電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

インク補充の楽しさ~日々を淡々と楽しむ

2013年02月05日 06時03分13秒 | 手帳文具書斎
ボールペンを使っていても、インクが全部なくなって使い切ったときには、けっこう「やった!」感があります。新しい替え芯に交換するのは、楽しい作業でもあり、これまでも何度か「ただそれだけ」の記事を書いているほどです。

万年筆の場合も同様で、カートリッジではなくコンバータを使っている場合には、むしろそれ以上に楽しさがあります。インク瓶のふたを開けてペン先を首まで突っ込み、コンバータのつまみを回して目一杯まで吸入し、最後にティッシュペーパーなどで余分のインク汚れを拭き取ります。不器用な人は、これが苦手で、手を汚してしまうから嫌いだと言うかもしれませんが、自分で手入れする道具が身の回りからどんどん姿を消している現在、こういう作業がむしろ楽しいと感じます。



水洗いして乾燥させてあったメイン万年筆(*1)、パイロットのカスタムに、これまでの黒に替えて、同社の色彩雫シリーズの「紺碧」を入れました。細字ではやや頼りない文字色も、かなり太めの中字ではハッキリした印象になります。これまでは、中字で黒では強すぎる印象がありましたが、このくらいならばコントラストの強烈さもだいぶ和らぎます。「紺碧」インクも、長く使い続けている同社のカスタム万年筆とコンビを組むことを喜んでいるかもしれません。

一方で、黒インクのコントラストの高い識別性は格別です。青系のインクの場合は、ある程度の太さが必要ですが、黒ならば逆にある程度は細くても大丈夫のようです。黒インク用の万年筆には、さて何を使おうかと思案中です。

(*1):常用するパイロットの万年筆を水洗いする~「電網郊外散歩道」2012年12月
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