山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

浜松市と協働で散策会・講座を開催する

2014-12-21 20:45:35 | 春野山の村
 昨日までは天気不順だったが、きょうは絶好の散策日和。
 場所は天竜区の春野山の村。
 杉を伐り出して広葉樹を植えつける森づくりを開始している。

 午前中は6つのグループに分かれて27の問題・クイズを解きながらの森林散策会。
 今までは森林コーディネーター主導だったが、きょうは参加者自身が主役のラリーだ。

     
 問題の中に「俳句」を詠むと言う課題もあった。
 「散策会 山の村で 元気得る」
 「元気の素 手に入れながら 歩く道」
 「山の村 高野箒の 枯れ尾花」
 「冬枯れの 山肌白く 残り雪」
 「山の村 おろしをうけて ポンジ山」

                       
 昼食は日当たりのいい場所で雑談に花が咲く。
 昼食作りも地元のかたの応援もあった。
 これ自体が画期的なのだ。

                        
 午後は散策会の案内人になる「森林コーディネーター講座」を開催する。
 企画運営を市民が主体的にかかわったこととそれを受け入れた浜松市の度量の広さが大きい。
 地元の郷土史家の木下恒雄さんが金原明善を中心に遠州の森林を歴史的に語る。
 いよいよ開講だ。

                         
 遠州にも幕末の影響や報徳思想が飛躍的に広まった特徴もあることが語られた。
 「報徳社」は、今で言うNPOと青年会議所が合体したような組織に思えた。
 第二部は、浜松市の森林の現状と課題を統計資料を中心に市の職員が報告する。

    
 午前中は風邪のためか思考力が減退していたが、午後は回復できた。
 散策会も講座も参加者がそれぞれ25名ほどだった。
 宣伝が遅かった影響もあり、参加者が少ないのが心配されたが、常連がしっかり支えてくれた。
 いままでの活動の実績が反映されている一日となった。
 じつにありがたい。
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする