クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

金では買えぬ物

2007-08-04 10:35:28 | Weblog
世の中には、金では買えぬ物が沢山ある。しかし、今の日本人は、何でも金を出せば、自分の好きなものが手に入ると、勘違いしているのではないか。愛情も、命も買えると思っている人間が、増えているように感じるのは僕だけか。金を手に入れる為には、愛すべき家族に保険を入れ、殺し、保険会社を騙して、金を手に入れる。そこには夫婦・家族の信頼や愛情は無くなってしまったのか。自己本位・利己主義の塊になったのか。
現代日本は、ペットショップが大盛況だ。10万、20万以上もする、ワン・ニャンがボンボン買われて行く。ウインドーに並ぶワン・ニャンはオチビで可愛い。悪戯をした、病気になった、年老いたといったことだけで、捨てられ、処分されてしまう。愛情は、可愛さは一時だけのものなのか。一方インターネットでは、ワン・ニャンの里親募集が多く載っている。しかし、応募する人は少ない。
今クーは、出窓のある部屋でお昼寝の真っ最中。ココは僕の側に居て、部屋の中を駆け回り、僕の座っている椅子に手を掛け、ひじをガブリして「遊ぼうよ」と。身体を撫ぜれば、ひっくり返って、手で僕の腕を持って舐めている。
ニャンコさんだって、本当の愛情や信頼は、長い時間を掛けてこそ、深まって行くのては無いだろうか。この信頼と愛情はお金では絶対に買えぬものである。クーの安心しきった寝姿、ココの甘えてじゃれる姿を見るに付け、今の日本人は間違った心を持つ者が増えていると感じるのだが。