「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「言い出しっぺ」

2019年06月30日 | つれづれ噺

         
           
               やっと出来上がった、G・Gルールブック

梅雨入り宣言から数日が過ぎた。熱帯低気圧が台風に発達やら、集中豪雨の早め避難、など気象予報士のにぎやかな声が聞こえる。
その割には、お陰様で我が住む町には長時間連続の大雨は今のところなくて、少しだけ安堵の胸を撫で下ろしている。
とはいえ、一旦降り始めると、バリバリ音を立てて威圧感を増す勢いに変わりはない。1週間前に出席した地区の防災講演会の内容を思い出して、さてさて我が身を護る『自助』の具体的な方策を練ってみる。

ただ、雨がすっきり降らないのでこのところの蒸し暑さには閉口する。一度に大量の雨はあまり好ましくないが、間を開けて上手に降る雨は歓迎である。この蒸し暑さを少しでも移動させてくれたら有り難い。
などと言いながら6月のつごもりを迎えた。蒸し暑さも雨もこれからが本番なのであろう。

小さな自治会の小さな街区公園で始めた小さなグラウンドゴルフ。
団地住民全てに、チラシを配ったり、回覧を回したりしたわけではない。手製のチラシを、話のできそうな相手に直接の手渡しで募っただけなので、人数こそたったの10人という貧弱さではあるが、そんな人数に関係なく、集まってくる人たちは熱心そのもの。
現役の頃は接待ゴルフに明け暮れたようなチョーベテラン風な人もいる。

メンバーはいずれ劣らぬ人生のベテラン揃い。初めて握るグラウンドゴルフクラブも上手に操る。
プレー
スタート前の挨拶に始まる賑わい。1ラウンド終えた約10分の休憩時間の弾む笑い声、飛び交うジョーク。
今のところ少人数ゆえの盛り上がりを見せている。

75世帯が寄り添う小さな団地ではあるが、高齢化の波は押し寄せている。とは言ってもまだまだ現役バリバリも少なくない。
通りがかる顔見知りに声をかけてみると、「私はホンモノのゴルフやってます」などの返事もある。でもその裏で静かに暮らす高齢者が集まって、何か一つ遊びの場を作りたい、という単純な発想で始めたグラウンドゴルフ。

とにかく、自分が言い出しっぺで始めた同好会。人数に関係なく充実させたい・・・とリキが入る。
ここに来てやっと念願のルールブックをこしらえた。はがきサイズ両面8枚に表と裏の表紙をつけて、製本テープで仕上げ。
我ながら中々の出来映えである。誰も褒めちゃくれまいが、言い出しっぺの宿命を背負って、男は黙って手をアタマを動かすのだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「梅雨入り宣言」

2019年06月26日 | 季節の移ろい・出来事

                                     

今年もあまり嬉しくない季節がやってきた。
いよいよ梅雨入り宣言発令である。といっても今年の場合、20日あまり遅い梅雨入りというから、これまではいい目を見させてもらったことになる。
そして今年の雨期。ゲリラ豪雨だの観測史上初めての大雨だのという雨災害をもたらさず、短い期間で梅雨明け宣言が出されれば、これほど有り難いことはない。

土砂災害だ河川の氾濫だという、身の縮む思いをさせない雨量を期待したい。その上で夏の渇水期を乗り越えられる雨量をもたらす、そんな梅雨を望みたい。
こんなことをいうと、まるでいいとこ取りだとお天道さまに叱られるかも。
叱られてもいい、孫たちの通学時に降る矢のような雨だけは勘弁して欲しい。それに、我が住む町でも未だ至る所に、ブルーシートで山肌を覆った箇所もある。
一時的な大雨がくれば、再びJR山陽本線を、国道188を遮断してしまう。そんなことが起こらないようにただ祈るだけである。

季節はめぐってまた今年も琉球アサガオが、濃い紫の大ぶりな花を咲かせ始めた。しっとり雨がお似合いのアジサイも最盛期を迎えている。
この雨に力を得てますます色艶を増し、きれいに見せようとする花々を無理矢理散らす豪雨にならないことを祈りたい。

遅すぎる梅雨入りはお米の作柄にも影響を与える。
悲しい別れを歌う「なごり雪」ならぬ「梅雨の雨」も、降る時を知り、降る量をわきまえて欲しい。
もちろんこの雨を、畑の夏野菜は首を長くして待っているのだ。そういった期待に応えてくれる程度の雨であればいい。

7月21日に予定している1kmに及ぶ海岸清掃の白い砂浜が、今は漂着部も少なくて見るたびに安堵していられる。
しかし、瀬戸内海に注ぎ込む川の上流を襲う大雨や、台風の襲来などあれば一気に大量のごみが流れ着く。何トンにも及ぶ漂着物となる。
全て手作業で回収するアタシたちの立場を、ちょっとだけ思いやって欲しいものだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「我が家のサプリメント」

2019年06月24日 | 晴耕雨読

                
                       今年もタップリ、我が家のサプリメント

なんだかんだ言いながら、今年もせっせと手入れをしたお陰で、郷の小さな梅園からそこそこの梅の実を収穫した。
下刈りや枝打ち、剪定なども大変には違いないが、小生にとってもっと大変なことがある。
それが、梅の木の下に入り込むときの身構え・心構え・服装の三点である。

ホンのちょっと油断をすれば、この柔肌は虫たちの格好の餌食となる。たちまちに発赤・かゆいかゆい発疹に見舞われて、皮膚科に駆け込む始末。
かれこれ1週間は患うことになる。対策をあれこれ講じてはいるのだが、その上を行くムッシーに対策をムシされる。
今年はことさら慎重にムッシー対策を。お陰で皮膚科に縁がないまま今に至っている。

そして、20kgくらいはあったであろうあの青梅。
口に入るまでには、あれこれ手をかけ、投資をした上にしばらく寝かせないと本当の味を出さない。なかなか厄介な代物ではある。
だから、誰にも彼にももらって頂くのに少し気が引ける。

仕方なく「ウメにウナサレル」と愚痴をこぼしながらも、無駄なく「梅酒」「梅干し」「梅ジュース」「梅味噌」などに加工変身させるのが山の神の仕事。
「梅酒は甘みが少ないと辛いねー」だの「甘みが強いと晩酌するのにおなかが出そう」などと勝手なことを言うのは、相方の仕事。
そうしてこうして、瓶詰め製品はおよそ1年間寝かせる。いわゆる熟成させるのである。

タップリ熟成させたウメボシの味は絶品である。毎朝欠かさず、お粥に一粒浮かべる。我が家の大切なサプリメントの役割を果たす。
この一粒は、メタボ対策のお役にも立っている、と信じることにしている。信ずれば通じる。信じなければなにも始まらない。
さてこの大きな重たい瓶詰め。どこにどうしまって熟成させるか。ストッカーに保管しておいて、暑さ寒さでで駄目にした経験を持つ身。

高いオアシを払わない分、気を遣って大切に扱う「我が家の手作りサプリメント」である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「これも季節の花」

2019年06月22日 | 季節の移ろい・出来事

             

♫ はーなが咲いた、ハーナが咲いた、きれいな花が~ 裏の空き地のゴミ処理場に 花が咲いた~ ♬

この花はニンニクの花である。無数の小さな花弁の中に、子孫を増やそうと思うのか思わないのか、胞子をいっぱい抱いている。
健気な花である。土に潜る根っこは、万病に効き目があって、滋養強壮の原点ともあがめられるている。
滋養強壮などと重宝される割には、あの独特の匂いは万人の好むところと相容れないのが悲しいところか。

「不許葷酒入山門」。尊い修行を積む場であるお寺の境内に、葷酒を入れてはならない。つまり「葷酒は山門をくぐってはいけない」という厳しい教えということなのであろう。

お酒を飲んだ人間やニンニク・ニラ・ネギなど、香りが強く増してや滋養強壮などを代表する食べ物を食した人間を、山門内に入れてはならないという教え。それが、修行を積む僧侶の心構えへの配慮だったものと受け止めている。
古刹の山門前に立つ背の高い石碑に刻まれているのを至る所で見かける。

時と場所によっては、ことほど左様に忌み嫌われるニンニクがこんな可憐な花を咲かせるところが、世の中の不思議であり、矛盾を感じるひとコマでもあある。しかも生命力が強いのだ。何処から飛んできたのかわからないまま根を生やし、枝葉を広げた。
根っこを大きく太らせた上で花芽を伸ばした。いわゆるニンニクの芽である。放っておくと、根っこが患う恐れがある。
花芽を切り取ってついそこらのゴミの中に立て掛けておいたのが5月下旬。

それが上手に水分を吸い上げ、今や新たな根っこを張って、健気に咲いて見せてくれる。強い植物だね~と感心しきり。
なんでもない、ついそこに咲いたニンニクの花が、その強い生命力が、「アンタももう少し元気に生きてみんさい」と励ましてくれているようだ。ウ~~ン、ニンニクの力を借りてでも、もう少しチャレンジ精神を持っていようかな~。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「首の皮一枚」

2019年06月20日 | カープ一喜一憂

         
         

            首の皮一枚。なんとかつなぎ止めた會澤翼選手のサヨナラポテンヒット!!

なんじゃ、この交流戦のお粗末な戦いぶりは。こんなこっちゃ4連覇も、日本一の夢も遠く霞んでしまいそうではないか!!
ここんところ、確かに監督・首脳陣の采配、選手の使い方、個々の力量の見誤り、そんなものが目につきすぎる。
確かにこちらは素人である。だから、プロの世界にとやかく口を挟むのはどうか?と思う。
しかし、彼らの高給をまかなうのは、我々素人が大枚払って応援するからではないか。ただし、それよりもっと大きな楽しみや夢をもらってはいる。

そんなことを十分承知しているだけに、批判的なことは言いたくないが、これほど不甲斐ない試合を見せつけられるとね~
特に交流戦に入ってからの力量の不足に加えて、ファイティングスピリッツのなさを怒りたい。
パリーグのどのチームも、上から目線で見下ろし「オレたちゃ強いんだ、かかってこい」と言わんばかりの野球をしている。

それに対して、萎縮して、普段の力の半分も出せないカープの選手団に頼りなさを覚えてしまう。
6回まで6点先取、相手は0点。「今夜こそゆっくり見ていられる」と思った途端に、先発投手を交代させた。「なんで?どうした監督?」
案の定コテンパンに打ちのめされて、あわや逆転負けか。先発で力投し、完璧に押さえた投手の勝ち星をまた消した。
もちろん、先発投手の疲れに思いやったのか、4日先の最終戦を見据えたのか、監督の気持ちが分からないではない。しかも、次に出した実績のある投手が
あれほどメタメタになるとは誰も思わない。ただ「こんな試合展開でオレが投げるの?」という心構えの欠如は見て取れた。

結果がすべて。辛うじて相手投手の不調に乗って、サヨナラ勝ちを収めたのだから結果オーライ!などと言ってはいられない。
残り4試合。ファンの夢をつなぐためにも、もっともっと緻密な、ソツのない野球を見せて欲しい。首の皮一枚の危機感を忘れないで!
気合いで負けるな! 相手を見下ろせ! ガンバレ カープ!!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「安否を気遣って」

2019年06月19日 | ニュース・世相

いつどこで、何が起こるか分からない現在の世相。なんとか防げたんじゃないかなーと思う事件事故も少なくない。
そこへ行くと、昨夜就寝前に北陸方面を襲った震度6強の地震。こちらは防ぎようがない。ただただいち早く感知して、自分の身を守りながら安全と思われる場所に避難することが最大の防御とされている。

地震・カミナリ・火事・オヤジ、は昔からいわれてきた「この世で怖いものランク」の上位である。
でも今は少し様相が異なる。どうかすると、地震・自動車・津波・火事、というふうに新手の怖いものが加わり、順番も異なってきているようだ。

昨夜の地震は、高校時代の恩師が住まわれる新潟の名前が一番に挙がった。
スワ一大事!とすぐに安否確認の電話を入れたが、通じなかった。こんな場合、直接携帯電話にかけるのが手っ取り早いのは十分承知している。
しかし、のっぴきならない状態でも携帯は相手に通じてしまう。それは却って迷惑なことではないか、と考えて先ずは固定電話へ。
おそらく、全国からの問い合わせや断線などで、固定電話は通じなかった模様。取り敢えず昨夜のうちの連絡は断念。

朝一番に思い切って携帯電話にかけた。「新潟市内は震度4程度で、20数秒の横揺れは怖かったけど、無事なので安心して」という元気な声が聞けた。
一安心。我々の高校時代の恩師だからご高齢は言うに及ばずだが、幸い、ご夫妻ともに無事を確認できた。ここで改めて、携帯電話の有り難さ痛感。

新潟県村上市は、若い頃、受け持った感圧紙(ノーカーボン紙)製造のつながりで出張した思い出の場所でもある。
震度が大きく、津波の心配もあったが、今のところ、大きな被害が報道されていないのはせめてもの慰みである。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「6月の香り」

2019年06月16日 | 晴耕雨読

            
                  見事に実った梅の実

早く行かなければ……と気持ちは焦っていた。
これ以上遅らせると、雨に叩かれて半分以上落ちてしまう。実り具合といい、今が旬の時。気持ちを奮い立たせてやっと今日行ってきた。
毎年この季節の一大イベント「梅もぎ」である。クルマで1時間のカミサンの里にある、わずか3本の古木の梅林。

小生にとっての梅もぎはかなりの覚悟が要る。
芳香を放ち、人が喜び楽しむ花を咲かせる。その花の多くがやがて実を結ぶ木である。虫たちにしてみれば格好の住みかでもあろう。
カタツムリや小ぶりなテントウムシなど言うに及ばず、いろんな種類の虫が静かに息をしている。そんなところへ、人間様という、彼らにとって大敵が無遠慮に
入り込み、住みかを荒らされるだけでなく、食料としている梅の実をごっそりさらっていくのだ。彼らとて抵抗の一つもしたくなるだろう。

そんな虫の中に「茶毒蛾」という開帳2~3㎝の小さな毒蛾がいる。その幼虫は「茶毛虫」といわれ、目に見えにくいが確かに生息している。
小生のように、面の皮も肌の皮も薄い人間が茶毛虫の毛に触れようものなら、先ず明日は皮膚科行きとなるほど強烈な湿疹を発症する。
こちらだって対策を講じる。厚手の冬用ジャンパーの下に、長袖のビニールヤッケを着込み、首にはタオルを巻き込んで……、完全装備。

時期やよし。熟れ心地よし。結構な青梅を収穫してきた。なんでそこまでして梅を欲しがるのか。
格別梅が欲しいわけではない。その昔、山だった荒れ地をなんとか耕作地に替えて、野菜を作り自給自足を目指した義父母の歴史。
以前は栗林もマツタケも採れていた。それらが今は見る影もなく、元の山林に戻り足の踏み込み場もなく荒れている。
道路のそばで、手入れがしやすくて、花を愛でその上確実な収穫もあるこの小さな梅園は、いうなれば唯一残った義父母の形見みたいな思いがある。

そんな郷愁と欲との二人連れ。せめて虫対策を万全に、枝打ち剪定・草刈り・施肥・樹勢の保護に、微力を注いでいるというのがホンネかな。

もぎたての梅の実の放つ甘酸っぱい香りが家中に広がる。これぞ我が家の6月の香りである。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「健康&長生き」

2019年06月12日 | 宴会・会食

  
   年に1度のお楽しみ、定年退職者の会              元気よく、カンパ~~イ!!!

今年もその季節がやってきた。
天下の名勝「岩国錦帯橋」を岩国側から渡ったところをを横山という。その一帯に吉香公園が広がり、四季折々の花や風物が楽しめる。
そんな公園の一角に菖蒲園があり、色とりどり数百株といわれる菖蒲の花が咲き、今まさにその見ごろを迎えている。

定年退職者の会総会・懇親会で旧交を温め、のどを潤しお腹を満たした二次会は、三々五々小グループに別れ、見ごろに咲いた菖蒲を愛で、公園内の茶店で冷たいものを口にしながら、ゆったり流れる時間を楽しむ。これが毎年の定番コースであった。
会場が、錦帯橋のすぐ近くにある、岩国最大のホテルが利用されていたから。

今年の場合、諸般の事情がからんで、総会会場が錦帯橋そばから駅前の繁華な場所に移った。その影響もあって、懇親会で満たしたお腹を
公園散策でこなすという風流には至らなかった。でも逆に、別な二次会でたっぷり時間を過ごす向きも多かったようだ。

今年の参加者最高齢は95歳という大先輩であった。娘さんが同じ会社で会員でもあるが、敢えて単独行動で参加された由。
自宅から10kmの範囲は自転車で行動する。どうかすると九州の実家へ高速を運転して一人で出かけるほどのお元気さらしい。但しこの件については昨今の世情から、「これだけは辞めてくれ」と息子さんに頼まれて、渋々了承されたとのこと。
さらにもう一組、親子連れの参加があった。どちらも親子二代で定年退職まで勤め上げ、さらに定年退職の会に一緒に参加できることは、並みではできないことだろう。見上げた健康家庭であり健康親子である。

中には「エッ、あの人が亡くなったの?」という逝去者名簿に釘付けになる人もいる。
長生き、大いに結構。問題は、年の多さもさることながら、如何にフツーの社会人生活ができるか、ということであろう。
人間だれしも元気で長生き。つまり健康寿命を延ばしたいと考えてはいるが、飽くまでも読んで字のごとしそれは「寿命」である。
寿命とは、「命がある間の長さのことであり、生まれてから死ぬまでの時間のこと」である。

だから先のことなど誰にも分かりはしないが、せめて今を楽しみ、お呼びがかかるところには出向き、他人と、世間と、交わるところに、健康長生きの秘密が隠されているのではなかろうか……などと、大先輩の元気な姿を見て、我が身を振り返る一日となった。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「季節の花」

2019年06月10日 | つれづれ噺

                            
                                    太陽に向かって、艶やかな花を見せるザクロ

地域活動を終えた帰り道、照り付ける太陽に歯向かうような緑濃き葉のあちこちに、萌えるような赤い花、小さな赤い実を見つけた。
格別背高ノッポでもなく、手を伸ばせば届きそうなところに見事な花を付けている。周りには花から実になったものも多数。
ザクロの花である。なんかしら得をした気分になってパチリ。

久しぶりに先ずは花言葉を調べてみた。
案の定というか、色濃い花を見て、何とはなしに思い浮かべた言葉に近いものだった。
「優美」「円熟した優美」「優雅な美しさ」とある。誰が考えたのか鵜もいこというものではある。

浅学菲才の悲しさで、ザクロについての予備知識がほとんどない。見た目の美しさは天下一品という認識だけはある。
熟して開いた裂け目から見える、翡翠色に輝く一粒はまさに宝石である。口に含むとなんとも酸っぱくて、一粒の実の割に種が大きいかったことをお覚えている。子供心に「見た目の美しさと食する美味しさが比例していなー」などと無粋なことを考えた。

花言葉はいい。見た目もいい。味はイマイチだが季節の味である。
ではザクロネタの句を探してみた。句の世界では「ザクロ」という片仮名表記ではなく、まず「柘榴・石榴」という漢字が使われている。
「ま二つに割れてこぼれず柘榴の実」 鷹羽狩行  「柘榴の実雨空に垂る阿弥陀仏」 皆川盤水
なんかしらちょっと切ない、エロイ匂いもして来そうな句が多い。

ついでに言っておくと、今日ふと見上げたのはザクロの花であり小さな赤い実である。
柘榴とくればやはり花より、実りの秋の割れ目から覗く真っ赤な実が本命である。がからザクロの季語は秋なのである。蛇足ながら。

 
       
         
         
         
   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ヤバッ!怪しい雲行き」

2019年06月08日 | カープ一喜一憂

            
              のほほんとしてはいられないカープの成績

愛するカープ。われらのカープ。だが、今日も負けたり3連敗。明日も危うい4連敗・・・・・・などとならなきゃいいのだけどな~。
交流戦に入って、何かしら広島カープらしくない試合が続いている。
こんなことをしていたら、せっかく貯めた貯金も吐き出してしまいそう。交流戦が終わった時点で、貯金がいくつになるか心配である。

先ずは投手陣がよくない。もっとも打線が弱いから投手陣も、ひとたび先手を取られたらもう負け投手のような投球になる。
床田で負け、ジョンソンで負け。打線はせいぜい2~3点止まり。
連勝街道を突っ走るときは、投手の誰もが調子がよくて勝利投手になった。若い打線は、一人が打つとみんなが打った。
その真逆で、打てなくなったらみんなが意気消沈、打てなくなった。

ようやくどん底を抜けた感のある田中広輔が少し輝き始めたかと思いきや、松山がどん底のまま体調不良で登録抹消。
パリーグという大砲軍団に立ち向かうには、ピストルではね~。それでも、精度が良くて確実に命中すれば勝つすべもある。
采配にも迷いと焦りが見られては勝ち目は向いてこない。ノーアウトで四球を選んで出塁。盗塁を試みて、強肩捕手に楽々とアウトにされる始末。
目下セリーグの王者なのだから、悠然と構えて相手が勝手にずっこけるのを待つという手もあろうに、こちらが先にずっこけている。

ま、ここはあまりカッカせず、今少し成り行きを見よう。この6連戦は西部とソフトバンクというパリーグの覇者とたたかっているのだ。
相手が変われば勝ち目も向いてくるだろう。生粋のカープファンとしては、ジャイアンツにだけは優勝させたくない、との思いはある。
交流戦が終わっても、死に物狂いで向かっていき、せめて対戦成績では勝ち越さないといけない。

カープにとっての交流戦は、多くの場合負け癖のつく場である。そうさせないためには、チーム全体がバタバタしないよう舵取りが必要だ。
選手個々の力を引き出すのは首脳陣の腕の見せ所である。開幕から突っ走ってきて疲れの見える選手を休ませるのも、長丁場乗り切りのコツでもある。

明日勝てば言うことなし。負ければ、それはそれまた出直しだ。といいつつ、致命傷になりかねないことを祈るのみである。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい