「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「タケノコは何処へ」

2024年05月18日 | ニュース・世相

            
                   満開を迎えた庭のゼラニウム 

今年はついに、旬の味を頬張り尽くさないまま季節は夏を迎えようとしている。
旬の味、それはタケノコさんである。竹やぶを持つ同級生から、例年2度や3度は電話が掛かって「今日は茹でに来ないかい」とか「今日は茹でたのが家に置いてあるので持って帰って」とか言いながら、何度も何度も掘り立て茹でたてのタケノコを頬張らせてくれた。

もう少し若さが残っていて元気な頃のタケノコシーズンは楽しんだねー。同級生10人が食材を買い込んで藪に上がり、やぶの持ち主の彼がしつらえた、我楽多を集めた宴会場で藪の中のクラス会に雄たけび上げた昔が懐かしい。そんな楽しい思い出や、イノシシ対策の囲いの隙間からイノシシが入って、タケノコが地上に芽を出す前に全部食われて、私たちに回って来なかった悲しい思い出など、多くの思い出を作った。そんな短い時間さえ、いつしか遠くへ行ってしまったような。

やはり春夏秋冬の季節に合わせた催し、食べ物、お祭りなど、長く続いてこそ人間の温かみや故郷の丸っこい味わいが沁みてくるもの、そんな気がする。
そんな中で今年のように何が何だかわからないまま、タケノコが生えないという異変。タケノコの出荷を生業にしていた人たちを誰が救うのだろう。ま、そこまで考えないにしてもイノシシも空腹の5月である。

せっかくの、風爽やか緑の美味しい空気を吸う5月。もっといいこともいっぱいあるのに、書くとなるとついつい遠い過去が浮かんでくる。どうしたもんかね~。


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