クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

強奪

2010-02-14 06:01:14 | ネコ
日中細かい粉雪が降り続き、ガス温風器をガンガン焚いても、部屋の温度は20度以上には上がらず、ぎっくり腰の痛みも全く取れない昨日、寒さに震え、痛みに耐えながら、バンクーバーからのオリンピックの開会式生中継を見続けていた。
寒がりココは室温の上がらぬ朝の内から、僕の膝に上がり、お気に入りの部屋着に潜り、襟を咥えて引っ張たりして「ぼく寝るの。お父さんこの服脱いでよ」と強奪していった。たった1枚の薄い部屋着を脱いだだけなのに、猛烈に寒くなりくしゃみが出たが、痛い腰にもろに響いた。唸りながら腰を屈めて、温風器の前で新聞を読んだのである。
ソファーに掛けた部屋着に包まったココは、上機嫌で朝寝を楽しみ、クーもココから返された、パソコンの椅子に猫丸になり、手で顔を隠して、家内が帰って来て、部屋の中がざわついても、ココが昼ご飯をねだる声が聞こえても、1日中寝ていたのである。
今朝も寒く、キーボードを打つ指先が痺れて来る。クーはパソコンの椅子で昨夜から寝たままだし、ココはパソコンの上でマッタリと僕の作業を見詰めている。おそらく家の外は、氷点下の冷え込みだろう。お日様が出て欲しいよネ、クーたんココ君。