ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

最近読んだ本「ミシンの夢」&「あと千回の晩飯」&ワクチン不安②

2021-06-10 15:55:03 | きものの本&本

本日も東京も暑い。

ワクチン接種で亡くなった方
いるんですね。
糖尿病の持病があったとかで、
だからこそワクチン早めに
打ったのでしょうにね。

人の身体は一人ひとり違うから
なんとも言えないけど
やはり怖いですよね。

先のリメイクと一緒にアップする
つもりでしたが、
長くなったので別々に。

素敵な本を読みました。

いつも面白い本をアップしてくださる方の
ブログから。感謝。

「ミシンの見る夢」(ビアンカ・ピッツルノ・
河出書房新社)

タイトルだけでも、
もうワクワク。

1800年代のイタリア。
まだ既製服が出回る前。

お金持ちは裁縫士やパリに
ドレスを注文する一方、
一般家庭や貧しい人たちは
お針子と呼ばれる簡単な縫物や
仕立て直しをする人たちに
衣類を注文、
小説は貧しいお針子のお話。

当時のファッション事情や
貧富の差、布の調達方法などが
詳しくて、
衣服に興味のある人は必見の一冊。

上流階級の性にまつわる話や貧しいお針子の
生活ぶりが活写されている上、
布の調達場所がバレて、
ひどい目に遭う吝嗇な一家、

預かった子供が主人公の指輪を
隠すのですが、
その隠し場所は~~?
などなどミステリー仕立てで一気に読了。

当時の人たちは
お嫁入りに持ってきた何百枚という
リネンや布を、赤ん坊の産着にしたり
子どものドレスにしたり、
社交会デビューに仕立て直したりと、
それはもう大切にする。
そのあり様が
読んでいて気持ちよかった。

日本でもかつてはお嫁入り道具の一つとして
豊かな家庭は一生分の着物を用意しましたね。
戦後はそれを売ったりモンペにしたりと
活用~~。
いえ、
ワタシはまだ生まれていないのですが、
ホント。



洋服を作る人を描いた作品に
「繕い裁つ人」があります。
主演・中谷美紀

こちらもすごく面白かった。
着物との対比も。

「あと千回の晩飯」(山田風太郎)
こちらは作家山田氏が72歳のときの
エッセイ。

「人間臨終図鑑」で、
いろんな人の死にざまを書いた氏が、
自らの死をあと三年と踏んだわけですが、
食べ物の話より、病気の話が多い。

白内障だと思っていたら、
糖尿病による眼底出血だったとか、
パーキンソン病とか~~。
年を取るとは病気との闘い?
死や病のまつわる話があれこれ。


ワタシの晩飯はあと何回だろう。
里芋と肉団子の含め煮。
肉団子、いろいろ使えて便利。

作家はロクなものを食べない。
最後はひどい死に方をすると。
その点、正岡子規は死ぬ間際まで
食べ物にこだわったとか。
作家の死因、
糖尿病多いよね。

氏はあと三年と見込んだけど、
7年生きたそうです。

ワタクシはあと何年かな~~?
安くても美味しいものを
せっせと食べます。

最後までありがとうございます。
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