山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

600億円の衆議院選挙が残したもの

2014-12-15 22:00:27 | 意見・所感
 600億円以上はかかるという選挙が終わった。
 大義なき選挙はまたまた政治への不信と思考停止を産み出す。
 政治のきらいなオイラでもさすがに怒りを抑えられない。

   
 投票率の52.66%は戦後最低を更新したそうだ。
 政権を執った民主党の失政は国民の期待を裏切り続けた。
 野党のジコチューと分裂は当事者能力がないことを証明している。

                 
 日本はどうも「政治タブー」というものが隠匿されている。
 学校教育では政治を論ずることを封じ込めるのに成功した。
 つまり、学校現場は文科省の上意下達に支配されているからだ。
 自由にものを言えない教育現場は、萎縮と自己規制とを内在してしまう。

                  
 その影響は陰湿ないじめを育てていく。
 草の根保守主義は、疑問という回路を失った優等生を確保していく。
 その優等生の語る言葉はもっともらしいので、相手の思考停止を誘ってしまう。
 疑問を持った人間は排除される運命にあった。

                    
 こうしてえいえいと日本の社会構造はむかしも今も本質的に変わらない。
 民主主義社会は実現しないが、民主主義とはそれを実現しようとする過程そのものだ
 と言った政治学者がいるが、その通りだと思う。
 だから、ひとりひとりがその実現過程に参画することが重要だ。

       
マスコミは若者に「投票にいけ」というが、その背景にメスを入れないで形だけの投票行動を言うだけではダメだ。
 現代的な自由民権運動があらゆる分野で必要ではないだろうか。
 「自由を取り戻す」というのが、オイラが今まで生きてきた大きな課題・壁でもあったからだ。


 その壁はあまりに厚い。
 だから、鍬でその壁を少しずつ崩している。
 おっと、壁ではなく大地だった。   
コメント
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