ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

空っぽの押し入れと佐治晴夫さんの宇宙&70本の帯

2020-09-03 09:40:08 | 捨てる・整理する

東京はとにかく蒸し暑いです。
湿気が身体にまつわりついてきます。

ときめきお片付け、続いています。
昨日は、帯の数を数えてみました。


70本!
プロでもないのに!

まずは、
これだけは、というお気に入りを
別にしておきます。



これは死ぬまで取っておいて(タブン)
あとは始末してもらう、予定~~。

押し入れ、空っぽになりました。

横の桐の箱は重くて~~。
中に入れるものは、特にない。
下段は未整理。

あるはない、
ないはある

私は、この人生!において、
本と着物関係以外には
持っていないのです。

下の写真はビフォア。
これでも少し整理したあとです。


だから、
着物関係を入れないと
入れるモノはない、のです。

あるはない、
ないはある、

こんなマザーグースのような、
あるいは禅問答のような言葉に
出会ったのは、

最近見つけた
佐治晴夫さんの書籍から。



「宇宙のカケラ」(毎日出版社)
副題に「物理学者、般若心経を語る」とあります。

物理学者の佐治さんが、
宇宙的な視野で
詩や死、自分、他人を語ったものです。
正直言って、
よくわからないことが多いです(汗)。

「それでも宇宙は美しい!(春秋社)
~~科学者の心が星の詩にであうとき」

ときどき宇宙をイメージ、
それだけで心は穏やかに。

執着だらけのワタクシですが、
それでも、
生命は、遠い昔たった一つの
同じ物質からできたのだから、
自分も他人も植物も、皆同じ、
というのはわかるような気がします。
そして自分のなかに宇宙を抱えていることも。

だから、
死ぬというのは宇宙に帰ること。

いきなりですが、
豚肉のポン酢梅肉ソース絡めです。
ポン酢に少し片栗粉を加えてレンジに。
さっぱりで簡単で美味。
先の筑前煮の残り野菜にじゃがいもと肉を
足して肉じゃがとけんちん汁を作りました。
前は鮭で食べたので今回はお肉です。


おいしい宇宙を、
身体に取り込みましょうか。

宇宙に戻る、といえば、
「千の風になって」を思い出しますね。
「~私のお墓の前で泣かないでください。
千の風になって、
あの大きな空を吹き渡っています」

佐治さんの本は
理解できない個所もありますが、
納得する箇所も多く、
たとえば、
人は言葉より、
音で相手を理解しようとする。
これは、孫をみているとよくわかります。

言葉よりも、
イントネーションや表情で、
「この人は怒っているんだな。
嬉しいんだな」と判断しています。
大人の言葉のなかで、
繰り返し発するのはリズムに乗った
イントネーションですね。

「~~感情の機微は言葉よりも
声のなかにより多く存在する」
(佐治様)

私の言葉が、子供たちに
届かなかったはずだわ(泣)
そこは熱いよと言っても知らん顔だけど、
「アッちっち!」というと大笑いする孫。

で、
ないはある、
あるはない、
というのはまさに禅の言葉。

~あることと
ないことが
まぶしいようにぴったりだ。

これはまどみちおさんの詩の一節。

で、ときめき着物、
ときどき、なにもない空間を
イメージします。
ああ、気持ちいい!

でも、
あることと
ないことが同じなら、
あってもいいんじゃない~~、
と、いまだに悟りきれないワタシ(汗)

こんな風にあるとないの間で
遊んでいるうちに
日は暮れてゆくのでした。
それもまた楽し~~。
一生モノの本です、佐治さま。
わからないことの素晴らしさ。

最後までありがとうございます。

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コメント (2)
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