ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

「一汁一菜でよいという提案」土井善春・家庭料理にまつわる罪悪感&わが家の一汁一菜

2020-09-22 11:28:42 | 美味しい百均レシピ

今朝の東京は久しぶりに
朝から太陽の光が強い。

この太陽を使って、
洗濯はもとより布団や
ついでにこちらも久しぶりに
干し野菜を~~。

マッシュルームとピーマンを。

太陽の光がよくないのは、
お肌だけです。
こちらは気を付けましょう。

自粛生活の間に、
食費安くしようと、
美味しく安く、簡単にというメニューを
探していました。

これまでは、
料理関係の本には、
それほど興味はなかったのですが、
このところ、
書店に行っても、
料理関係の書棚を覗くようになりました。
そして、みつけた一冊。


「一汁一菜でよいという提案」(土井善春・グラフィック社)

料理本なのに、写真があまりない。
活字が多い。

普通ならスルーするのですが、
この方、
前にテレビ番組で拝見したことがあって、
それは
「塩むすび」を晒布巾で作るだけ
なんですね。
こんな誰でも作れるモノを、
堂々と紹介するんだと。
あと、藍がお好きみたいで、これは雑誌で拝見。

そんなこともあって、
手に取ってみたら、
これが面白い~~。

料理本、読みふけるってないことです。



本では、
日本人の基本である食生活について
日常を基本に述べていて、
味噌汁の味噌
いろんな食材を入れれば、
まずは、それでいいと。

話のミソ、のミソは味噌の大切さから。

「~~一汁一菜とはただの和食献立の
すすめではありません。
「システム」であり、
「思想」であり、
「美学」です。
と辻様。

毎日作るご飯、
面倒なあまりジャンクに頼ったり、
あるいは見栄えのいい料理じゃないと
恥ずかしいと感じたり~~。

毎日作るモノだけに、
この作業には、
面倒、あるいは罪悪感、
あるいはどうして私だけが~~、 
その人のいろんな思いが
まとわりついています。
そんな思いを、
まずは払しょくしてくれる。

一汁一菜。
味噌汁って、インスタント料理だもんね。
とにかくここに野菜やら少量のお肉やらを
入れる。

もうもう一品欲しいときには、
味噌汁はシンプルでいい~~。



まあ、ここまではワタシでも一応はわかります。

この本の優れているのは、
ここから、もっと進んで、
「~~一回の食事には
現実と情緒という大量の情報が
やり取りされている。
食べ物をみたとき、
美味しそうか、
安心か、
そして、この「美味しさ」は
どういう美味しさかを観察し
判断する力を作る。
それは料理だけではなく、
いろんな良し悪しを
判断する基本になる。

わあ、美味しいという華やかな
美味しさもあれば、
じっくりした美味しさもある。
強い味は飽きます。
あるいは中毒性を持つ~~。


ワタクシも、外で美味しいモノを食べた日の夜は
簡単ご飯です。

本の意図に反して、
ワタクシ、子どもがいるときには、
ひたすら毎日、とにかくご飯を作る
ことに追われて、
自分がゆっくり食べることは
あまりできませんでした。


マジ美味のサツマイモのお味噌汁。
ほんと、これだけで満足の一品。

いま、一人暮らしになって、
自分のために作る美味しい料理、
友人は誰にも食べてもらえないのに
よく作る気が起きますね、というけど。

干し野菜を入れるだけで、
味噌汁などのスープは
簡単にできます。
これが極楽。
もう一口一口ゆっくり味わう。

そしてこの年になって、ようやく、
土井先生の仰ることが腑に落ちる、
今頃遅いよというかもしれないけど。


「もの喜びできる人」
これは日々の小さな変化に気づき
それに喜びを見出せる人。

「口中調理」
 これはご飯と菜を一緒に食べる
口のなかで味わうこと。
三角食べのことかな。

それとはまた別に、
若竹煮など、素材を味わう
日常の中の高貴性」とか、
いい言葉がいっぱい。

フライパン運動」とか、
これは1956年にそれまで
使われてなかったフライパンの
使い方を指導して回っていたんだって。
それ以来、油を使った料理が家庭に入っていたとか。


食に少しでも興味のある人、
あるいは
毎日の食事つくりに悩む人には、
さらっとでも目を通してほしい。
この一冊に出会ったのも、
やすく美味しくと、
少しでも作ることに
興味を抱いたおかげです。
まさにご褒美の一冊。

ご馳走様。

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