ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

「ゼロで死ね~人生が豊かになるルール」と「持たない幸福論」

2021-06-19 10:22:25 | きものの本&本
本日の東京は雨。
気圧低くて、
若い頃はこんな日は
身体が重かったのに、
70歳の今はなぜか元気~~。

年を取って元気なのと
若い頃に元気なのは、
どっちがいいでしょうか?

こんなことを考えたのは
こんな本を手に取ったから。
ベストセラーの棚にあった。

「ゼロで死ね。人生が豊かになりすぎる
究極のルール」
(ビル・パーキンス著・ダイヤモンド社)

書店で見つけて手に取ったのは、
私たち日本人にはおなじみの
「あの世にお金は持っていけない」
との考えが頭にあったから~~?

本には、
そんな考えよりも、
富裕層に属する著者が
「お金と時間や経験や思い出との相関関係」
経済学的、体験的な見地から説く。

富裕層、お金持ちというのがキモ。
お金持ちが、
☆金の価値を最大化するには、
ある程度お金が貯まったら、
そこからは使う側にまわれ。
☆ お金、時間、健康のバランスが
人生の満足度を高める~~。

それはそうです。
ワタシも若い頃、
あまりの忙しさや
先行きの不安から健康を害し、
まさに崖っぷちに。

お金や仕事より健康や家族が大事と
いうのはよくわかる。

年重ねるとつくづく、
それを実感します。
だから毎日安くても栄養のある
料理を食べる~~。

でも、
それができるのは今や恵まれた人?


日本の保険制度とアメリカの
それとは違うから、
またお金を持たないワタクシには
ツッコミどころはいっぱいあります。

それでも、
① 人はある考えを持ったら
自動運転モード」に入って
考えようとしない。
 節約自体が目的化して
なんのためかを忘れてしまうとか、
仕事のためには無理しても当然とか。
無理がむしろ偉い、とか?

② 健康はお金より重い。

 これはもうなにより大事だなと。
健康とそうではないケースでは
なんとなく怠い、というだけでも
世界がまったく変わってみえる。
それに健康だと
まずお金がかからない~。


同様の趣旨の本ですが。


今の日本、
60歳以上の平均貯蓄は、なんと2384万円!
荻原博子著。
 
こちらは今の高齢者向けに
経済ジャーナリストは執筆。
こっちのほうが日本の現状に
合っていますが、
これからはそうは
いかないんじゃないの。
今の高齢者はまだ恵まれている。

売れセンの大富豪の方は、
いままさにお金を稼いでいる
世代に向けたものですかね~~、

そして、私はどちらかといえば~~。



「持たない幸福論」(pha著)
京大を出て一流企業に勤めたものの、
苦しくて退社。
以来好きなことをして生きている~。

「正社員にならねば」
「結婚せねば」「老後に備えねば」
「家を持たねば」
などの「普通の生活」の普通が
今や崩れているのに、
崩れる前の価値観で行動していると
苦しいことばかり。

今や「普通のレベル」は高い、
「高い」のに、
それに合わせようとするから
ストレスとウツとで苦しむ人の
なんと多いことか、という本。
だから、
「お金に縛られない」生き方をしようと
提唱~~。
今だからこその本ですね。

どちらもモノより経験、思い出重視。

そうそう、「ゼロで死ね」に
70歳でたとえばスキーは体力的に
一回しかできないけど、
若いときには三回も四回もできる。
経済効率から言うと、
若い時の経験の方が有利、
とあるけど、70歳で
ゆっくり一回というのも
味わい深いと思うよ。
すべて効率では解決できない。

これらの本、
むしろ子供に読ませたい、
でも読まないだろうなあ~~。

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というわけで、長くなりましたが、
最後までありがとうございます。

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