「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「間に合った…」

2010年02月28日 | 季節の移ろい・出来事
    
   青空に映える満開の河津桜         辛うじて間に合った水仙

気が付いたら2月も最終日。実に早い。
1月は行く、2月は逃げる…などと、おふくろからしつこく聞かされてきた。

なんでこんなに早いの? なんでこんなに急いで時間が過ぎるのか…。
ちょっと聞いてみたくなる。誰に聞く? あの人? この人??
やっぱり自分に聞くしかないでしょう…と思い直す。

忙しい。なんとはなしに忙しく時間に追われているように思う。かといって、何かが具体的に形となって残っているわけでもない。なのに妙に落ち着かない。

2月末とは思えない真っ青な空と、上着が邪魔になる陽気に誘われて、忙しさをほっぽり出してクルマを走らせた。朝から出ればいいものを…そうは行かない。外せない葬儀を済ませて午後からの半日。

満開の河津桜が、青い空に溶け込んで見事なセクシーピンクで迎えてくれた。
ホーッと深呼吸。
そして心配した水仙も、大半は花期を終えていたが、部分的には辛うじて待っていてくれた。
「写真撮って…」と哀願するように健気な遅咲きの水仙をパチリ。

これでまたやらなければならないことが半日遅れか…。
まあいいや、今日を逃したら、水仙の群生はお目にかからないまま時期を逸するところだったかも。
花は見頃がある。気持ちを洗われただけ大儲け。
また明日から気合いを入れることにしよう…。「またかよ~」などと言わないの!!
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「夢に挑んで」

2010年02月27日 | スポーツ・観戦
         

4年に1度巡り来る晴れ舞台。オリンピック。

血と汗のにじむ基本動作を習得し、想像を絶する反復練習に耐える。
鍛え上げた肉体と精神を集中して、技に挑む。
そこから、更にさらに磨き上げ、練り上げる。
それらの全てを満足させた者にだけ与えられる晴れ舞台への助走。

今回は、世界最高峰の「金メダル」にはならなかったフィギュアスケート女子、日本のエース浅田真央。
そして男子の高橋大輔。
二人のエースはもとより、世界中の人々から賞賛の拍手を贈られた選手全員に大いなる拍手を贈りたい。

特に浅田真央。2番目に高い表彰台に立って、こぼれそうな涙を押し隠し笑顔で手を振る姿。
感動に思わずウルッ!!

破れたことは残念。でも惜しみない祝福を贈りたい。
“19歳、負けて知ることの方が多いのかもしれない。とはいっても4年に一度の大会、負けて笑ってるより泣いて悔しがるほうが私は好きです。”
試合直後にこんなメールを頂いたが、まさに同感。
あの涙を流す悔しさがあれば、必ずや最も高い表彰台、金メダルへの道が開けると思う。

悔しさをバネに、さらに飛躍を誓うエースを見守りたい。
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「アオサギその2」

2010年02月25日 | 季節の移ろい・出来事
向かいの雑木林に、今年のアオサギ飛来を確認したのが2月9日。
その後しばらく静かだったのに、ここに来て、クワーッ クワーッというけたたましい鳴き声が響き渡る。
カメラ片手に観察。なんと多いときには7羽が羽根を休めている。
         
       優雅に飛んでいるのではない。熾烈な領有権争い。

昨年と同じ場所に巣を構えているのが先住民。後からやってきた後輩を追い払う時のバトルの威嚇鳴き声であることが判明(勝手な想像)

さらに、先住民の巣から20㍍くらいの近くに新たなつがいが巣をかけた模様。
しかも、新たなつがいは繁殖行為まで見せてくれた。
      
     左:昨年の続きの巣  右:今年の新たな巣        繁殖行為

今年は全体の数から言ってもとっても賑やかになりそうだ。
もう一つくらい巣を架けそうな勢い。ひょっとすると、竹藪を含んだ雑木林全体がアオサギの住処になりそうな予感。
無責任に喜んでいいのか悪いのか…。 兎に角しばらく目が離せない。

折に触れて、アオサギ観察報告、乞うご期待!!
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「10階の眺望」

2010年02月24日 | 家族・孫話
       
    目の前に広がる工場夜景   明け方の工場

地上の一戸建てにしか住んだことのない我が身にとって、高層マンションは一種興味の対象ではある。
常に見上げる目線の生活しかない地上の生活から脱出。ときに見下ろすというか、遙か遠くを見渡せる眺望に憧れることもある。

そんなささやかな夢をしばし叶えてくれるのがセガレの住むマンションだ。
購入して3年になるが、泊まり込みで邪魔をしたのは今回が初めて。
南・東・北に広がるベランダに囲まれた地上10階の眺望。
南側に広がる瀬戸の海。入江に面して広がる工場群。どの方面の夜景も素敵だが、朝の静けさにたたずむ工場・立ち上る煙の力強さも、またひと味違ったおもむきがある。
      
    北側に広がる街並み       船だまり

小さいながらも庭があって、土いじりが出来、季節の花もこの手で咲かせられる一戸建て。
悪かろうはずがない。が、近代設備の完備したマンション住まいも悪くない。

この若さでこれほどの贅沢を…と、セガレの今の生活がちょっとだけ羨ましく思う一方で、身に余る大きなローンを抱えた不安定さも同居している。
そこで「家を買うのは誰にも出来る。それを一生持ち堪えることが男の一つの甲斐性だよ…」と、言わぬでもいいかなと思いながらも、一言言ってしまう。
その代わり、悩みも愚痴も不安も夢も、なんでも聞いてやるよお前のオヤジなんだから…。

のど自慢の一曲も、お前に聞かせたくて選んだんだよ「父子じゃないか…」な~んてね。
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「乗せられて…」

2010年02月22日 | つれづれ噺
先日チャレンジした、NHKのど自慢予選出場の際。
しつこいほどに繰り広げられたNHKの放送体制の説明・番組の宣伝・キャラクターによる視聴率アップの模索などなど、あの天下のNHKが、それはそれは視聴者獲得に熱心であることに驚くとともに感心した。

その時のお誘いに乗せられたわけではない。
元々我が家は、孫達がやってきたり、セガレガ帰ってきたりする以外は、テレビチャンネルはNHKに固定されているようなものだ。

そんな中でも、日曜日の大河ドラマ「龍馬伝」実に面白い。
いまさら言うまでもなく、武家が主導してきた幕藩体制を崩壊させ、明治維新へと展開する幕末の青年群像の姿は、いつ見ても胸を熱くするものがある。
その中でも主役を勤める坂本龍馬、血湧き肉躍る龍馬ファンにとってはしびれるようなドラマである。まさに「たまらんぜよ…」

日本が世界に出ていく幕末から明治という時代を、一人の才たけた商人の目を通して見詰める。この点が面白い。
天下の三菱財閥を築き上げた「岩崎弥太郎」という土佐の下級武士が、龍馬をはじめ多くの若者が命をかけて奔走する様子を、冷静に観察。常にそろばん片手に世の中を動かそうとする側面。

刀を振り回す武士達を「能なしの棒振り」とあざ笑いながら、何故か龍馬の生き方に惹かれ、龍馬も弥太郎の才能を高く評価する。
そんな、異なる二人が世の中を変えていく毎週日曜日。楽しみだ。1週間の早いこと。

       ( 写真: 「龍馬伝」NHKパンフ )
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「バンクーバー」

2010年02月20日 | スポーツ・観戦
この春先、やはり注目はカナダ・バンクーバー。冬季オリンピック。Olympic Winter Games

4年に1度巡ってくる世界の頂点を目指して、熾烈な闘いが繰り広げられている。
個人の名誉もさることながら、先進諸国や成長著しい国においては、ともすれば国家の威信をかけた闘い、などと見られる側面もある。

どうしても金メダルを手にしなければならない、あの厳しいプレッシャーの中で実際に金メダルを勝ち取った、男子スピードスケート500㍍の清水宏保選手。
スキージャンプ・ラージヒルの日本チーム団体優勝などなど、涙ながらに感動をおぼえた長野から早12年たった。

あの長野から脚光を浴びたカーリング、12年経た今も興味深く見詰めている。そして、女子フィギュアスケート。日本を代表する3人の選手の、実力通りの活躍を期待したい。
確かに、9日目を終えた時点の日本は、それほどの成績は残せていないが、それぞれが精一杯頑張っている姿には、自然に拍手を贈りたくなる。

4年間、一つの目標のためにありとあらゆる努力をし、研鑽を積み、この舞台に立つ。そこでまた今まで積み上げてきたものを、瞬時に最高の形で発散させる。そうしないと賞賛は得られない厳しい現実が待っている。

色んな批判もあろう、冷ややかな見方もあろう、感じ方は人それぞれでいい。
しかし、個々の選手が、それぞれの種目で、最高の姿を見せようと努力する姿勢にはやっぱり拍手を贈るのが自然なような気がするが……。
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「ころんでも」

2010年02月19日 | 趣味・・エッセイ
いたって大真面目に挑戦した「NHKのど自慢」
惜しいかな本戦に漏れて、全国ネットのテレビ画面には映し出されなかった。
が、何かが残された、一歩踏み出した勇気へのご褒美はもらった……という思いはある。

そんな気持ちの一端をはがき随筆にまとめた。

『ころんでも』

“ じいちゃ~ん、がばって! ”
会場に響く孫の黄色い声援もむなしく予選落ち。
本放送のテレビには映らなかったNHKのど自慢。
「なんで出られんかったん?」と尋ねる彼らに「なんでじゃろうねー」
と、あいまいな返事をする。

明確な選考基準が見えないので、あいまいにしか答えようがない。
「じいちゃん、かっこえかったじゃろ」と聞くと
「ようわからん」と正直だ。
「次にあったらまた挑戦するよ」
「おれのスキーと同じじゃね」と話は弾む。

テレビ画面の勇姿は見せてやれなかったが、
挑戦することの大切さを感じてくれたらそれでいい。

                 2010.2.19 毎日新聞「はがき随筆」掲載

    ( 写真: 会場ロビーに設置された記念撮影用パネルの前で )
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「梅は咲いたか…」

2010年02月17日 | 季節の移ろい・出来事
    梅は咲いたか 桜はまだかいな

           柳ャなよなよ風次第

                  山吹ャ浮気で色ばっかり…

    浅蜊(あさり)とれたか 蛤ャ(はなぐりゃ)まだかいな
           
             鮑(あわび) くよくよ片想い
                
                   栄螺(さざえ)は悋気で角ばっかり…

なにかしら時間に追っかけられる感じのこの春さき。
こんな呑気な端唄などがなんで頭に浮かんだのだろう、と自分でも不思議だ。

朝に夕に目に入っているはずの玄関先の八重の白梅。
ふと気が付いたら、もう盛りを過ぎようとしているではないか。慌ててシャッターを…。

何をそんなにお急ぎか…と聞いてみたくなるほど気持ちばかりが先走る。
昨年のこの頃は、趣味のエッセイ創作ももう少し充実していたように思う。今年はさっぱり。

また一つ年を重ねて、さらにゆとりが出てくるはずだと思うのにそうも行かない。それどころか、もっともっと身軽だった昨年とはかなり様子が違う。

まあ、これも元気に生きている証しと言うことにしておこう。
いくら焦っても一日は一日。焦らなくても時節が来れば梅も桜も花開くということか…。

      ( 写真: 玄関先の小さな八重の白梅。)

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「お笑い、ワン・ツーフィニッシュ」

2010年02月16日 | 家族・孫話
2月6日広島県のスキー場で、岩国市スキー連盟主催、市民スキー大会が開かれた。
小3・小1の孫兄弟がお父さんに連れられて参加した。
その時の成績発表が昨日の中国新聞に掲載された。

            

スキー 【大回転】小学低学年の部。①兄ちゃんの名前・タイムなど。②弟の名前。
次は、同女子へと記事は続く。
と言うことは兄弟でワン・ツーフイニッシュか…。その通りだという。

それはまた素晴らしいことだと手放しで喜ぶ。兄ちゃんは昨年も断トツだったし実績がある。弟カー君が腕を上げたのか、これは頼もしい…顔がほころぶ。

ところがである。よ~く話を聞いてみると…
ナニナニ…?岩国市民スキー大会と銘打った大会で、小学生低学年の男子出場は我が孫の二人だけとな。
他には出場者がいない…そりゃー兄弟二人が表彰台を独占しても仕方ないよなー。
なんとも笑ってしまうワン・ツーフィニッシュだった。

といっても、ここで名誉回復の一言を付け加えなければならない。

兄ちゃんは、翌日7日、今シーズン2度目の大山スキー大会出場。
「2010島根オープンジュニアーアルペン記録会、大回転小学低学年の部」
並み居る強豪相手に6位入賞を果たした。
この大会は広く西日本を網羅して、腕におぼえありの強者が30人も40人も、全国大会の登竜門としてやって来るのだそうな。しかも100分の1秒の世界。厳しいものはある。

次は全国大会が狙える位置にあるのだという。来年は現地応援が避けられそうにない。
鬼が笑うような話だが。


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「声援を受けて…」

2010年02月15日 | 趣味・・エッセイ
                  

NHKのど自慢。
1000件を越える応募の中から250組の予選出場者選択。先ずは第一関門突破。
13日(土)11時30分の受付に並び、12時45分入場。延々30分の事前説明。
これが天下のNHK、実に厳しく微に入り細にわたる。
「カメラ撮影一切禁止」「マイクを持ったら順番と曲目のみ大きな声で、後はしゃべらない…」(○○ちゃん見てる…??などは言わないこと)「歌う位置・立つ位置・マイクを受け取る位置」「歌い終わったステージの降り方」それはそれは大変な指示。
秒を刻むテレビの実況放送・生中継の厳しさに直に触れる。

普段あまり経験のない生のバンド演奏で歌う。しっかり聞かなければ音を取りにくい人も少なくない。
4時間そこそこで250組が入れ替わり立ち替わり歌う。一人の持ち時間45秒あるかないか…。
実際にマイクに自分の歌声を通すのは30秒あまり。まさにワンコーラスの半分までいくかどうか。

それでも嬉しいかな、遠く二階最前列から“ジイちゃんがんばって~~”可愛い孫の黄色い声が飛んでくる。
              

予選通知葉書が届いてから2週間。ああでもないこうでもない…と自問自答。
普段は昼間っからコーヒー飲んでカラオケ歌うなど滅多にない。それを2週間の間に4度も通って自分の歌唱を確かめたのはなんだったのかと思わせるほどのあっけなさ。
でもこれが、60年の長さと高視聴率を誇る、NHKの視聴者参加番組の実際の姿なのである。結果は…あちこちで上がる歓声を横目に、ウーン…また次を狙うか…。

これまで、なんにも知らず「この人うまい…、この人勇気があるねー」などと勝手に評価してきたNHKのど自慢。中に入ってみると意外な未知の世界がいっぱい散りばめられている。受信料をダテに取ってはいないことも実感できる。

まだまだ感想は山ほどある。また日を改めて、思い出したときに書くことに……。
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