クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

父の心が

2007-08-24 05:02:37 | Weblog
今日は我が家の礎となった、父の39回目の逝去記念日(命日)だ。掲載した写真は、去年の今日と全く同じものをつかった。
僕も後数ヶ月で還暦を迎えるようになり、あの頃父が考え、思っていた事が、理解出来るようになった。思えば、言論人として、口封じされ、戦後は結核で病の床にある妻と、未熟児で病弱な息子を抱え、父のストレスはどんなに大きかった事か。それを口に出せず、一人心の奥に仕舞わなければならぬ日々、酒量か増すのも当然の事であった。それが父の身体を蝕んだのだった。還暦を祝った4ヵ月後、父は天に召された。
子育てには苦労は付き物。どんなに楽天的に見える親でも、子供の事を心配している。僕は父に多くの心配を掛けてしまった。それを受け止めてくれた父に感謝している。僕も子育てを終えた。息子は順調に育ち、家内も“超”の字が付くほどの健康体だ。父に比べれば、何十分の一しか苦労はしていない。これまた感謝である。隣には可愛い孫も居る。時折泣き声も聞こえて来る。息子一家の事も心配する事はなさそうである。
愛する妻と、可愛いクーとココも側に居る日々、この小さな幸せの礎となった両親に感謝している。“親父、お袋有難う”と。