クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

お姉ちゃんにチュッ

2009-06-15 06:05:42 | Weblog
06年11月の末頃、有名ブログのくるねこ大和、まるまるかじつ子猫の成長日記(現、ぽちもん日記)等15余のニャンコブログが協力し、1匹の仔猫の里親募集キャンペーンを行い、写真を掲載したり、バナーを張ったりした。情報の発信元はぐりぐら写のテケトさん。このバナーは玉手箱であり、紐を解き箱を開けると「お父さーん、お母さーん、だれかぼくの里親になって下さい」と叫ぶ、垂れ目の可愛い仔猫の顔が現れるという仕掛けが施されていた。仔猫の名前は珈琲。後に我家のココとなった。
この里親募集のブログをご覧頂いている方は、その経緯をよく承知去れておられるが、新しくこのブログを読み始めた方のためにも、僕自身のココの成長の記録をまとめるためにも、今週数回に分けて書いてみたい。
06年11月13日、神戸市東部の公園で仔猫が箱に入れられて捨ててあるのを、小学3年生の少年が見付け、学校でネコ博士と呼ばれていたリングちゃんに連絡した。神戸も11月中旬には、六甲下ろしの冷たい北風が吹く。リングちゃんが拾った時仔猫は、くしゃみを連発していたと言う。ココはこの時猫風邪を引き、結膜炎も併発させ、完治したのは翌年の夏過ぎであった。リングちゃんは母のビートさんと2人で1ルームマンションで暮らしていた。その家には、17歳の杏さんを筆頭に、既に6ニャンが一緒だった。ビートさんはさぞ困惑しただろう。そして、ネコの写真展で知り合ったテケトさんに助けを求めたのである。テケトさんは、その夜に携帯から送られた仔猫の写真を入れて、里親募集のブログを書いたのである。
そんなビートさんの心配を他所に、仔猫はくしゃみを連発しながらも、新しい家に馴染み、大人のネコ達に可愛がってもらい、リングちゃんに抱かれると、チュッ・チュッと唇を吸ったのである。これは生後間もなく母ネコから引き離された仔猫に見られるようだ。
明日に続く。