ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

これは何だ

2014-05-26 05:00:00 | 田舎

串本町の袋港の奥、国道42号線からJR紀勢本線の高架下を潜る道が有り、その道を辿ると串本の街を迂回するようになっていて、紀伊姫駅近くに出てくるのですが、そのルートが大辺路であり、私が歩いた最初の大辺路なのですが、その大辺路と42号線が合流する辺りに奇妙な物が出来ていました。側溝を逆に置いたような形をしていますが、そんな小さなものではありません。柵も付いているのでプラットホームにも見えますが、まさか紀伊姫駅を移転するわけではありますまい。乗り降りする人が少ないとは言え、こんな人里から離れた(それは大袈裟か)所に駅を造ったものなら、利用する住民は不便です。

             

紀伊田辺から新宮までの小さな駅では紀勢線の電車は1番前の扉しか開かないので、このような小さな駅であっても使用は可能かと言えば可能です。おまけに元々切符を売ってないので、こんな簡素な造りでも駅としては十分利用可能なのです。

               

ちょっとだけ中を偵察してみると、どう見ても電車から人が乗り降り出来るように造られているようなのです。しかし幅が狭いので危ないと言えば危ない、どうせ紀伊姫駅などは乗降する人が少ないので混雑することはありませんが、よろよろした爺さん婆さんがこのホームで待つことを想定するなら駅としては利用できません。いったい何を目的に造ったものなのか、大地震が起きたらここで電車を停めて、乗客を降ろせるようにしたのか、それならもっと数が必要でしょう。確かにこれと同じものを紀伊浦神駅の近くでも見ました。なのでもっと他にも造っているかも知れませんが、地震対策にはなっていません。東南海地震が起こって津波の襲来を予測してのことなら、線路はグニャグニャに曲がってしまい、まず電車はここまで走れますまい。ここで止まれたとしたら物凄い偶然です。

             

第一、避難のためなら、もう少しだけ紀伊姫駅に近い所に避難路に指定されている大辺路への出入り口が有るのです。もし大津波が2分程度で押し寄せるなら、こんな所で降りていては山へ逃れることは出来ません。なのでこれは駅でも地震対策でも無いようなのですが、何を目的としているか考えが及びません。コンクリートに打ち付けてあったプレート、赤い矢印が印象的ですが、これは写真に撮れば有ることが分かるのですが、とても人の目につくような大きさではないのです。だから矢印が何を意味しているのか分かりません。

             

42号線を走っていると地面に大きく数字が書かれています。同じ地点に昔から設置してある距離標も写っています。

                       

これがその距離標、ゆっくり走ってる人ならこの距離標でも読みとれるかも知れませんが、なかなか気付き難いので道路に大きく書き直したのでしょうね。では何故浜松を起点としているのか、その謎がなかなか解けません。浜松からの距離なんて普通の人にとっては意味が有りません。でも例えばこのように姫が307kmならそれを覚えておけば、途中の地点で後何kmあるのか計算が出来ます。

             

ここは橋杭公園前信号、サンゴ台やコーナン、ホテル浦島、橋杭小学校などを利用する人が利用する感応式信号です。GW中に2回同じ目に遭ったのです。前の車が赤信号で停まっているのですが、あまりにも前に停まってしまっているので信号機は感応していません。この信号は自車が感応されているかどうか、分かる仕組みになっています。

             

信号機の下の感応式信号の文字の右横に、車が停車位置に止まれば『感応中』という表示が出るのです。そのことを知ってか知らずか、この車は後続のことも考えずに呑気に止まっています。この時は2回目だったので慌ててカメラを取り出して写真を撮ったのですが、私の後ろの車に乗ってた人がすぐに降りて注意を促していました。きっとその人も何度か同じ目に遭った事が有るのでしょう。

                       

これで今回の串本でのGWのお話は終了、10日余りのお話を長~く引っ張りました。庭のサクランボの木は今年も実を付けませんでした。3月は1度も訪れませんでしたから、花が咲いたかどうかも分かりませんでしたが、実が生ってないのですから花も咲かなかったのかも知れません。背丈だけが伸びて、もう2mは悠に超えています。