際に聴かせてくれます。
まずは『グレイテスト・ショーマン』(2017)のレベッカ・ファーガソン演じるジェニーの歌声をド迫力で。
その後、『リズと青い鳥』(2018)の鎧塚みぞれが吹くオーボエの繊細な音色を真空管で。凄い。
 
そしていよいよ本編、私は『青い山脈』を初鑑賞。
『青い山脈』って、5回製作されているのですね。
今回上映されたのは、1963年版。吉永小百合が出演しているやつです。
 
女子高に通う寺沢新子(吉永小百合)は、男子とも垣根なく話すせいで、
同級生たちの嫉妬を買い、男子大学生を騙ったラブレターを受け取ります。
明らかに偽のラブレターだと気づいた新子は、新任教師の島崎雪子(芦川いずみ)に相談。
雪子がこのいたずらを卑劣だと叱ったことから生徒たちの矛先は雪子にも。
新子の味方になる男子たち&教師 vs 新子を敵視する生徒たち&バカ教師&PTA。
 
吉永小百合はこのときはほっぺた膨らみすぎで(と言うとサユリストに怒られる?)、
もっと歳を取ってからのほうが美しいですね。
吉永小百合以外の役者たち、私は名前と顔がまったく一致しなかったので、帰宅後に調べました。
芦川いずみ、めちゃくちゃ可愛い。美人。
梅太郎役も誰だかわからなかったのですが、南田洋子ですか。
海千山千の古狸よばわりされていましたが、綺麗!
そして沼田先生役も見たことあるけど誰だかわからず。そうかそうか、二谷英明!
 
なんとも楽しい作品で、映画と映画館の楽しさを堪能させてもらいました。
ここだけにわざわざ行くにはお金がかかりすぎるけど、ついでを作ってまた行きたい。

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