クータンの好きな物

クータンが娘となった日家内は、ニャンコのご飯を買い求めに、近所のドラッグ・ストアーに自転車を走らせ、何種類かの猫缶を買って来た。それには、魚の缶詰、ささみの缶詰、牛筋肉の缶詰がミックスされた物である。昼寝から目覚めたクーに、魚の缶詰と薄めた牛乳を与えると、良く食べ・飲んだと言う。(この時間僕はまだ帰宅途中)僕が帰宅直後、今は嫁になった、知子の姉のＫさんだ。彼女は動物看護師、家内の買って来た缶詰を見ると「おばさん、子猫には、子猫用の物を与えて下さい」とアドバイス。彼女は手にしていた袋から「病院からサンプル缶貰って来たから、明日の朝からこれを上げて下さい」。
翌夕食卓に、焼いた秋刀魚が登った。この匂いで、クータンは大騒ぎ。「ミャー・ミャー」と言いながら、椅子に登り立ち上がったり、家内の膝に上がり「クーちゃんも食べたいよ」そして、真ん中の美味しい所を一口貰った。その後は、舌なめずりをしながら余韻を楽しんでいた。
数日後牛筋の缶詰を与えたが、一口食べただけで、茶碗を手で押して「クーちゃん嫌いだよ。あっちえ行け」と。これでクーの好みが分かった。クーが好きなのは、“お魚”であった。
毎朝クーは、ご飯を半分ほど食べると、僕に擦り寄り、可愛い猫なで声で「に・ぼ・し　頂戴よ」とおねだりをする。煮干を食べた後は、お休みタイムに入るのだ。今朝は煮干をビンに詰め替えていると、足元を離れず「良い匂いネ。クーちゃんに先に頂戴」と口開けの３匹程をゲットし、ビンをしまう前にも「もう少し入れてよ」と可愛い声を出され、お代わりとなった。「クータン、煮干の美味しいの食べたんだから、モデルになれよ」と話し、20枚ほど写真を撮ったのだ。僕はやっぱり甘い親父なのかなー。

寝る子、遊ぶ子

クーは昨日も良く寝ていた。クーが寝ているのは、寝室の洋服タンスの上である。昼間は、出窓を網戸にしておくと、多少風が入るが、室温は30度を越えており、人間には暑く感ずる。しかしクーは、暑さなどなんのその、プラスチックの野菜籠にバスタオルを敷いたベットの角を枕にして、スヤスヤと良く眠っていた。僕や家内が様子を見に入っても、起きる事はめったに無い。クーが起き出したのは、午後４時過ぎであった。約10時間も寝ていたのだ。朝もご飯を食べ終えると、冷蔵庫の上で居眠りをしている。時にココが挑発し起される事もあるが。
昨日のココは９時頃静かになり、お昼寝を始めたようだった。お昼になっても起きない。家内と「珍しい事もあるネ」と話していたが、２時前には「ぼく起きたよ」コール。昼ご飯の後は「遊ぼうよ」と僕を呼んだ。ひものおもちゃで遊ぶのが楽しくてたまらない様子。部屋中を駆け回っていた。
一昨日の朝、やんちゃ坊主は、脱衣場に侵入して来た。ココが見付けたのは、体重計である。早速飛び乗る。それを見ていた僕は、スイッチを押すと、3.4キログラムと出た。我が家に引き取った時は、１㌔もなかったから、大きくはなった。しかしクーとは、１㌔程違う。
夜も家内に遊んでもらうようだ。横で眠っている僕の体に駆け上ったりもする。オチビの頃から、眠りは浅く、良く遊ぶニャンコだ。今朝もココのベットを見れば、羽・羽とひものおもちゃが二つ入っていた。

じゃれるヨ

おはようココだよ。元気だよ。ぼくね、お父さんが居ると嬉しいんだ。遊んでもらえるからニャー。夕べもお父さんちょっと遊んでくれた後、ゴワー・グワーって大きな声出しながら、寝んこしちゃだんだニャー。だからぼくも、お父さんに負けない位の大きな声出して「起きてよ、ぼくと遊ぼうよ」と２回も言ったんだ。半分目をつむったまま、お父さんのお手てがぼくの方に伸びて来たよ。ぼくシメタと思ったんだ。だってさ、お父さんのお手てで遊べるもん。直ぐに指をなめたんだ。ぼく達ニャンコの指はザラザラしてるから、目が開くはずだったんだけど、またグワー始まったよ。今度はガブリの術で、親指を噛んだんだよ。「起きて遊んでよ」ってネ。少し力を入れてたから痛かったのかニャー。お目めさめたよ。「うるさいーココ」。
ぼくのお腹を、撫ぜ撫ぜしてくれたり、摘んだりしてくれたから、ぼくはお父さんの太い腕を捕まえて、じゃれてたの。お父さんとじゃれっこするの大好きだよ。おもちゃで遊ぶの飽きると、じゃれちゃうんだ。狩の真似をして、飛びついたり、ガブをする事あるけどね。クーちゃんはたまにしか、お父さんにじゃれないよ。面白いのにニャー。バイバイ。

暑さに耐える

昨日の東京は、酷暑でしたね。親会社の本社との連絡便担当者が、優雅にも10連休中で、代務のお鉢が僕に回って来ました。荷物の積み下ろしをする度に、汗が滝のように噴出しました。こうなると、格好等かまっておれず、タオルをポケットに入れ、何回も顔の汗を拭わないと、仕事になりませんでした。運転中も強い日差しが容赦なく入り、クーラーなど気休めでした。通勤の自家用車は、昨日もお話したように、クーラーがダウンです。会社の整備士に点検して貰ったところ、ファンを回すモーターの故障でした。今日も２６年ぶりに、窓を全開しての通勤です。
この暑さでも平気な顔をしているのが、クーとココです。クーも午後からはクーラーの効いた居間で寝ているようですが、今朝はいつも通り、冷蔵庫の上で休んでおります。ココはパソコンテーブルの上に乗り、お探し物の真っ最中です。ココの毛を触るのですが、暑い廊下に居ても、毛は暑くなっていません。これが暑さに耐えられる秘密なのかも知れません。先程もココは、お気に入りのおもちゃをくわえて、僕の枕元で大声を出し「これで遊んでよ」と。深夜２時に起され、30分程遊びに付き合わされました。その間ココはほとんど休みなしに、部屋の中を走り・飛び回っていました。休む時も僕の腕を獲物に見立てて、カブリ・カブリと噛み付いていました。手を上に上げても、ジャンプ一発ガブリです。
今日も代務の乗務が待っています。ココから元気を貰って頑張ります。

猛暑の中で……！

世界中の人々が安心して暮らせる世になりますように。
さて、昨日は金曜日に遣り残した仕事があるため、３時間程会社に出掛けました。家を出てまもなく、車のエアコンがほとんど風を送ってこないのに気付きました。オートからモノラルに変えても、ファンマークは付くのですが、冷風は出て来ません。窓を全開にしての運転となりました。11時前に仕事を終え、川崎駅ビルの大型書店に。やはりエアコンは不調のままでした。この書店に立ち寄ったのは、宝島社から今月出版された『ツブログ』を求めるためです。はっちゃんシリーズ等ワン・ニャン写真集の棚にはありませんでしたが、店員の方が見付けて下さいました。
帰り道は、全身汗まみれ、全ての毛穴から、容赦なく汗が吹き出て来ました。室内に置いたお茶のペットも、温かくなってしまいました。デーラーを３軒程回りましたが、何れも夏休みで休業中でした。全く不親切です。運転には差し支えないので、ＪＡＦ呼ぶのは、はばかられます。同じ系列のデーラーが、2日間づつ位の当番制で応急修理に対応出来ないものでしょうか。盆暮れは不慣れな車も多く走ります。地域に１店でも緊急修理に対応するのが、真のサービスでしょう。自分達の都合だけでなく、１番は顧客の気持ちになる事です。
贅沢品と思っていたクーラーも、今は必需品になってしまったのですね。今朝はピンピンに冷やした、お茶のペットを持って出勤します。
帰宅しシャワーで汗を流した後、買い求めたツブログを読みました。著者の愛情が滲み出ている好書です。一気に読みました。ある頁は笑い、ある頁では涙が自然と出て来ました。是非手に取ってお読み下さい。読んだ後この定価は安いと感ずる事でしょう。

３２歳のお嬢さん

先日家内が、動物病院に張ってある、ニャンコの年齢換算表で、クーの年齢を調べたところ、４歳のクーは、人間の年齢に換算すると、３２歳に相当すると言う。心身共に一番の充実期に入ったようだ。
このところの猛暑も、全く平気で、食欲も変わらず、水を飲むのが、心持増えたくらいだ。朝はパソコンの側に来ては「お父さん、ご飯のお代わりを頂戴」とねだる。朝はおしゃべりクーで、ご飯を食べる前には、背中を撫ぜたり、台所の窓の下に来ては「クーちゃんのお窓を開けてよ」と僕とよく話をする、可愛いニャンコさんである。
居間にココが入って来ると、暫らくかくれんぼをして遊ぶが、その後は、クーは冷蔵庫の上で、マッタリと仰向けに寝て、居間で遊んでいるココの様子を眺めている。時計が６時を回る頃、台所から寝室に引き上げ、お昼寝を始める。昨日のように僕が家に居る時は、途中で起きて来て、遊んだりご飯を食べたりするようだ。昨日は午後西日が強くなり、クーの寝ている部屋にも、冷房を付けた。暑さに強いニャンコさんであっても、熱中症に掛かる危険はあるからだ。
去年の今頃のブログを読み返すと、秋刀魚の初物が食卓に上った。クーが台所の、クータンのお椅子に座って、秋刀魚の焼けるのを「お魚焼けろ、クーちゃんも食べたいよ」と待っている写真を載せていた。秋刀魚だけは塩をせずに焼き、クータンもお相伴するのが、我が家の習慣である。

お昼寝しないよ。

おはようココだよ。元気だよ。お母さんは修道院にお手伝いに行ったけど、お父さんは今日もお休みだよ。だからね、クーちゃんもぼくも嬉しいんだ。朝から遊んでもらえるモンネ。二人で一緒に「お父さーん」って呼んだんだよ。クーちゃんはお台所で「ゴハーン」っておねだりして、カリカリをゲットしたでしょ。ぼくは「広いお部屋で遊ぶんだよ」って何回も言って、入れてもらったんだ。クーちゃんは何時もの事だけど、お背中撫ぜ撫ぜしてもらいながらご飯食べてたよ。ぼく達は甘えん坊だからニャン。お父さんも、お母さんもぼく達には優しいからニャー。ぼくはお部屋のなかを走ったんだ。クーちゃんお台所で寝そべって、ガラス戸から見てたよ。「あの子暑くても元気一杯ね」って。玄関の扉にタッチして、ぼくのお部屋でターンするの。戻る時に「クーちゃん一緒に駆けっこしようよ」って言ったけど「シャー」って言われちゃった。それもクーちゃんは、横に寝そべったままだよ。お父さんは、お台所でクーちゃんのお腹と首を撫ぜてたよ。クーちゃんたら「お父さ～ん」って、甘えた声出してたの。お台所から出て来たお父さんは、カーペットで寝そべってたぼくにも、お腹を撫ぜてくれたけど、ぼくはお父さんの腕を押さえて、なめた後ガブリしたんだ。嬉しくなるとぼくはガブリするの。
お母さんが帰って来るまで、ぼく達お父さんと遊んでもらって、お昼寝しないよ。

ぼく たっち出来るよ

「毎日毎日僕は鉄板の上で焼かれて、嫌になっちゃうよ」とは同じ信仰を持つ、シモン・マサト氏が歌う泳げ鯛焼き君の一節であるが、真に鯛焼き状態の毎日が続く。しかし、我が家のクーもココもけろりとしており「お父さんそんなに暑いかニャー」と言う顔である。
今日は塩尻の家内の実家に、孫の顔を見せに行く予定であったが、この猛暑で断念した。何せ暑い中の渋滞にはまれば、運転する息子だけでなく、孫も可哀相だからだ。
昨日の夕方、嫁が孫を抱いてやって来た。その抱かれ方は、子猿が母猿にしがみついているのとそっくりなポーズ。思わず噴出しそうになった。孫はこの暑さでも元気である。摑まり立ちどころか、一人で立ち、数歩歩く事も出来るようになった。歯も下に2本顔を出している。早いものである。家内の記憶に寄れば、息子が一人歩き出来るようになったのは、生後１歳２ヶ月頃だったと言う。2,3歩歩くと尻餅をつくが、また立ち上がっては歩こうとする。ただ言葉は遅いようである。その晃の様子を見ている、ジジとババは目じりが段々下がるのである。台所からはクーも晃の遊ぶ姿をのぞいていた。
塩尻の両親へは秋の彼岸頃、晃の姿を見せに行くとしよう。

夏バテなんて

おはようココだよ。元気だよ。昨日は御免ニャさい。お父さんバテバテだったんだ。クーちゃんとぼくにご飯くれた後にダウンしちゃったよ。２日間も暑い所でお仕事してたからニャー。お昼の冷やし中華そば食べた後も、寝んこしてたよ。ぼくが「遊んでよ」って起してもダメだったニャン。
幾ら暑くても、ぼくもクーちゃんも元気だよ。クーちゃんも、ぼくも夏バテ何んて無関係だよ。クーちゃんは「今年は少し暑いわね」って言いながら、タンスの上のベットでお昼寝楽しんでるし、ぼくは何時ものように「広はお部屋で遊ぶの」って言っているんだ。お母さんに「ココ君、いい加減でお昼寝しなさい」って怒られたけど、ぼくしないよ。だってさ、遊ぶの楽しいもん。一人じゃ嫌だよみんな一緒だよ。広いお部屋で駆けっこしたり、羽・羽で遊ぶのが、楽しいんだよ。お母さんに「ココはチビ・ワンちゃんみたい」って言われるけど、ぼくはみんなの側で今日も遊ぶよ。

起された……眠い

昨日は、仕事が予想以上に難航し、延長戦にもつれ込んでしまった。無理な仕事だとは覚悟の上だったが。思いもよらぬアクシデントの連続だった。親会社のＹ君も手助けしてくれた上、上司と相談され、一部今日に持越しを進言してくれた。感謝である。炎天下の仕事は、体力に自信のある、鳶の人達でもこたえた。と言う訳で帰宅したのが、11時少し前で、布団に入ったのが11時半と、僕としては、生活リズムが狂ってしまった。若い時とは違って疲労感一杯である。
それなのに・それなのに、元気者のココは、明け方３時半を過ぎると大声で「お父さん起きてよ」と何回も言い、手をなめ、足首にガブリと。ついに４時に起されてしまった。しかし眠い。今日も暑い最中での工事監督。夕方にはヘナヘナにならぬよう心を引き締めればならぬ。だが明日からは、お盆休みだ。40年近い勤め人家業で、まともにお盆休みが取れるのは、最初で最後となりそうである。
さて、僕を起したココは、何時ものように居間に入ると、僕の側におもちゃをくわえて引っ張って来て遊び始めた。それをクーが冷蔵庫の上で横になり「あの子暑いのに元気ネー」と言う様に眺めている。外ではセミ達が大合唱を始めた。クータン・ココ君今日も暑くなるのかニャー。