ねこ吉のよしなしごと

どうでもいい事ばかり書いていますが・・・。すっかり備忘録になってます。

卒業アルバム

2023-03-21 21:02:05 | 思い出


今日は、WBCの準決勝の試合が行われていた。
祭日だったから、ゆっくり見ることが出来てよかったね。

ねこ吉は、そんなに野球に興味がないので、ゆっくり起きてリフォームの後片付けをしようと思っていた。
イマイチ気分が乗らず。生憎の雨で、洗濯物も乾かずがっかり。

途中でテレビを見たら、3対0で日本が負けてる・・・。
ハラハラドキドキは苦手なので、テレビを消した。

処分した箪笥の中にあったものを、リビングボードの棚に戻す。
入りきらないので、まだまだ捨てないとアカンわ。

休憩しようとテレビを付けたら、逆転サヨナラ打で、村神様がホームに走ってきたところだった。

日本が勝った!よかったねぇ。それから、ずっとテレビを見てた。

たぬ吉の古い書類が出てきた。

息子の部屋で野球を見ているたぬ吉に、「これ、たぬ吉の物だから片付けて!」と渡したら、息子の部屋のクローゼットに入れて、すっかり忘れていたねこ吉の短大の卒業アルバムを、「これを、何とかしろ!」と、まるで仕返しの様に持ってきた。

このアルバムが、無駄に大きくクソ重たい。
すっかり忘れてた。
クラス写真が写ってる訳でもなく、3.5㎝×4㎝ぐらいの白黒写真がABC順で並んでいるだけのつまらないアルバム。

まるで証明書の写真みたいで、何の感慨もない。

というか、アルバムに写っているねこ吉が凄く嫌なんです。


今まで、ねこ吉は写真を捨てることに罪悪感があった。

43年ぶりに高校の同級生に会ったとき、その人は卒業アルバムを全部捨てたと言っていた。

その時、ねこ吉は「え?!」と思ったけど、夫も子供たちも、ねこ吉の卒業アルバムなんていらないよね。

しかし、ねこ吉は、自分の幼い頃からのアルバムと、中高のアルバムは、赤い箱に入れて、「死んだら捨ててください。」と置いている。
中学の同窓会に行った後で、何度か引きずり出しているけど。

短大のアルバムは確実にいらんわ。
次のゴミの日に捨てることにした。

その前に、もう一度見直しておこう。



突然、思い出した。
中島らも(2004年没)の奥さん、中島美代子さんは、ねこ吉と同い年で、同じ短大卒だと最近知った。

そうだ、中島美代子さんを探そう・・・。

国文科にいた。ちなみにねこ吉は家政科。そんなのどうでもいいか・・・。今の世の中、家政科という言葉は死語だよね。

本を読んで知ったことだけど、美代子さんは宝塚の大金持ちのお嬢様だったらしい。
中島らもとは、三宮のジャズ喫茶で知り合ったんだって。

凡人のねこ吉には理解しがたい結婚生活のようだったけど、卒業アルバムに写っている美代子さんは、平凡な、何処にでもいるような人に見えた。

さあ、思い残すことはない。ゴミ袋に入れた。