「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「老いて盛んなり」

2022年03月31日 | 季節の移ろい・出来事

         

老いたりとは言え、天に向かいて咲く、さくら花。

里帰り中の姫孫ちゃん、おひとり様で1週間お泊りするという。「そんなにじいちゃんばあちゃんの家がいいの?」と意地悪い質問をすると、すかさず「ウン、死ぬまででもここがいいよ!」とのたまう。「中学校も高校も大学もここから行くの?」「ウン、いいよ」と。えらく好かれたもんだ。やがてそんなことも本気で考える時期が来るのだろうが、取り敢えず今はご希望通り甘えさせてあげよう。

そんなおしゃべりしながらの散歩道。ほぼ満開に近いソメイヨシノの古木に出会った。
決して多くではないが、昨年から今年にかけて伸ばしたであろう若い枝に、精一杯の花を付け、見上げさせるように咲いている。
かつては、大きく根を張り広く枝を張って、満開の花びらで道行く人々を楽しませたであろう大木の痕跡を残している。根っこは直径60cmは優にある。
ただ、その根っこも胴体もいまは朽ち果てて空洞に。薄い皮一枚で尚身をくねらせ、間違いなく息づいている。

老いてなお、病んでなお、大地に根を張り、新芽を伸ばし、天に向かって花を咲かせる老い桜。やりおるな~~。
雨風に耐え長年春が来れば花を咲かせて人々を酔わせ、自らも我が世の春を謳ったであろうこの桜にあやかって、しっかりと大地に根を張り、身の丈に合った枝を伸ばし、華のある生涯になるといいな。

明日は年度替わりの4月ついたち。気持ちを新たにチャレンジの1年にしたいものである。

 

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「No More」

2022年03月30日 | ニュース・世相

                                                      
                                          世界中を騒がせている、平手打ち事件!

日本映画としては「おくりびと」以来13年ぶりに国際長編映画賞を受賞した、濱口竜介監督・脚本により映画化された「ドライブ・マイ・カー」。
村上春樹の短編小説集「女のいない男たち」に収録された短編を映画化した作品。その晴れがましい授賞式の出来事である。

少し大げさかもしれないが、世界中の映画ファンが注目する、映画芸術科学アカデミーによるアカデミー賞授賞式のステージ上で、主演男優賞を受ける俳優が、司会進行を受け持ったコメディアンの頬を平手打ちするという失態映像が、オンエアーされた。
ことの発端は、主演男優賞受賞の紹介に続いて、彼の妻のヘアースタイルについてコメントを差し挟んだ。その内容に不満を示した彼は、司会者の頬を見事なまでに平手打ちした。

これは良くない。何があろうと良くない。公衆の面前で感情を抑えきれずに暴力を振るう。こんなことが許されたら、こんな野蛮がアメリカの映画界には未だ残されているのか。などと思わせることだけでもとんでもない損失であり、アメリカの威厳を損なう失態である。
アカデミーは、手を出した俳優に対して調査開始を宣言し、法令に準じた必要な対応を検討すると言っている。納得のいく結論を待ちたい。

今回の暴力沙汰は、映画芸術科学アカデミーが調査をし、遵法の上で黒白を付けるはず。
ところが、こんなものではない世界中を揺るがす隣国侵略戦争犯罪人は裁かれない現実。寂しい世の中ではある。それにしても暴力は排除しなければならない。
いじめや虐待の温床は、こんな小さな暴力の積み重ねが、重大な結果を招くことにつながる。

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「里帰り」

2022年03月27日 | 家族・孫話

     

久しぶりのお泊まり里帰り。コロナ以前は月に1回ペースで、ジジ・ババに顔を見せていた姫孫さん。
非常事態宣言や、県またぎ移動禁止、まん延防措置など次々出されるコロナ感染対策によって、すっかり足は遠のき、ジジ・ババに甘えることも久しくなかった。というか、ジジ・ババも優しい姫孫に癒やされることもなく過ごしていた。

母親の勤務の事情で長期里帰りが完全にOKではないようだが、時は春。陽気は良し。コロナも横ばい。学校も幼稚園も春休み。そんな条件が揃っている上に、今年小三になるお姉ちゃんから、一人でいっぱいお泊まりしたい、などと懇願されれば、親も受け入れるしジジ・ババもついつい手を広げて待つことになる。

菜の花が咲き乱れるあぜ道の散歩や、公園でのブランコやシーソーから聞こえるはしゃぎ声は、耳にもハートにもこの上なく心地よいものである。孫たちにとっても息抜きの場となることはもちろんだが、親たちにとっても束の間の息抜きになるのに違いない。ただババ殿は、おさんどんや洗濯物の処理など、里帰りのたびに疲れが残る歳になったようで大変な様子だが、唯一手放しで喜ぶのはジジだけである。

やらなければならないことに追われて、少しささくれ立った気持ちになっていても、それとなくまとわりついてきたり、あのね、などと耳元でおねだりを囁かれると、気持ちは大らかになり、誰に対しても優しい好々爺になれる気がする。これから芽を出すイロハもみじに似た小さな手は、ジジの人格を変えるほどの威力を秘めている。時にはこんな美味しい癒やしがあるから、またひとつ元気が出る。

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「ヘルスメーターの威力」

2022年03月26日 | 健康イチバン!

                   

ここんところ、体重の管理に少し神経質になっている。
というのも、昨年11月半ばから年末まで1ヶ月半に及ぶ入院生活で体重が6kg減っていた。
それまでも、お腹だけはぽっこり系だねと言われながらも、さほど肥満児でもなければ、ズボンの胴回りが破れそうなというほどでもなく、体型は若いね、などとベンチャラを言われたりしてきた。
だから6kg減った退院直後は、多くの人が「えらい痩せたね」などと少し気遣ってくれた。

入院の理由は整形外科系で、食事制限があるわけでもなく、減塩だの薄味だのに気を遣うこともなかった。それでも、なんとも食欲がなくて、大抵50~60%の食事量であった。味が口に合わないというか、強烈な頭痛に見舞われて食欲を奪われてしまったというか、兎に角食べられなかった。よくぞ6kg減で済んだものだと自分でも思っていた。

退院して以来1日も欠かさずヘルスメーターに乗るようになった。家庭の食事になれる頃には約2kg戻った。それでも60.5kg。身長・体重の総合的バランスの中央値である。よっしゃーこの数字をキープ。と決めて食い過ぎを戒め、どうかすると節食に努めた。と自分では思っているのに、ヘルスメーターはウソ付かないし妥協もしてくれない。ジワジワ日を追って数値が上がる。

ここ1ヶ月ばかりは62.0kgをわずかながら出るようになってしまった。ということは、せっかく6kg減っていたのに4kgほど元に戻って、結局入院前より約2kgしか減っていないではないか。これはある意味ショックである。「オッ、今日は62.2もあるじゃないか、明日は少し夕ご飯を減らそう」などと、ヘルスメーターにプレッシャーをかけられている。

肥満体のひとが「あまり食ってはいない、水を飲んでも肥えるんよ」というのは、ありゃウソである。間違いなく食しているのだ。昼ご飯を少し減らしたり、午後のティータイムのスイーツをガマンすると、62.0を指し示す。目下目標値62.0kgキープする。そのためにヘルスメーターとんらめっこしている。たった1日1回乗るだけで、これほど意識が変わるとは、ヘルスメーターの威力は恐ろしい。 

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「プロ野球開幕」

2022年03月25日 | カープ一喜一憂

      
      開幕スタメン     球審による、シーズン始めの「プレーボール」

    
       待望のプロ野球開幕。制限無しの観客動員。大丈夫かな?

2022.3.25。何はともあれプロ野球が開幕した。
小生にとって、良くも悪くも、喜んだり悲しんだり、吠えたり野次ったり・・・感情の起伏をモロにぶつけられるスポーツ観戦は、やはりプロ野球である。自粛によるお籠もりから少し開放されて、スタジアムにお出かけ出来る開放感。現場で必死に応援できる躍動感。それらを味わう大切な場所であり大切なイベントであるプロ野球。待ってました!!

観客動員数に制限はなく、さし当たって広島カープの開幕試合は横浜球場でのDeNA戦で、観衆は34000人を超えた。コロナ禍から解放されたような錯覚を起こしそうな光景である。これでええんじゃろうか、心配になる。一方でワクチン4回目接種の準備が進められていると聞く。
一晩に3万を超える人を動かせば、間違いなく大金が動く。経済効果は計り知れないものがある。
鬱積した日々の生活から解放されたい願望はみんな持っている。でもやっぱり、まだ怖いよね~

先ずは経済効果を優先した形の、有観客プロ野球開幕。しばらくこの流れに乗って気持ちをほぐしておこう。いつまた無観客に逆戻りするかもしれないのだから。
そして今宵からまた、勝った負けたとカープ一喜一憂が始まるのだ。それもまた良しか。

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「肝を冷やす」

2022年03月24日 | 家族・孫話

                                                
                        寒々とした朝

春間近、各地から桜の開花宣言が聞かれるこの時期に、肝を冷やす一大事発生。
パートで働くカミさんが、職場での仕事中に意識を失って昏倒したとの電話が入った。幸いにして本人の声で「これこれしかじかで、治療を受けている」との連絡。
「エッ、倒れた本人からの電話?どういうこと?」兎に角、勤め先の循環器科内科医院に急行。直接顔を合わせての受け答えに何の違和感もなく普通に話は出来る。やれやれ安堵の胸を撫でおろす。

医師や看護師さんから丁重に扱われながら、心電図などの基本健診。格別な異常はなしのお墨付き。また一つホッ!
後頭部に大きなタンコブが出来ている。これは昏倒時の強打を意味している。「脳神経専門の〇〇先生に予約を取りますから、すぐに行ってください」。
さすが医師と医師、しかも今売り出し中の若手医師仲間。意思の疎通は文句なし。MRIなど精密検査を即実行。午後出直して画像による詳細な説明に納得。要するに今回の肝を冷やす昏倒事案は、精密検査の結果、脳関係に現状では異状なし。但し、時間の経過によって再発の可能性ゼロではありません。しばらくは注意深く様子を観察しましょう、とのこと。

一方、勤務先の循環器科内科では、今回の昏倒が心臓系からくる場合があるので、念のために今夜一晩、心臓の働きをチェックするコンパクト心電計を貼り付けて様子を見ることになった。
結婚50年。今まで経験したことのないようなことが起きてくる。少しずつ体の中で何かが変化していっているのだろう。

気持ちは変わらず「まだまだこれからよ」などと思い上がってはいけない。という戒めと受け止めよう。二人揃ってこその老いの人生。
少しの異変でも異変は異変。気付いたら兎に角早めの対応が肝要である。

すっかり春めいて暖かくなるころになって、肝を冷やしていては世話はない。何をどうするのが「気をつける」ことになるのか、難しいところだが、兎に角気をつけて楽しい日々を願うばかりである。

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「行ったり来たり!」

2022年03月23日 | 季節の移ろい・出来事

        

春らんまん、色とりどりの花咲き乱れ、まさしく我が世の春を謳う季節。
格別な花公園などを訪ねなくても、ちょっと注意深く目を凝らせば、普通の散歩道、ウオーキングロードに愛想満面の花々がある。

これら多くの花は、その時々の寒暖にあまり左右されずにきれいに咲いて見せる。その基準は季節の移ろいを間違いなく捉えていると思えるところである。そして花は、季節到来を感じて一たび咲き始めたらちゃんと花開く。一旦花が開き始めたら途中で閉じることはない。
それに比較すると、寒さ暖かさの流れはなかなか一筋縄ではいかないように思う。

二日前にポカポカ陽気の、1枚上着を脱ぎたくなる日があったと思ったら、一気に真冬の寒さに逆戻り。慌ててセーター引っ張り出したりする。
寒暖の差はまさに行ったり来たりまた戻ったり。いろんな気まぐれ波を打ちながら、じわりジワリと本当の暖かさを連れてくる。

日本人がこれ程までに胸躍らせて待つ季節といえば春である。寒さに耐えるうつむき加減から、咲いた桜を見上げようと上を見る。自然に胸が広がり気分も広がる。
何かと気鬱なこと、きな臭い世情ではあるが、ここは一つ、咲き乱れる花に免じて気持ちよく春を迎えたい。そのためにも、もう冬の寒さは要らない。行ったり来たりせず、一方通行で暖かさに向かって欲しいなと思う。

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CARP LEGEND GAME

2022年03月22日 | カープ一喜一憂

プロ野球シーズン開幕を前に、広島カープ球団の「粋な計らい」・「ファンサービス」・「カープ盛り上げ」などの狙いで、まさにカープ球団の歴史を彩った名選手、LEGENDと呼ばれる名選手を集めた一大イベントが行われた。
夢の対決あり、往年の名投手、名バッターの現在など、笑い転げるシーンがふんだんに。カープ球団、やるじゃん!!面白かったよ!!

   
  ファンも期待する夢の対決           投手黒田 対 バッター新井       対決を終えて、笑顔の談笑

「カープを優勝させる会」悲願の初優勝を遂げた、1975年(昭和50年)後楽園球場のお立ち台で、嬉し涙にむせんだあの若きヒーロー山本浩二さん
    
    このお腹ではね~、でもスイングスタイルはバツグン?   大野投手と前田智徳、カープ生え抜きの名選手

浩二さん、ちょっと出過ぎではありませんか。と思いながらもあの貫禄はなかなかのものだ。カープ生え抜きの名選手もずらずら並ぶ。お隣島根県の出雲信用金庫の軟式野球出身、大野投手(現NHK野球解説者)のスピードは、年なりではあるが今も衰えていない。対する高校卒の天才バッターと言われた前田智徳。共にカープ一筋の野球人生であり、生涯多くのファンを惹きつけた。

他にも、沖縄出身初のプロ野球選手安仁屋宗八さん。あの「江夏の21球」という伝説を残してカープを日本一に導いた江夏さん。カープ初のリーグ3連覇を成し遂げた緒方元監督の笑顔など。顔を見ただけで、あんときのあの選手だ。あの時涙を流しながら見たあのシーンの選手だと、思い出は際限なく続く。
こんな企画を、開幕直前にカープのホームグラウンドでやってのける。それでなくても盛り上がり絶調の地元を、カープ一色に塗り上げてファンを引き付けようとする営業精神、営業感覚の鋭さ。辣腕のプロデューサーがいるのか、やるもんだね~。

それにしても、栄光の元選手たちの年の取り方、老い方も色んなタイプがあるのがわかる。やはり、いい生き方、いい年の取り方、いい老い方はそれぞれにあるようだ。経済的には不自由なくてもちょっと寂しい老い方を感じさせる人もある。それもこれもこちらの見た感じを言っているだけのこと。事実とはまるで違うこともあるだろう。

我が身に振り替えてみて、貧富に関係なくそれなりの豊かな歳の取り方、それなりの豊かな老い方に気を配りたいものだと気付かされた。

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「卒業記念!」

2022年03月21日 | 家族・孫話

  
  70cmのクーラーボックスを占領する大型のアジ    この大きさ、調理に悪戦苦闘のババ殿

小学校卒業式を終えたらすぐに3連休を迎えた孫君。
卒業記念のリクエストは?「魚釣り!」即答。それも、いつものことながら半端な釣りではない。
遊漁船を一隻、自分とお父さん二人のために借り切り、瀬戸内海の大海原へ。今日の狙いは大型のアジ。付き添うお父さんは、出費も含めて大変だ。

70cmのクーラーボックスに期待通りの大漁。40~50cm級のアジを6本。大型カサゴが1本。さぞかし手応えのある舟遊びであったろう。今日の最大の釣果、52㎝の大アジは孫君が釣り上げたのだという。お父さんに負けない腕前と熱心さである。
お父さんとしては、元々東京見物に連れて行きたかったようだが、本人の意向には勝てない。

これこそ価値観の差というもので、我々の感覚では計り知れないものを12歳は持っている。
魚釣りを選ぶ裏には、活きた大きな魚を美味しい美味しいと言って食べる、じいちゃんの顔を見たいという理由もあるようだ。それとは言わぬが、人を喜ばせるコツを一つ身につけているとは有り難いことだ。
そうして釣り上げた大漁は我が家に運び込まれる。ババ殿の悪戦苦闘で、さっきまで大海を泳いでいた活きのいい魚は三枚おろしに。そして大量の刺身となる。結局は卒業記念のお祝いは我が家での酒盛りとなる。そんな今夜のお造りは格別に美味しかった。

お酒はぬるめの勘がいい、魚はあぶったイカでいいと歌われる。もちろんあぶったイカもいいけど、釣りたてのピチピチアジはもっといい。孫君の実質的な卒業祝いのうま酒に少し酔った。

このような、「人が喜んだり美味しかったなどと言う話」ほど、聞くに堪えないものはないという。
悪の典型のようなブログとなってしまいました。悪しからず。

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「サリンとサクラと」

2022年03月20日 | ニュース・世相

           
               本日、東京に桜の開花宣言

日本中を震撼させた、あの忌まわしい地下鉄サリン事件発生から27年が過ぎた。
その朝、東京は世田谷区三軒茶屋の寮で普通に朝食を済ませ、普通通りに地下鉄で渋谷へ。渋谷で山手線に乗り換え、有楽町の仕事場へ。
何事もなく、何も知らずに普通通りにデスクに着いた。そこで飛んでもない衝撃のニュースが飛び込んできた。
通勤時間帯の地下鉄の複数路線に、猛毒のサリンが撒かれ多くの死者が出て大混乱。という、信じられないニュースが。同時多発無差別テロである。

まさに同じ時間帯に渋谷や有楽町周辺を、通勤手段としてウロついていたことに、身の震える思いの恐い体験であった。幸いにしてこの身は、現在も生きており、地下鉄サリン事件の証人として、二度とこの種の事件が起きないことを祈り続けている。

その後、オーム真理教の暴挙によることが判明。事件は一応の解決を見たとはいえ、理不尽に奪われた多くの人の命は戻っては来ない。
そんな不条理と思える現実が、地下鉄サリン事件から27年を経た今、その数百倍に及ぶ悲しみの連鎖が、ロシア・プーチンによって繰り返されている。

その一方で、東京では今日、サクラの開花宣言が発せられた。
自然界は季節の移ろいを確実に捉えて忠実に活動してくる。それは必ずしも人間の思いを慮ってはくれない冷たさを感じる時もある。我々人間もその自然界の一員として生きているのだから、致し方のないことと言えばそれまでだが。兎に角今年も桜の開花宣言の時期を迎えた。

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