ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

三段壁

2014-05-28 05:00:00 | 田舎

K川君が串本に来るのは15年ぶりだとか、その時は名古屋方面から電車でやってきて、私は紀伊勝浦駅まで迎えに行ったのでした。今回は白浜駅で少し白浜観光をしたのですが、円月島は遠くから眺めるだけですし、千畳敷はだだっ広くて歩くのは面倒そう、そして三段壁を見物に訪れたのですが、千畳敷から車で走って一応三段壁と書かれた一番手前の駐車場で車を停めたのですが、1年半前にU畑君に案内してもらった時とは雰囲気が違う、両側に土産物屋が無いと思っていたら、みんなが三段壁と呼んでいる所よりかなり北寄りに車を停めてしまったらしい。

             

やはり白浜のことは串本ほどは知らないところが出てしまいました。それでも観光用に整備されたような道を南に向かって歩くのも良いもので、一直線に三段壁まで歩くよりは体にも良いものだと言うような言い訳を考えながら歩いていました。

             

このように道が続いています。どうやら私は初めてこのコースを歩いたのではないかと思います。

             

こんな歌碑が有ったのも知ったのですが、素人の字で“白浜の海は 今日も荒れている 1950・6・10 定一 貞子”と彫られていて、どうやらここで身投げでもしたのでしょう。歌碑が有るという案内板が無かったらおそらく気が付かなかったと思います。でも昭和でなくて西暦で書かれているから、少しは進歩的な人だったんだろうと考えるし、その頃からこの道はあったんだろうと思います。

             

三段壁の洞窟には昔降りて行った記憶があるし、きっとエレベーターに乗るのにはお金が要るのでしょうから、下には降りません。雄大な眺めを見ているだけで十分ですが、ブログのネタに降りた方が良かったと思っています。さぁ帰ろうと思って、南側を見ているとお堂が有りました。洞窟に降りるエレベーターが設置されているのは牟婁大弁財天の像が有る一見土産物屋みたいなお寺、こちらは殆ど訪れる人もないような文殊堂です。

             

そういうところを見て回るのが好きですから、ちょっと寄ってみました。雑然と石仏が置かれ、お寺の名前が付いています。どうやら西国三十三カ所巡りをここだけで巡れる便利で有難いお堂ですが、どうもさもしい根性とも思えてくるのです。