クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

淡雪

2010-02-19 05:59:54 | ネコ
昨日の朝の雪は真に、ホイップクリームのような淡雪であった。それでも我家の庭は、木々も芝や苔も白くなった。9時頃には止み、2時間後の11時過ぎには全て消えてしまった。
その降り続く雪を、居間の小引き出しの上に座って、熱心に見ていたのがココである。普段は外の様子を見る事等ないのに、昨日は長い時間見続けていた。その後ココはパソコンの椅子に上がってしまったのである。朝ご飯の残りを食べて、居間に戻って来たクーは「あれレ」と言う顔をした。自分が寝ようと思っていたのに、ココに取られてしまい「ココ君、ソファーで寝ないの?」と。それ故僕の部屋着も要求しない。
思惑の外れたクーはおかんむりになり、ヤケ食いの「お父さんご飯頂戴よ」と騒ぐが「クーたん一杯食べたからダメ」と僕から拒絶されると、台所の奥の秘密基地に入ってしまぃふて寝となった。帰宅した家内がレジ袋を取りに、クーの寝ている箱に手を入れると、機嫌の悪いクーは「煩いわね」と。
午後には早春の陽射しが廊下に注ぎ、普段より遅いお昼を食べたクーは、機嫌を直して、廊下のレースのカーテンの中に潜り日光浴を始めたのであった。

孫ココを写す

2010-02-18 06:00:29 | ネコ
今朝の庭は、木々が白い帽子を被っている。雪は予報よりも遅く振り出したようで、今も静かに降っている。そんな中息子の咳払いが聞こえて来た。これから現場に向うのであろうか。年度末、駆け込み工事が集中し、毎年忙しい思いをしているようである。愛する女房の弁当を入れたリュクを肩に、出掛けて行く。
さて、昨日の昼過ぎ、家内が帰宅する時、元気坊主の孫も一緒に入って来た。部屋に入るなり「ジジこれ貸して」と手にしたのはデジカメである。僕が教えたように、ストラップを腕に通し、撮影ボタンを押して開け、一人前に構える。寝ている最中に突然孫に入ってこられたココは、逃げられず最初の被写体に。孫が奇声を出さなければ、逃げようとはしない。孫は思いっ切りズームし、パチリとシャツターを押す。今日の写真がそれである。続いて台所に入ると、クーが冷蔵庫の上に座っていた。それもパチリ。
孫は暫らく遊んで返って行ったが、大分大人しくなり、心身共に成長したようである。

大らかな姉

2010-02-17 05:56:40 | ネコ
今朝は1発の地震で夢から覚めた。震源は千葉県東方沖、房州・勝浦で震度3との事で、大きくは無いが、目覚まし代わりにはなった。僕が起きると、足音を敏感にキャッチしたクーが、何時ものように寝室の扉をノックした。これまた何時ものように、僕の顔を見上げる。クーの言う事は、声に出さずとも分かる。茶碗に入れたカリカリを半分程食べると、パソコンテーブルから欄間に上がり、庭の様子を見る。そして、パソコンテーブルの最上段に戻り食休み。僕が顔をクーの顔に近付けると、僕の鼻の頭をペロリと一舐め。朝の挨拶である。
その時茶碗を叩く音が聞こえ、ヤッコラサと気合を入れて立ち上がると、ココが何時の間にか台所に来て、クーの茶碗からカリカリを食べていた。
クーは普段から自分のカリカリをココに食べられても、文句を言わないニャン子である。目の前で食べられても、じっと見ているだけ。チョチョイと手を出さなければ、バトルにはならない。ココはそれを良い事に、ちょくちょくクーの食事を失敬する。1日の食事の量はクーよりも断然多くなってしまい、デブねこになって行くのである。しかしクーは大らかなお姉ちゃんに育ったものである。やっぱりココが可愛いのだろう。

早起き家族

2010-02-16 06:26:46 | ネコ
今朝僕が目覚めて居間に入り、温風器をONにしたのが5時10分前だ。台所で目覚ましの1服を吸っていると、扉をノックする音が聞こえ、居間に入ったクーは、ねこ体操で体を解し、自分の茶碗の前で僕を見上げた。その顔には「ご飯頂戴」と書いてある。クーに朝ご飯を出して暫らくするとココが台所に入り、クーと同じくねこ体操で体の後カリカリ容器の前に行き、手でこれを引っ張り寄せる。これは「ぼくご飯食べるの」の合図である。2ニャンが食事をする頃家内が起きて来た。眉間に皺を寄せている。今朝はオリンピック放送を見ようとテレビを付け、その音が寝室にも響いたようだ。「こんな朝早くから何でテレビ」と文句が出た。
食事の終わったクーは本箱の上で、ココはパソコンの上で休み、僕は今日のブログを考えながら、目の前に居る被写体にカメラを向ける。ココとの距離が近くて、フラッシュが直接当り目が水色に光ってしまう。台所では流しに上がったクーが、家内に「私お水飲みたいの」とねだる。我家はねこ様最優先。洗濯の手を休めて洗い桶に水を入れていた。
起きてから1時間半、僕のお腹も動き出したようで、人間も朝ご飯としようか。今朝もお茶漬けの素を使った雑煮を食べよう。

電話機

2010-02-15 06:32:48 | ネコ
先日来の腰痛が昨日と比べ今朝は少々悪化しているようだ。立ったり座ったりの動作を起す時にギクッと痛み、立っている時は右足と右臀部に鈍痛が来る。天気は春先のように日々変わり、湿気が多くなると痛みが増すようである。来週半ばには税務署に確定申告書の提出に出向かねばならぬ。所轄の武蔵野税務署は、中央線吉祥寺と三鷹の中間で、どちらの駅からも15~20分程歩く事になる。付近には駐車場が少なく、この時期常に満車となる。我家からはバスを利用する。早く痛みが取れて欲しいものだ。少々愚痴話が過ぎた。本題に入ろう。
我家の電話兼ファックス機は、作り付けの書棚の中段に置いてあり、その前には幅15㎝程のメモスペースがある。今やこのスペースはクーとココの専用椅子に変わってしまっている。良くぞこんな狭い場所に座れると感心する。クーが座る分には何の問題も無いが、ココがこの場所に、ソファーの肘付きから飛び上がると、必ず電話機のボタンを押すのである。ボタンはねこが押しても正直に反応し、電話を繋げてしまう。直ぐに中止ボタンを押すが、腰痛のある時にはこれが一仕事となる。やんちゃ小僧はダイヤルボタンの上を歩き回る事も。一々リセットせねばならない。先日出かける際に、ココが元気に遊びまわっていたので、電話機のコンセントを抜いた事もあった。今日も何回かボタンを押し、僕は痛みに耐えながらリセットボタンを押しに、立ち上がる事になるだろう。ココ、電話機のおイタ止めてくれないかナー。

強奪

2010-02-14 06:01:14 | ネコ
日中細かい粉雪が降り続き、ガス温風器をガンガン焚いても、部屋の温度は20度以上には上がらず、ぎっくり腰の痛みも全く取れない昨日、寒さに震え、痛みに耐えながら、バンクーバーからのオリンピックの開会式生中継を見続けていた。
寒がりココは室温の上がらぬ朝の内から、僕の膝に上がり、お気に入りの部屋着に潜り、襟を咥えて引っ張たりして「ぼく寝るの。お父さんこの服脱いでよ」と強奪していった。たった1枚の薄い部屋着を脱いだだけなのに、猛烈に寒くなりくしゃみが出たが、痛い腰にもろに響いた。唸りながら腰を屈めて、温風器の前で新聞を読んだのである。
ソファーに掛けた部屋着に包まったココは、上機嫌で朝寝を楽しみ、クーもココから返された、パソコンの椅子に猫丸になり、手で顔を隠して、家内が帰って来て、部屋の中がざわついても、ココが昼ご飯をねだる声が聞こえても、1日中寝ていたのである。
今朝も寒く、キーボードを打つ指先が痺れて来る。クーはパソコンの椅子で昨夜から寝たままだし、ココはパソコンの上でマッタリと僕の作業を見詰めている。おそらく家の外は、氷点下の冷え込みだろう。お日様が出て欲しいよネ、クーたんココ君。

姉の威厳

2010-02-13 06:14:34 | ネコ
ねこブログを見ていても、2ニャン以上のねこが一緒に暮らすお宅では、喧嘩までに行かずともバトルと言うか、小競り合いは日常的に起こるようである。我家も然り。生後半年にもならぬココが、クーにバトルを仕掛けた時には、夫婦揃ってビックリし、2ニャンの仲を心配したものである。それから3年、我家でもねこバトルは日常茶飯事となり、夫婦は全く驚かなくなってしまった。
バトルを仕掛けるのは90%以上ココである。遊んでもらいたくなると、休んで居るクーの側に静かに近付き、チャチャイと手を出す。クーも煩いので反撃する。我家の2ニャンには暗黙のルールがあるようで、お互いの頭と顔にはパンチをしない。ココもクーの出す高速パンチをかわしながら、胸に目掛けて手を出すが、滅多に当たらずココが負ける事が多い。クーは負けそうになったり、バトルに応じる気になれない時は、ココに向かって歯を剥き出しの仁王様面で威嚇する。このクーの顔を見たココは、大人しく引っ込むのである。
僕も先年天に召された姉には、終生頭が上がらなかったが、今のココもそうであろう。日頃は静かに過す事が多いクーだが、姉としての威厳は持ち、時々ココにそれを見せているのである。

痛いよー

2010-02-12 05:37:32 | Weblog
昨日から腰痛再発。今朝は頭痛も併発。歩く事もままならぬ。1日静かに過ごす事にする。
先程クーが僕の顔を覗き込み「お大事に」と言う顔をした。

素直な生き方

2010-02-11 05:31:58 | ネコ
我家のニャンズ、クーとココを1日中見ていると、自然にも、今の自分の環境にも、神様から与えられた運命にも逆らわず、順応し、実に素直な生き方をしていると感心する。これらに逆らって生きようとするのは、我々知恵が付いた人間だけかも知れぬ。
一昨日は晴れてポカポカ陽気。2ニャンは日の光が一杯入る廊下で、自然の恵みに素直に喜びを表わし、転げ回ったり、体全部に光の恵みを浴びながら昼寝をしたりと。曇りの昨日は廊下には出ず、居間の温風の来る場所で眠っていた。拾い上げ、抱かれて我家に入ったクーは、前夜の大声での泣き声が嘘のように、ソファーの上で静かに、安心し切った顔で数時間眠ったと言う。目覚めると出されたミルクを飲み、ネコ缶の食事を食べ、我々に直ぐに懐き、新しい環境にも逆らわず「ここが自分の住処」だと悟った。ココも同じである。神戸から東京への、約600㎞の新幹線で移動する間は、ケージの中で眠り、目覚めた場所が何時もと違うのに少し驚いたが、食事をし1晩眠り、新しい家に素直に慣れた。一人っ子で家族に甘え続けたクーも、多少時間が掛かったが、やんちゃな弟ココを受け容れた。
人はなまじっか知恵があるだけ、自然や神様から与えられた運命に逆らおうとする。クーやココの運命に従順な生き方が羨ましくなるのは僕だけであろうか。

日向で昼寝

2010-02-10 06:02:25 | ネコ
お日様の光に強さが増し、温風器も不要となった昨日の午後、ココは廊下で日向ぼっこを楽しんでいた。廊下はレースのカーテンで閉じていても、真に温室になっており、それを開けると強い光が、廊下の奥まで入って来た。その中でココは、時には仰向けのヘソ天になりながら、楽しそうに転げ回っていた。2日連続である。ココを見ていたら、僕もこの即席温室で昼寝をしたくなり、体を横たえた。カーテンを開ければ裏のお宅や、息子の一家の部屋から廊下は丸見えになり「ジジ、あんな所で寝ているよ」と孫に言われるかも知れぬが、そんな事は気にしない。ココは僕の後ろで転がったままである。腕枕で30分も寝ていると、板の間故流石に腕が痛くなり、寝室から枕を取り出し、本格的な昼寝となった。実に気持ちが良い。太陽の恵みである。1時間以上も寝てしまった。僕が寝ている間にココは篭ベットに移り、並んでお昼寝をしていた。夕方迄居間には出てこず、充分に日向を楽しんだのだった。
一方クーは、お昼を食べた後はさっさと出窓に行き、これまた日向ぼっこ。誰にもわずさはれず、一人のんびりと昼寝をし、太陽の恵みを楽しんだようで、腹時計が夕食時間間近を告げて、居間に戻って来たのだった。