「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「行く夏を惜しんで」

2015年08月31日 | 地域活動

     
         広い、急な傾斜にへばりつく草刈作業               通学路の一部をきれいに

いよいよ8月が終わる。ということは夏休みが終わる。ということは2学期が始まる。ということは、運動会のシーズン到来となる。
運動会開催に当たっては、学校の環境を整備してきれいな学校に保護者を迎えたいという校長先生らの意図が見えてくる。
運動会はもちろんであるが、2学期の始まりを「きれいな環境で迎えさせたい」という意思も当然働くというもの。
夏休みが終わりに近づくと、「環境整備作業のお願い」という正式な依頼が出される。

よっしゃーというほどでもないが、毎年のことなので、おおよその決まったメンバーが集まってくる。
23日(日)、29日(土)、30日(日)の3日間、朝早くから、足場のおぼつかない急斜面に草刈機を唸らせる。
我々が草刈を終える頃に保護者がやってきて、細かい仕上げ作業をする、という分担制が確立している。

夏休みに入ったとたんに竹細工教室を開くのは、今年も今まで通りやってきた。
そのうえに今年の場合は格別な「世界スカウトジャンボリー」という一大イベントが加わった。
そう考えてみると、8月は始めと終わりの数日間、しっかり汗をかかせてもらったことになる。ダイエット効果があるのかも。

中学校を中心に、2つの小学校で組織づくりをする「地区協育ネット」が熱を帯びてきた。
その中心的な存在が、「学校運営協議会」や「コミニュティスクール」であり、「社会福祉協議会」という構図になる。
誰かがやらなきゃ結果は出ないよね~ ということになるとついつい手を出してしまう。

校区が異なるため、実際に孫君たちのお役に立っているわけではないが、地域の子どもたちの役に立っていることは確かだと思いたい。
戦後の復興を目指した高度成長や、急激な経済発展も卒業した今、ギラギラした競争社会とは異なる人材が求められている。
そんな緩やかな社会の流れとは逆に、相変わらず親子の情愛のかけらもない事件は頻発。事件や事故により幼い子供の命が容赦なく奪われる。
いたたまれずに自殺に追い込まれる「いじめ」も後を絶たない。

そういったことへの歯止めになるかどうかは分からない。
分からないから、歯止めになること、もう一度優しさのある人間関係を生み出す社会作りを目指してみたくなる。
色々あった今年の8月。行く夏を惜しみながら、また何かできることを考えてみるかなー。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「身近な人が突然に」

2015年08月29日 | ニュース・世相

                               

  2015年6月1日、ついに自転車の危険運転に対する改正道路交通法が施行された。
 
 『 知らないのは罪!【道路交通法の改正】大きく変わる自転車ルール 』 として、周知徹底と安全運転を呼び掛けている。

自転車の信号無視、一時不停止、ブレーキのない自転車の運転など14項目を危険行為に指定、3年間に2回以上摘発されると3時間の安全運転講習を義務づけられます。 危険運転行為を3年以内に2回以上摘発されると「自転車運転車講習」の受講命令が下されます。命令を受け3か月以内に受講しなければなりませんが、 もし命令を無視して受講しなかった場合には、5万円以下の罰金が課せられます(満14歳以上は全ての人が対象)                     

 この他にも色々細かな注意点が定められており、やはり、「知らなかった」では済まされぬご時世。お互い気を付けたいものだ。
と思っていた矢先。こんな小さな我が住む町を縦断する国道188号線で、自転車による死亡事故が発生した。
被害者は、随分前から存じ上げる友人の一人である。長年地元で美容院を経営し、施設等へのボランティア活動も積極的な素敵な女性であった。身近な知り合いの突然の訃報。それも自転車にぶつけられ、頭部打撲が原因で、事故発生から10時間あまりでの他界。

詩吟は堪能で、当然ながらカラオケも得意。彼女を知る人は一様に「とてもいい人だった」「惜しいよねー」と口をそろえる。
時あたかも、自転車の改正道路交通法が施工されたばかりのこの時期。
運転者は「前方の信号に気をとられていて、被害者に気付くのが遅れた」と語っているようだが、どのような処遇が待っているのだろう。

事故の起きた場所は、ちゃんとした歩道はなく、路側帯と走行車線とは白線1本で仕切られているだけ。
その分、自転車は特に注意を払わなければ歩行者に接触することになる。
何を言っても愚痴になるが、地元の文化活動にも熱心な人であっただけに、何とも口惜しさが残る。

そこで、「人の振り見て、わが振り直せ」。
自転車もクルマも、走っている間は凶器を操っていることを今一度認識したいものである。
加害者になってはいけないことは言うまでもないが、被害者になることもまた、避けなければならない。
『自分の身は自分で守る』ことも大事。『他人の安全を守る』ことはもっと大事である。
残された生涯、加害者にも被害者にもならないよう心して、改めて、安らかなる日々の有難さを享受したいものだ。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「台風にも負けず」

2015年08月26日 | 晴耕雨読

                       

大型台風の襲来と恐れられた15号台風。
日本列島各地に大きな爪痕を残して、大陸上陸前に熱帯低気圧に変わり、やがて消滅。
不幸中の幸いながら、今回も、我が家の周辺に大きな被害はもたらされなかった。安堵の胸を、ホッ!

被害なしとはいえ、時間を追って風向きが変わる台風の風。
北から吹く大風、これはヤバイ。一応車庫からクルマを青天に出しておく。
これは過去に、クルマの形に添って噴き上げた風で屋根を飛ばされた苦い経験があるから。
しばらくすると、南から吹き始めた。何とも生暖かい、薄気味悪い強風。そのうち西からやや冷たい大風が。

こんな風に風が回ると、畑に未だ健在で立っているトマトやピーマンは悲鳴を上げている。
その点、地を這っているスイカやサツマイモは元気なもの。土砂災害などで気を揉むこの大雨を、元気の源として享受しているかのような。
スイカも未だ現役で、隣同士のサツマイモの茎と絡み合いながら、4個も5個も転がっている。
今年は意外な豊作で、今まで散々味わったせいか、「スイカをもごうや」などと言わなくなった孫たち。

生り過ぎて需要の減った哀れなスイカをそろそろもいで、お終いにしよう。
今度は、大根など冬野菜の種まきが待っている。などと、イッパシげな農家気取りの話はするが、他にやることが多くて。
なんだかんだ言いながら、畑の手入れが後回しになっているだけの話かもしれない。
どっちにしても、今年は「スイカよ有難う。堪能したよ」と感謝して、次の植え付け準備に。

今年の夏のあの暑さに耐えた身体が、そろそろ悲鳴を上げる季節になる。
これから1カ月余りの過ごし方が大切となってくる。のんびりゆったり、過ごしたいな~と思うには思う。が、なかなかね~。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「夏休みご奉公」

2015年08月23日 | スポーツ・観戦

 

昨年までは、夏休みじいちゃん学校の生徒であったカー君が、中学生になったこともあって、じいちゃん学校を卒業してしもうた。
閉校となったじいちゃん学校の夏休みを半分喜んだり、半分淋しかったりしていたら、その夏休みもいつしか残り1週間余りとなってしまった。
毎年1度や2度は、川のハヤ釣りとか、山などに連れて行っていた孫君たち。本音は連れて行かせてもらっていたのかもしれない。が、今年は何故かいいチャンスに恵まれずそれらしいことを何もしないままでいた。

幸い、近くの由宇町にある広島カープ二軍練習場で、「カープタウン、ゆうの日」というお祭りがあることを知った。もちろん、阪神との二軍公式戦も。今、孫三兄弟の中で、広島カープに目覚め燃えに燃えている、三男坊悠雅君に声をかけたら、即座に「行く」という。
それもそのはず、先日、広島カープ選手名と背番号の入った白いユニフォームと、真っ赤なTシャツを購入したばかり。以前から持っていたカープ帽子と共にお披露目の機会を求めていたらしい。

本来は菊池選手・背番号33が欲しかったのだが、買に行ったときは菊池選手は売り切れで、大瀬良投手・背番号14が、子供用として唯一残っていた。不本意ではあるが、カープのユニフォームならまあいいか、ということになったらしい。
それを身に着けて、試合開始2時間前に球場に着いた。
ガンガン照りの中、先ずは球場をゆっくり1周して、「こちらがカープ側、こっちが阪神側、ここが売店、トイレ、バックスクリーン、ホームランの飛んでくる外野席。このライン右側がファール。左側がフェアグランド」、など基本を説明。

           
              ごきげん!悠雅君!! サインしてもらったボールをグラブに納め、九里亜蓮選手と記念撮影。

あちこち歩き回っているうちに、ラッキーな出会いが。
昨年のドラフト2位入団の背番号12。 九里 亜蓮投手がピッチング練習を終えて、専用ブルペンから出てきたところに遭遇。
身長187cm・92kg の大男が、背をかがめて気持ち良く、ボールにサインしてくれた。「記念写真を」「どうぞ」ということでパチリ。
今は小さい悠雅君。やがて大きくなってカープのユニフォームを着ることになるかもしれない。ならんかもしれない。

内野席に陣取った芝生席も、試合が始まるころには「ホームランのボールを取るから外野に移動しよう」という。
生意気に「移動」という言葉を知っていることに驚きながら、レフト側外野席に移動。
阪神の左バッターが立て続けに2本、ライトスタンドにホームラン。「やっぱりじいちゃん、あっちに移動しよう」という。
「心配せんでもカープの選手がこっちにホームランを打つよ」と。案の定、代打栗原がレフトスタンドへ大ホームラン。一斉に数人がボールを追いかける。もちろん、一番ちびっ子悠雅君も突っ走る。ボールは大きく弾んで場外へ。元気のいいお兄ちゃんが急いで拾った。

次に、やはりカープの美馬選手が悠雅君のすぐ左側にこれまた大きなホームラン。じいちゃんが慌てて取りに行こうとしたが足がもつれる。
こちらも同じように大きく弾んで場外へ。ついに悠雅君の手におえるホームランはなかった。
でも、ちゃんとスコアボードを見上げながら、「じいちゃん、ツーストライク、追い込まれたよ」と 教えてくれる。
そして、到着から試合終了まで延々6時間半。クーラーボックスで持参した飲み物と、冷たいタオルで首筋を冷やす以外は、かき氷250円也の出費だけで、他は何も欲しがらない。兎に角野球の進行に興味津々。結果は延長10回、4対4の引き分け。これにも負けなかったカープに大満足。

夏休み恒例の、孫奉公ではあるが、ジジにとっては芯からこたえる暑さと長さ、いささかお疲れ。
それに引き替え、幼稚園年長6歳児のなんとタフなこと。それに野球を必死に観る態度。おもしろい。
ジジの元気な間は、キャッチボールはもちろん、バッティングももっともっと鍛えて、末はカープのユニフォームを・・・??。
長生きせんといけんねー。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「汗と泥と笑顔と涙」

2015年08月20日 | スポーツ・観戦

      
             優勝の瞬間。歓喜の笑顔に玉の汗                   勝者、敗者、共に健闘をたたえ合って

高校野球100年という記念の年。第97回全国高等学校野球大会、いわゆる夏の甲子園が先ほど終わった。
いつものことながら、勝って涙、負けて涙。真っ黒いユニフォームの大男たちが流す涙、飛び散る玉の汗には、ついこちらももらい泣きするようなドラマがある。熱烈な高校野球ファンというわけではないが、一野球ファンとして、やはり気にかかる高校野球ではある。

優勝戦は、東北宮城県代表「仙台育英高校」と、関東神奈川県代表「東海大相模高校」の組み合わせ。
どちらも、フロックやラッキーだけで勝ち上がったのではない、文字通り実力のある者同士。接戦、好ゲームが予想された。
案の定、手に汗握る攻防は見応えがあった。

戦えばどちらかが笑いどちらかが泣く。これが勝負の鉄則であることは今さら言うまでもない。
どちらがひいきでもない、全くの平衡感覚の場合、只々いい勝負であることのみに期待する。
今大会の場合も、格別どこのどのチームに期待するということもなかった、というのが大会前の本音であった。

ところが、あのダルビッシュ以来の仙台育英高校が、最後まで勝ち残り、優勝を争うということになれば話は別である。
あの4年半前の東日本大震災を思い起こすと、できることなら優勝旗を仙台に持ち帰って、今一度東北に元気をもたらしたい、と単純ながらそんな思惑が胸に広がる。日本全国多くの人が同じ思いをしたことだろう。
現実はそう思惑通りには行かなかった。勝利の女神は非情であった、というべきか、正常に眺めていたというべきか。

 
   笑顔の中にも涙が見える東海大相模高校ナイン         涙に崩れ落ちる仙田育英高校のエース。

そういえば、45年ぶりの優勝を成し遂げた東海大相模高校には、個人的に秘めた思い出のある高校であることを今思い出した。
職場の中で誰かが声をかけて、とばく開帳図利に抵触しないトトカルチョが始められた。
そのころは、「とうかいおおずもう」という珍しい学校があるものだ、という程度の高校野球認識。
そんな中で、最高賞金を射止めたのが、唯一東海大相模高校に投票したこの手に転がり込んできたのであった。かな

せっかくの神聖な高校野球を、こんな昔の話で台無しにしては申し訳ない。
必死の形相で白球を追い、笑顔と涙にくれる甲子園球児の夏が終わったのは、少し淋しい気がする。
プロ野球広島カープの不甲斐無い試合を見せられると、その感ますます強しである。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「世の中色々・・・」

2015年08月18日 | 季節の移ろい・出来事

                      
                               自生のテッポウユリの群生

二階の窓から見おろす隣の空き地。
年老いた地主は施設に入所。誰が遺産として引き継ぐのか定かではない今、完全な荒れ地となってきた。
実害の及ぶ隣接するお家では、自ら草刈り機などを使って、生い茂る草や雑木を処分している。
近い将来、住民の苦情がピークに達して、行政が公費を使って整備することになるのだろうか。

そんな、どちらかというと嫌われ者の空地ではあるが、隣接する一角を畑として耕し、わずかながら収穫を得、季節に応じた花を見せてくれるとあれば、私自身はまんざら憎いわけではない。
但し、これ以上放置すると、タヌキやイタチの住処となり、やがてイノシシなどの野生が住み着かないとも限らない。そうさせないうちになんとか・・・という思いはあるが、なんせ他人の持ち物だから。

そんな荒れ地に、昨年よりはるかに多くのテッポウユリが花開いた。
今年はあまりの暑さのせいか、雨不足のせいか、このテッポウユリの開花が遅かった。
お盆を過ぎた今頃満開なのだから1週間は遅れている。
今年の猛暑酷暑は、こんなところにも影響を与えているのであろうか。

あの華やかなテッポウユリも1本では、なんともひ弱で頼りない。
そこへ行くと、ここまで群生すれば、お見事!!と声をかけたくなるし、カメラを向けたくもなる。
その一方で、流れる汗を覚悟して、一度は草刈り機を背負って小1時間、奮闘せねばならないのかと、気が重くなる。

地域の社会福祉協議会という、ボランティア活動を旨とする団体の一員として、学校などの環境整備事業と銘打つ草刈作業などには、積極的に出かけて汗を流すのは平気である。
「だったら、うちのも早く刈ってよ」という声が聞こえるが、そちらはなかなか重い腰が上がらない。
困ったものであるが実際その通りである。

こうして真白い花の群生を見せてもくれたし、ブログのネタも提供してくれたことに感謝して、ここ2・3日のうちに思い切って汗を流すことにしよう。
200坪はある広い土地を、荒れ放題に任せる余裕のある地主もいれば、マイホーム建築に汲々として土地を求める人もある。世の中さまざま、いろいろだね~。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ともに手を取り合える日を」

2015年08月15日 | ニュース・世相

              

戦後70年。今年も暑い暑い陽射しの中、終戦記念日を迎えた。 
日本の終戦記念日は、紛れもなく8月15日。「玉音放送」が全国に流され、「無条件降伏を受け入れること」をもって終戦の日としている。
いわゆる第二世界大戦、太平洋戦争などと呼ばれる、日本対列強各国との戦争終結は、この日だと信じてきた。
今も信じて疑わない。

だが、世界の各国では、この終戦の日一つをとっても、それぞれの思惑で日付が異なっている。
たったこれだけのことでさえ、といっては叱られるかな、こんなことでさえ未だ各国の認識にずれがあり、思惑の違いが見え見えである。ことほどさように、世界の中で真摯な話し合いはできていない、自分勝手な解釈がまかり通っていいるのかとおもうと、本当の世界平和は遠いのかな、などと心配してしまう。そこまで深刻に考える必要がなければこれに越したことはないのだが。

ちなみに、アメリカの終戦記念日は9月2日を、対日戦勝記念日としている。
イギリス、フランス、カナダ、ロシアなども9月2日を唱えている。中国や台湾は、9月2日であったり、3日であったりする。
韓国は、日本と同じ8月15日。

その件についてはまあどっちにしても大きな問題ではないということにしておいて・・・。
我が国の終戦記念日の今日、総理大臣による戦後70年談話が発表された。
何かにつけて反日、反政府、反自民の人から見ればナンクセつけたい内容なのであろう。
ただ、吹けば飛ぶような高齢な一人の日本人として考えるのは、いつまでお詫びと謝罪をすればいいのか、ということである。「侵略を認め、お詫びも謝罪もしたが、欺瞞的な内容だ」と、同じ日本国民でありながら野党のエライ人たちは言う。

まあそれぞれに考え方のあることだけは認め合わなければならない。

先の世界スカウトジャンボリーで、仲良く手を取り合った交流会。
お互いの国の文化や人生観を理解し、共に手を携えて仲良く平和な世界を築いて行こう・・・と誓い合ったスカウトの世界。
11歳から17歳までの若い人たちだから、そういった交流が持てたのか。彼や彼女が大人に成長したとき、やはり同じように日本は侵略者で、無謀な戦争を引き起こして負けた。という烙印から逃れられないのだろうか。

そんなことはない。過去は過去として未来志向で・・・と、口先だけではない本当に手を取り合える日が来ることを若者に託したい。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「一息つける雨に」

2015年08月12日 | 季節の移ろい・出来事
                              
                                   少し遅れて咲いた、今年のホテイアオイ

何日ぶりだろうか、大地を潤す恵みの雨。
山川草木みな等しく渇きを訴え、せめて夕立でも、と待ちに待った雨。
久しぶりの雨音に目が覚める心地よさ、渇いた土を濡らす匂い。どれもこれも久しぶりの感覚である。
 
連日の日照りに押されて、今年はホテイアオイの花も咲くのが1週間は遅かったような。
毎年のように、この花の写真を取り込んで作る暑中見舞いもやや遅れ気味になった。
それにしても、猛暑日の続く暑い夏であろうが、電気代が助かる冷夏であろうが、大きく時期を違えることなく花は咲く。
 
今、世の中はすべからく「戦後70年」にことよせなければ、非国民であるかのような風潮がある。
その戦後70年という言葉の響きの裏には、何かしら日本国民の「負」のイメージが付きまとっている気がしてならない。
本当にそうだろうか。日本の戦後70年は、ひたすら額に汗して働きに働き、平和を愛し、世界中に貢献してきた誇り高き70年であった、という見方は間違っているとは思えない。

まあそんな固い話はまた別の機会に、議論するのではなく「個人の感情」として整理していくとしよう。
それより目下のトピックスは、パソコン使用者の端くれを名乗る小生にとって「Windows10」へのグレードアップというのが一大関心事である。
何はともあれ、我が家に座っている、Windows8.1と7、この2台を一気にグレードアップに挑戦してみた。

決してパソコンの腕があるわけではない小生でも、手順を忠実に守って作業した結果、ものの見事に目的を達した。と言いたいところ、8.1の方は、何事もなく極めて順調にグレードアップ完成。何の支障もなく稼働を始めた。
問題は、7の方である。同じ7の仲間でも色んな機種やグレードがある。小生の場合、値段的にも安い、ごく一般向きのする機種であった。

こちらは者の見事に裏切られた。何一つ間違いなく手順を追ったのに、いざ使ってみると、プリンター機能が全く動かない。プリンターメーカーに問い合わせれば、「その件はパソコンメーカーに訊いてくれ」という。
パソコンメーカーも最初は「プリンターメーカーに・・・」と言いかけるのを抑えていきさつを伝えた。かれこれ1時間近く電話機を耳に当てたままあれこれ操作。「この機種でのグレードアップには無理があるようです」という結論に至った。納得しかねて、さらにネットやメーカー情報など、八方手を尽くしたが、やはりダメなものはダメ。
とうとう、元のWindows 7に戻して、こうしてブログをしたためている。

ということで、7から10へのグレードアップには若干の問題ありと見受けましたぞ。
しばらく様子を見ている間に、あっちこちから不具合の声が上がり、マイクロソフト社がそれらに対応したころを見計らって改めて挑戦することにした。というのが結論。
なんでもかんでも新しがり屋で、早く飛びつくのが能ではない、という教訓のお粗末。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「世界スカウトジャンボリー、あれこれ」

2015年08月05日 | 地域活動

 
         開会セレモニー                          竹トンボに興じる、イギリスのスカウト仲間

世界スカウトジャンボリーとは、4年に1度開かれる世界スカウト機構主催のスカウトの大会です。 と定義されている。
世界スカウト機構は、世界で3,000万人以上が参画する世界最大の青少年運動組織でもある。
そんな世界中のスカウトが集結する第23回大会が、山口市阿知須・きらら浜を拠点に、約2週間に及ぶキャンプ生活をしながら、日本の若者と様々な体験交流をする、というのが最大の目的のようである。
今回は世界161の国と地域から約3万人の青少年が参加しているとのこと。

『助け合い、認め合う』 『違いを超えて、向き合う』 『そして世界を学ぶ』
こういった理念のもと、国境を越えてお互いを理解し合い、認め合ったうえで助け合っていこうという、『友愛』がテーマとなっている組織である。

私たち夫婦には残念ながらスカウト体験はなかった。だからなにがしかの憧れみたいなものもあって、子どもたちには体験させてやりたいと思った一時期があった。それがどうしたことか、結局実現しないまま今日に至っている。
そんな私に今頃になって、スカウトジャンボリーのお手伝いをするチャンスが与えられた。
不思議なご縁を感じながら、地区内の2小学校、1中学校の交流現場で、初の体験に気持ちを躍らせながら汗を流した。

世界各国から日本にやってきたスカウト仲間が、山口県各地で学校訪問などの交流を深めるために、ここ岩国市内にも多くのスカウトが訪れた。
8月3・4・5の3日間。私達地区社協の仲間も、学校応援という形で、朝早くから準備し異国の若者との交流に知恵も絞った。

初日8月3日は、市内でも小規模校に属する近くの小学校に、「イギリス」・「ノルウェイ」・「フィンランド」3か国30人がやってきた。
歓迎セレモニーに次いで、この小学校では日本の伝統遊びを体験してもらおうと「竹細工教室」をテーマとして取り上げた。
ノコギリ、ナタ、コガタナ、キリ、など工具を使って、竹トンボ・ガリガリトンボ・竹笛を、実際に作って遊んでもらうことだった。

フィンランドから来た17歳、身長2メートルを越える大男が、小さく身体を丸めて竹を削る姿は微笑ましい。
コツを教えたり少し手伝ったりして出来上がったものを、大事そうに持ち、満面の笑顔で遊ぶ。
竹トンボが遠くに飛べば大声上げて喜び、ガリガリトンボが回らなければ、だれかれとなく捕まえて教えを乞う。ピーピー笛は吹き鳴らす。
歓声やら拍手やら雑多な音が講堂に響き渡る楽しい時間を過ごした。

11歳から17歳までがやってきたという世界スカウトジャンボリー。竹細工だけでは物足りなかったかな、という一抹の不安はあるが、彼や彼女の笑顔を見ていたら、これはこれで、日本の子ども遊びの歴史を体現出来たのかな、などという爽やかな思いは残る。

もう一つの小学校と中学校の交流状況もまた、時を改めて御高覧頂くこととして、先ずは前巻のお粗末。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「日差しを避けてひと休み」

2015年08月02日 | 季節の移ろい・出来事

                    

夕方7時、NHKのトップニュースが連日日本列島の猛烈な暑さを取り上げている。
猛暑と言う言葉に続いて出てくる地名も、いつしかお馴染みになってしまった感もあるくらいだ。
本州の西の果てここ山口県でも、連日の猛暑日には閉口しているが、その中でも岩国市広瀬と言った地名が今や猛暑の常連さんとして地名があげられる。

もう少しいいことでNHKのトップニュースに乗れば、知名度も上がって観光行政も潤うのかもしれないが、暑い暑いと言われると、やはり避けて通りたくなるのが人情であろう。
それにしても暑い毎日。かつて “念力がゆるめば死ぬる暑さかな” という句にえらく共感を覚えたが、昨年も今年も全く変わらない暑さではある。

少しでも風が入るように玄関ドアを開けておいたら、ツバメが暑さを避けて入り込んでくることがよくあった。
彼らは他人の家をも顧みず、無遠慮に飛び回りながら糞尿を振りまく。そのたびに真白い壁面に見事な?気色悪い紋様を残す。
だから、ツバメが入ってくると極力追い出すようにしている。

今年の避暑来客は珍しく、オニヤンマトンボがやってきた。
吹き抜けの玄関から二階に通じる白壁に、悠然とというか、やっとあの陽射しから逃れた安堵感とでもいおうか、羽を休めている。
来る者拒まず、と言いたいところだが、ツバメの糞尿の如き実害をもたらす者は避けなければならない。やぶ蚊もそう。
ただこのたびのようなトンボなどにいっときの涼しさを提供するのは一向に構わない。

こちらも悠然と構えていたら「じいちゃん、あれとって」と半べそでジジに訴える2歳の姫孫。
「とって」という彼女の訴えは、捕まえて欲しいとは全く違う「早く追い払って」と必死で頼んでいるのである。
何かにつけてこわいものが多く、特に動く者は全て一瞬たじろぐ性格。
かといって、トンボにとってはようやく見つけた暑さしのぎの場所。追い払うのも気の毒で「大丈夫よ、トンボだから」と説き伏せる。

これが娘方の三兄弟だったら、三人そろって「じいちゃん捕まえて」というに違いない。どうかしたら自分たちで脚立を持ちだす勢いであろう。
同じ孫でも、男と女の違いを見せつけられる。
そんなジジの思惑を尻目に、しばしの涼をとったトンボはどこかに消えた。

あのトンボでさえ暑いのだ。人間が辟易するのも理の当然。こまめに水分。エアコン活用。熱中症に用心を、ご同輩!

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい