「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「今日は何の日、気になる日」

2019年10月30日 | つれづれ噺

                
                 雨だれ受けの瓶のそばに群生する「ツワブキ」の花

今日は何の日?といきなり聞かれてもね~。さてなんと答えよう。
今日はね、島崎藤村が「初恋」の詩を発表した日を記念して「初恋の日」なのだそうな。

   まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき
       前にさしたる花櫛の 花ある君と思ひけり

    やさしく白き手をのべて 林檎をわれにあたへしは
        薄紅の秋の実に ひとこひ初めしはじめなり

   わがこころなきためいきの その髪の毛にかかるとき
      たのしき恋の盃を 君が情けに酌みしかな 

    林檎畑の樹の下に おのづからなる細道は
       誰が踏みそめしかたみぞと 問ひたまふこそこひしけれ

かつてはこんな心境になったな~。最初はいくつだったのか。あれから幾年過ぎたのか。彼の君はいまごろどうしているのやら。
などと遠い遠い過去を振り返っても仕方がない。と思いつつ、こういった詩に再会したり、「初恋の日」などと言われると、ふと人並みに思い出すこともある。

ある統計によると、恋をする季節を分けてみると、一番多いのは「秋」なのだという。
凡人的には恋多き季節は「春」と思っていたが、あに図らんや秋が本番のようである。ちなみに秋の色は「白」。白秋と呼ばれる所以である。

今日は、2年に1度開かれる職場のOB会出席。旧交を温めながら、なんかしらこの詩に似た心持ちがフワフワと(笑)
カラオケでは破れ声を張り上げる中にも、「オレもまだ生きているな!」と自分自身の気持ちが確認できたような、いいひとときを過ごした。

勝手口を出たら目に付くところに、ツワブキが見事な金色を見せる季節になった。 

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「田舎の秋」

2019年10月29日 | 地域活動

                               
                地域の底力ここにあり…… 爆発!主婦パワー!!

市の中心部から4・5㎞しか離れていない我が住む地区。
過疎化の波が押し寄せているには違いないが、高校、中学校が各1校。小学校が2校。計4校が健在で、総人口は市の10分の1に相当する12000人を超える、大きい方の地区ではある。そんな地区を挙げての体育祭と言う名の運動会が、この時季に開かれる。

人口分布をおよそ4等分して、赤・白・青・黄色に色分けした地区対抗戦となる。
老若男女こぞって参加して我がチームに声援を贈る。深まりゆく秋の一日を楽しむにはもってこいの一大イベントである。
51の自治会をまとめる連合自治会が中心となり、営々と続けられ今年で54回を数える。言うなれば半世紀以上の歴史と伝統を誇る息の長いイベントでもある。

その一方で、高齢化や自治会活動から得られるメリットを計算して、自治会そのものを脱退する人が後を絶たない現実もある。
本当に高齢化が進み一人暮らしなどになったときこそ、隣近所の支え合いが必要になるのではないかと思うのだが。
人それぞれの考えや自己チューがまかり通る、厄介なご時世ではある。

そんな時代の中にあって、毎年1000人を優に超える人々が集まる体育祭。他地区には見られない、自慢の出来る自治会活動とも言える。
そこには、ママ友や主婦連、サークル仲間のつながりなど、女性パワーが欠かせない。

         

色んな問題を抱えながらではあるが、こうして続けていくことで、きずなの灯が受け継がれていけるといいな、とつい思ってしまう。
田舎だからできること。これが田舎のいいところ。田舎の秋を満喫する瞬間である。

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「我が家の紅葉」

2019年10月26日 | 季節の移ろい・出来事

            
                紅葉が始まった五葉の松。(上半分は枯葉を取り除いてある)

庭にある小さな五葉の松が紅葉を始めた。
数少ない庭木の中で、一番先に紅葉の季節を教えてくれるのがこの五葉の松である。
6月7月頃に、春に芽吹いた新しい芽を摘み取りながら、樹形を整えていく。その摘み取った新芽の周囲の葉っぱは、秋になったら茶色く枯れてくる。茶色になった葉をしっかり取り除いてやると、また春になって多くの新芽を吹き出させる。という几帳面なサイクルが大自然の中で間違いなく繰り返されていく。

紅葉の季節。旅行ガイドには九州から北海道まで、日本列島各地の紅葉名所を並べ立て、お出かけを誘ってくる。
いいねー、行ってみたいねー、興味をそそるように仕掛けてくる。そんなお誘いに乗って「みちのく紅葉の名所、名湯めぐり5日間」という東北6県の旅をしたのはいつだったか。
自分としての一番の狙い目は、岩手県「平泉世界文化遺産『中尊寺金堂』拝観」であった。もちろん蔵王もお釜と呼ばれる五色沼も。奥入瀬渓流も十和田湖も目いっぱい楽しませてもらった。

そのような名だたる東北方面の紅葉名所が、このたびの台風19号による甚大な被害で、観光客を迎えることができなくなったという。
大切な季節の収入減が絶たれた観光地はいったいどうやって立ち直るのだろうか。
他人事ではない災害の大きさに、心ばかりの支援をさせてはいただいたものの、力不足は否めない。

そしてさらに追い打ちをかけるように、ここ数日千葉県には全く予測もつかない集中豪雨が。
天の神様に訴えたい。今だけは雨を降らさないでほしい地域がある。逆に農作物へ雨を欲しがる地域もあるのだ。
高いところから見下ろせばその判別はできそうなものである。雨を降らせる場所の選択を誤らないようにしていただきたい。

このように考えると、今年は暢気な紅葉見物の旅など控えて、我が家で紅葉した松の枯葉をきれいに取り除くことに専念するのがよさそうだ。 

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「さらに一歩を」

2019年10月24日 | おせっかい

                
                    グラウンドゴルフを始める前のラジオ体操

「大きなおせっかい」かなと思いながら始めた、小さな団地の小さなグラウンドゴルフ同好会。
賛同者11人を得て、先ず先ずの軌道に乗り、かれこれ半年を過ぎた。
高齢者の集まりであることは言わずもがな。「足腰が弱った」「運動不足が補えない」「もう少し早く歩きたい」など身につまされる声が聞こえる。

そこで一案。「ゲームを始める前にみんなでラジオ体操をしましょう」。涼しさが増してきた10月に入ってから提案に文句なし可決。
当然ながら真夏の太陽のもとでのラジオ体操は如何なものか。それはまた来年考えればいい話。ということで早速取り入れた。
「私のうちにラジオ体操のCDがあるよ」「私がラジカセ持ってきましょう」。話は早い。

ゲーム前のたった3分。でもこの3分は、健康増進、活力注入の魔力を秘めている。みなさん大真面目。
こうなったら、グラウンドゴルフそのものは別として、ラジオ体操だけにでも参加を呼びかけよう、ということになった。
今はまだラジオ体操だけの参加はないが、長く続けていれば案外参加者が増えるかも。

なんのサークルもサロンもない、グループ活動など何もない。そんな団地に思い切って声をかけたグラウンドゴルフに、団地としての活動の手ごたえを感じている。ご近所支え合い、向こう三軒両隣の原点がここにある。などと身構えることでもないのかもしれないが、将来的にそうなってくれれば言うことなし。               

    
        特別に技量を競うわけではないが、ホールインワンは気持ちいいものだ。ついつい狙ってしまう。

1ラウンド1時間弱。2ラウンドを1日のゲーム時間と決めて、疲れが出る前に終わるように設定してある。
目下我が同好会では、最も若い人で1950年生まれ、69歳。最高齢1935年生まれ、84歳である。
年齢を気にせず、だれにでもフランクに参加出来るところが、グラウンドゴルフの魅力である。但し、公式試合となると、年齢、特に生年月日は重要な申告条件なのである。同点で試合が終わったとき、生年月日の早い人つまり1日でも年の多い方が勝者となる。というルールがある。

                  
ラウンドとラウンドの間の約15分の休憩時間が、それはそれは賑やかな情報交換の場であり、井戸端会議の場になる。
この時の話題の主役がその日の勝者とは限らないところもまた面白い。

「人間は年齢で老いるのではない」という格言がここにも息づいている。人間幾つになろうと「人生やはり今が旬」なのである。

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『即位礼正殿の儀」

2019年10月22日 | ニュース・世相

                

令和天皇『即位礼正殿の儀』。日本古来の奥ゆかしき儀式を、わくわくする思いでじっくりと楽しませてもらった。
楽しませてもらったという言い方はどうかと思うが、我が国の国事として世界に誇れる儀式を目の当たりに出来たのは、幸運に他ならない。
30年前に、平成天皇の即位礼正殿の儀を確かに見ているのだが、あの頃はまだ現役バリバリ。先ずは仕事のことが頭から離れなかった。
その意味では、あれから30年の歳月を経ており、今回はもうこれ以上見ることはないであろう儀式、という思いが強くて、この目にしっかり焼き付けておきたいという思いもあった。

朝早くからNHKのテレビは即位礼正殿の儀一色で固められていた。公共放送の総力を挙げての周到な準備がなされたのであろう、齟齬のない厳かな雰囲気がそのまま伝わってきて、背筋が伸びる思いで見守った。
日本国の象徴天皇として、日本はもとより、世界の民の平和と安寧を祈るお気持ち。そして我々一般国民・市民に心を寄せられる優しさに触れさせて頂いた。 

       

      

 100歳7ヶ月を生きた母が口癖のように言っていた「わしゃー明治・大正・昭和・平成、4代の天皇陛下にお仕えしてきた」と。
別になにがどうっていうわけではなく、心の拠り所として4代の天皇にお仕えできるほど長生きが出来たことを喜んでいたのだと思う。
かく言う小生も、昭和・平成・令和と3代の天皇陛下に見守られて生きることになる。            

                

       

                   

令和という時代は、とてつもない自然災害の発生とともにスタートした感は否めないが、あの穏やかで心優しい天皇皇后のお力で、平和なニッポン、平和な世界が訪れることを願ってやまない。ゆったり穏やかに歳を重ねたいということである。

個人のブログにこういった写真を掲載することは、時が時なら許されない行為かと思う。しかし、こうして生きている時に巡り合わせてもらった即位礼正殿の儀。
後がないことも合わせて、生涯の記念として敢えてここに遺しておきたいと考える次第です。

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『季節の風物詩」

2019年10月20日 | 季節の移ろい・出来事

 
      レジャーボートがひしめく瀬戸内海               ボートの舳先に立って釣りを楽しんでいる

今年もまたその季節がやってきた。
瀬戸内海の沿岸近くに、レジャーボートがひしめくように群がっている。ボートの舳先に立って、釣り糸を垂らしているのが見える。
この季節、小イワシが周遊して瀬戸内海沿岸に入り込んだのであろう。それを狙ってヤズやハマチがやってくる。
そのヤズやハマチを人間様が狙って集まってくる、と言うおなじみの構図である。
但し地元の漁師さんの話では、魚の数より船の数の方が多いようなことでは、そうそう釣れはせんじゃろう。と冷ややかに笑っていたが、果たして釣果はどうなんだろう。

先日の台風19号のときは、波穏やかと言われる瀬戸内海でも、さすがに白波を立てて牙を剥いているように見えた。あの時は波の高さも2mに及んだ。それでも外洋の平穏時程度なのだから、普段は如何に穏やかな海であることがうかがえる。
ひとたび風がおさまり、荒れが引くとまるで鏡のような海面となる。今日の海面は鏡のような、ではなく晩秋特有のマジと呼ばれる西の風で小さな波が立っている。飽くまでもさざ波程度であり、波の高さから言えばせいぜい50cmといったところか。日本海や太平洋といった外海に面した地域から言わせれば「こんなのは波とは言わない」ということになる。

関東、東北方面の災害復旧の困難さを思うと本当に胸が痛む。
そんな折、このような風景をアップするのは確かに気の引ける部分はあるが、日本列島は縦長で広い。
今は被災地として、生き抜くことに精一杯でお気の毒であるが、再び平穏を取り戻した時にはまたこのように、趣味にも手を出せる豊かな日々が戻ることを信じてやまない。その時が一日も早く来ることに希望をつなぐ風物詩の1枚として、ご寛容いただければありがたい。

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「今を盛りの金木犀」

2019年10月18日 | 季節の移ろい・出来事

                 
                                   今を盛りに咲くキンモクセイ。その芳醇な香りは、更けゆく秋を愛おしんでいるような。

6月だったか7月に入ってからか、庭に生い茂るキンモクセイにはさみを入れた。
身長約3m。直径が2mを超えるほどに大きく膨らんでいて、風通しも悪く、樹の内部までの日当たりもよくなかった。
思い切って刈り込んだらスッキリはしたものの、なかなか花芽が付かなくて、今年は花も香りもダメなのかな~と半ば諦めていた。

ここにきて、そんな心配をよそに、刈り込んだ枝を黄色く染めるようにいっぱいの花を付け、芳醇な香りを放っている。
こちらは雨乞いをしたくなるほどの雨不足が続いていたのに、キンモクセイが花開いた頃になって雨模様が続く予報が出ている。
今になって、せっかく咲いた花を無理矢理散らすような雨が降らなくてもいいのに、と思うがどうにもならない。
それよりも、あれほどの大水害に弱り切っている被災地に、追い打ちをかけるような雨は許せない。それならいっそこちらに大雨を持ってくればいいのに。
これも無い物ねだりでなんとも致し方がない。

キンモクセイの旬は9月とされている。この花が匂い始めると、あのうだるような暑さから解放される安堵感に浸らせてもらってきた。
それが今年は、あの灼け付く暑さの連続で少し開花時期が遅れたのかな。いずれにしてもこの花の季節は空も高く、空気も美味しい。
自然に身体が動くような躍動感で、何かの行事に参加してみたくなる絶好の季節でもある。
そんなキンモクセイの花言葉は「謙虚」であり「気高い人」だそうな。

あの甘~い独特の香りは芳醇と言う言葉に置き換えられる。それほどに素敵な香りに反して、控えめな小さい花をつけることが「謙虚」と言われる所以である。
また、雨が降るとその芳香を惜しむことなく、潔く花を散らせることに「気高い人」の花言葉が贈られたようである。
小生如き凡人にとっては、「謙虚」も「気高い人」も永遠の夢であり、理想で有り、生きるテーマでもある。

                     "  散り敷きてそぼろの如し金木犀  "

 

 

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「友に倣って」

2019年10月16日 | つれづれ噺

         

先日、同い年の親しい友が、無事にめでたく「金婚式・結婚50年」を迎えた喜びのブログを認めていた。
「奥さんの目を見て『長い間ありがとう』の言葉を発せられない代わりに、ブログで気持ちを伝えたい」ということであった。
定年のない専業主婦。子供二人を育て上げた母親。そして、世に言う転勤族の彼は、引っ越しを9回もさせたという。
引っ越しは1回2回でも大変なのに、それを9回とは気の遠くなるような煩雑さであったろうと思われる。

大いなる感謝の言葉を口に出して言うのが、男たる者の責任か?などと思うが、いやいやそうばかりでもない。のではないかな。
口に出して言われたら、言われた方も何かを返さなくてはならなくなる。そこはやはり阿吽の呼吸。「言わずもがな」がいいのかも。
いいとか悪いとかの話ではなく、日本人の心意気というか、「言わず語らず心と心……」があってもいいと思う。
それでも、言の葉に乗せて口で伝えなければ相手に通じない、とおっしゃる向きもあろうが、さてどっち派が多いのだろう。

かくいう小生は、まだまだその域には達していない。
27歳の頃は事情があっての貧乏所帯。結婚よりも先ずは住みかを調達するのが先決。ということで新居は構えたものの、大枚のローン返済に追われていた。
「一人口は食えなくても二人口は食える」と周囲のお勧めはあったが、気持ちの上ではそれどころではなかった、というのが本音かな。
折からの所得倍増論や日本列島改造論のお陰で、相次ぐ大幅な昇給に乗ってローン返済が随分軽くなり、気持ちも少し落ち着きを取り戻した。

そうして周囲を見渡すと、同級生のほとんどが所帯持ちになっており、子宝にも恵まれているのが普通であった。
ちょっと焦ったね~。「あいつは偏屈者?」と思われては大変。30歳になるまでには何とかしようと。
あの日から細く長く積み重ねた歳月は48年。そのスタートは奇しくも10月16日であった。

そのときを迎えたら、さて何を言う。友に倣ってブログに託すのだろうか。やはり「言わずもがな」を押し通すのか。はてさて。

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「日本列島体育の日」

2019年10月14日 | スポーツ・観戦

          
                                出発地点の川を渡る130人のウオーキング参加者             目的地の岩屋観音様  

日本列島至る所で「体育の日」の催しが開かれた模様である。特に西日本では抜けるような秋の青空に恵まれた。
そういった点からも、台風19号被災地の皆様にはお気の毒で仕方がない。せめて青空をプレゼント出来たらいいのに、と願うばかりである。

スポーツイベントや秋祭りの開会式の挨拶では、先ず台風19号被災地へのお見舞いの言葉。続いて昨夜のラグビーワールドカップ日本選手への讃辞。
この二つを受けて、皆さんも元気に爽やかな汗を流しましょう。といったことで2~3分の受け持ち時間を無事乗り切ったことだろう。
小生も人並みに「かじかの里ウオーキングイベント」に参加して心地よい汗を流した。

かつては自治会員数68軒であった山間の集落が、今や11軒に減ってしまった。実際に家屋はまだ残っているのに済む人がいない。世に言う限界集落である。
そんな小さな集落にあった、元小中学校の運動場跡地で開かれたウオーキング大会。
周囲の有志による実行委員会が主催。地域の連合自治会や市青少年育成市民会議、市連合婦人会の支部、亀山つつじ愛好会などが共催。そして、地元スポーツクラブまめな会という元町長経験者がリーダーのグループが主管するという、字面はものものしいお歴々が並んでいた。

岩国市のシンボルで、国の名勝に指定されている錦帯橋の下を流れる清流「錦川(にしきがわ)」に注ぐ支流となる小さな川沿いを歩く。
その川には、哀愁を帯びたあの、ヒョロロロ~~と鳴くかじかガエルが多く生息し「カジカの里」と呼ばれている。そんな山奥に今日ばかりは約130人が訪れた。
正式には「令和元年市民健康スポーツのつどい。かじかの里in根笠ウオーキング」と名付けられていた。
要するに学校跡地を拠点に、往復約6kmの行程を3時間かけてのウオーキング。帰り着いたらカレーライスの昼食が待ち受けており、途中に出されたクイズの当選発表などで盛り上がった。

目的地には、弘法大師(空海)作の木彫りの観音像が、洞窟の中で長年の鍾乳石のしずくの滴りによって、現在は石仏化した岩屋観音像が安置されている。
そんな歴史の一端を感じながらの清流ウオークは実に爽やか。健康的な体育の日を過ごさせてもらった。
見上げる夜空には、旧暦9月16日のまん丸十六夜の月が冴えている。
見事な月の明かりが、台風被災地の闇を明るく照らしてくれると、たとえわずかでも慰みになってくれるのではないだろうか、と静かに見上げている。

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「被災地に一筋の光明を」

2019年10月13日 | ニュース・世相

名にし負うあの千曲川そして阿武隈川の思いも寄らぬ氾濫、堤防決壊。耳を、目を疑うような大惨事となった台風19号の被害。
関東・東北・北陸一円に大打撃を与えた。
そんな中で行われたラグビーワールドカップ、日本対スコットランドの一戦。
被災地の惨状を思うとき、あまり大きな声ではしゃぐのは慎まなければ・・・と思いつつ、つい熱い戦いに飲みこれて、必死に日本チームに声援を贈った。

言うまでもなく、勝てば予選リーグA組をダントツで突破。トーナメントを戦うベストエイトへ名乗りをあげる。そんな大事な一戦。
大方の予想は日本の分が悪いかな?と言う論調であったような。ところが・・・・・・である。

 
     28対21。日本リード、試合終了2分前              試合終了1分前
 
         勝った!!ついに勝った。あの宿敵スコットランドに!歓喜の抱擁がグラウンドのあちこちに展開。

あのスコットランドに28対21。要するに4トライ4ゴールして、3トライ3ゴールのスコットランドに堂々の勝利である。
正直な気持ちを言えば「引き分けでもいい。決勝トーナメントベスト8に行ければ」という少し控えめな心境であった。
それがどうだ。何一つ文句の付けようのない戦いぶりで4戦全勝。見事な勝ちっぷりは、世界のラグビー界に「ジャパニーズ有り」を見せつけた。
 
       この二人の安堵と喜びの笑顔が、日本チームの4気持ちを全て言い尽くしているような。

大災害に打ちひしがれる被災地の皆さんに、ホンの一筋の光明となれば幸いと思える、今日の日本勝利である。

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