「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「しばしの休養を」

2021年11月13日 | つれづれ噺

一身上の都合をもって、しばしの休養を余儀なくされました。
やぶにらみの世界へご訪問頂いた多くの皆様に心から感謝申し上げます。

いつ戻ってくるのか、再開はいつになるのか、正直なところ未定です。残念ながら自分でもよくわからない状態です。
3週間、4週間、それとももう少しか、インターネットの届かぬ世界で、静かに養生専一に、神妙につとめて参ります。
幸いなことに、内科や合併症などではなく、整形外科なので完全快癒は時間が薬という気楽さはあります。

1日も早く皆様と再会できる日を楽しみに、気持ちよく行って参ります。
その前に、時節柄、我が住む町にも紅葉の名所があることを紹介したいと思います。変わり映えしませんが、名勝錦帯橋の奥座敷、岩国もみじ谷公園
の秋景色をご覧ください。まだ見ごろには少し時間が要るようですが、今の精一杯の色付きを見せてくれました。

皆さまには、どうぞご自愛あってご健勝にお過ごしください。

  

  

 

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「寂聴さんの思い出」

2021年11月12日 | 思い出話

                    
                     在りし日の瀬戸内寂聴さん

あの独特のしゃべり方、歯に衣着せぬ放言など、強く耳に残っている作家の瀬戸内寂聴さんが亡くなられた。
我が町出身の作家宇野千代さんを姉のように慕ったというご縁もあって、何度か岩国を訪れ宇野千代のお墓にも詣でたと聞いている。
あれは何年前だったろうか、女性がほとんどの宇野千代さんを顕彰する会で、数少ない男性会員としてわずかに活躍していたころの話だから、10年以上前になるだろうか。

宇野千代顕彰会主催で「瀬戸内寂聴講演会」を開くことになった。顕彰会の中から司会を出すことになり、白羽の矢が立ったのがこの私である。
臆面もなく素直に引き受けはしなかった。「少し荷がはりますね~」くらいのことは言ったと思うが、兎に角お願いされて引き受けたのを覚えている。
会場は1500人が収容できる市民会館。その会場が膨れ上がるほどの聴衆が詰めかけている。狭い町なので知り人もいっぱい。
喉がカラッカラに乾く思いで第一声を発した。過去に積み重ねた婚礼の司会で仕込んだ「マイクの前に立ったらマイペース」の度胸がよみがえった。

講師の簡単な紹介も任されていたのをなんとかこなして、「それでは寂聴先生のご登壇です」の言葉でにこやかに寂聴先生がステージに。
中央に据えられた講演テーブルをスタスタと通り過ぎて、ステージの袖に立つ私のもとへお越しになった。こりゃ困ったどうしよう。講師に恥をかかせたら司会者失格である。やおら小声で「先生のお席はこちらですよ」とお腰に手を添えて指定席へご案内。あとはもう寂聴話に大笑いの客席。

ホッと一息。講演が終わった控室で「お疲れ様でした」と声を掛けたら「まあ私ったら、いい男が好きなもので舞台を横切っちゃったわね」と大笑いをされたのには、驚いたり喜んだりの、生涯忘れることのない寂聴講演会の一幕であった。気さくで飾りっ気もなく、誰でもファンにさせてしまう引力があった、と覚えている。

99才の人世。色んなことがあった全てを背負って、生涯現役を全うされた99年。涙の見送りよりも、拍手に笑顔を添えて「ご苦労さま!」の見送りがお似合いの人である。

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「身も心もその気に!」

2021年11月10日 | つれづれ噺

              

左肩の故障が高じて、ついに人為的な修繕補修を余儀なくされた。
パーツ交換というところまではいかず、現状装備をやりくりして復旧させようということである。

それも、肩周辺の皮膚を切開するわけでもない。患部にちいさな穴を二つ開けて内視鏡による精密手術をするという。そんな現代医学の現実を身をもって体験できることは、有難さはもちろんあるが、ほんのわずかの不安がないこともない。
正直な話、4年前に行った蓄膿症治療も内視鏡による手術であったが、こちらは今もって鼻詰まり感という不具合に悩まされている。
しかし今回は、整形外科でも肩治療専門というオーソリティを紹介して頂いたのだから、医師を信じて一緒になって闘うしかない。

そんなわけで今日は、改めてCT検査や、麻酔科医師との全身麻酔の功罪やリスクなどの説明にほぼ1日を使った。
中でも驚いたのは、全身にサランラップを巻き付けられて、術後の肩部分を完全固定する装具の型取りを体験したことだ。
それこそ目の前で巾広のサランラップを、ズボンやTシャツの上から遠慮なく巻きつけていく。首・肩・背中・胸からお腹までビッシリ巻く。

つぎに、専用の速乾性石膏を塗布した分厚いガーゼを、身体の凹凸や曲線に合わせて固定するように貼り付ける。軽く叩きながらまた貼り付ける。何度か繰り返すうちに石膏が固まっていくのがわかる。
「ハイ、出来上がりです」の言葉と共に、左腕は自由を失っている。カッターで切れ目を入れてうまく外したら「体幹装具」の出来上がり。昔はギブスと言っていたのに、今日はギブスという言葉は一切出てこなかった。

この体型で術後3週間?4週間?固定される。気が遠くなるような不自由な生活だが、一時の辛抱、と身も心もその気に染めて、頑張るのだ。その間、お一人様生活になるカミサンがちょっと心配。

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「困った世の中」

2021年11月09日 | ニュース・世相

             

パソコンやスマートフォンに「コンピューターウイルスに感染した」などと警告を表示して不安をあおり、偽のサポート窓口に電話させるなどして金銭を要求する「サポート詐欺」の被害が拡大している。と大きく報じられている。
国民生活センターには、今年4月~9月に約1700件の相談があり、被害は約600件に上った。中には約6000万円をだまし取られたケースもあったという。

え~~??6000万円? そんなに振り込むお金がよくもあるもんだね~。とも思うが、まるで他人事ではないような気がする。金額は別として。
ワタシのような貧乏人にでも、来る日も来る日も、有名大企業や通販大手の名前を使って、個人情報を聞き出そうというまことしやかな偽メールが入るは入るは。それも、名前こそどこかで聞いたことはあるが、ワタシは一切関わったこともなければもちろん口座もカードも持っていない。そんなところから、「あなたの口座から不正に引き出された形跡があります」とか、「○○から重要なお知らせ」などと。

一晩に8件、9件ものお誘いメールが入ってくる。発信時間がほとんど深夜である。大企業がこんな時間にメール発信しないでしょ、という時間帯に送りつけてきている。
兎に角無視。一切無視。触らぬ神に祟りなし。下手に付き合うと間違いなく個人情報を盗まれて泣きを見る。
ひょっとしたら? わたしなにかやらかしたかしら? などと、間違っても自分を疑わないこと。100%何もしてはいません。
本当に支払い停滞や、不正使用があったのなら、こんな生易しいメールでの催促などでは済まされない。それなりの厳しい官憲が介入するはず。

兎に角取り合わないこと。
但し、友達や知人などから寄せられたメールに返信するのは、あったりまえのことですぞ。
いくら気の染まない内容であったとしても、それなりの反論でもいい、返信はするべきである。これは詐欺まがいの話と違って、人間の尊厳を守ることであり、常識中の常識である。と思うが如何だろう。 

詐欺のお誘いメールには返信しない。知人友人のメールには、なにがしかの返信をする。これって、困った世の中ではあっても、ジョーシキである!!

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「3年ぶりの一仕事」

2021年11月07日 | 地域活動

3年ぶり15回目を数える「瀬戸内海環境保全大作戦」と銘打った海岸清掃が今日行われた。
地区の社会福祉協議会という、任意の社会福祉団体が毎年1度行っている大がかりなボランティ活動の一つである。

何故3年ぶりなのか。一昨年は予定当日台風襲来で危険回避のため中止とした。昨年は、コロナコロナに圧倒され、感染拡大防止の観点から中止とした。
では今年はどうする。早くから執行部は悩みに悩んだ。元々、この海岸清掃は「海の日キャンペーン」という大義名分で始めたことから、7月の海の日に実行してきた。今年も当初は7月の予定で来たが、コロナの状況を考えて秋まで待つことにした。
幸い、コロナも当面落ち着きを見せていることから、3年ぶりに思い切って実行しよう。但し従来の500人規模から150人規模に縮小することにして、やっとの思い出で今日の実施にこぎ着けた。

  
    密を避けて間隔開けた開会式           中学生の作業指導

   

  
     最終的に集められた可燃物            特殊ごみ
100人に及ぶ地元中学校の生徒と教職員の絶大なる協力をはじめ、地元高校や医療センター看護学校生。それに我々社協の仲間や自治会からの任意参加など、総勢220人を数えるに至った。
3年ぶりの海岸清掃は、それはそれは見事な漂着物の山である。人手はいくらあっても余ることを知らない。
従来は、集めたごみはチャーターした漁船で荷揚げ場所まで運搬していた。今日はあいにくの秋風に見舞われて漁船の砂浜接岸が不能となり、漁船運搬をあきらめ、ひとり一人の手運びに頼った。

そんなこんな、周到な計画や予想通りに行かないことも多々あるが、そこは「地元の海岸を守る」という共通意識の下、大過なく、事故も無く、可燃物・不燃物合わせて約2トンを回収した。
流木等大物の回収や焼却などは、改めて漁協との相談に委ねることで一件落着。

兎に角懸案の事業を一つ終えたことでホッと一息。
コロナの完全終息を待って、その他の計画事業・活動を実行に移さなければ。
こんな田舎でもというか、田舎だからこそ「互いにちょっと手を貸そうや」という人の優しさが生きている。それこそが住みやすい社会環境の原点なのだと思うから、つい手が、脚が抜けない。

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「私食べる人」

2021年11月06日 | 季節の移ろい・出来事

  

この季節のお楽しみである、取れ立てブリの刺身食べ放題(笑)
婿殿が、職場の仲間で積み立てたお小遣いで漁船をチャーターして、遠出の船釣り。今日は国東半島近くまで出かけたという。タフな婿殿にしてはお酒も進まぬほどのお疲れの様子であった。
訊いてみると、結構大きな波にやられて、船酔いが少し残っているという。

なんと70cmを超えるブリを持ってきて、イッパイやりましょうという話。いつものことながら、小さな家庭用の流し台に余るほどの大物を、なんとか裁き「もういいよ」というほどの刺身盛り合わせがテーブルを占領する。ジジの出番は何もなく、出来上がるのを待って「私食べる人」を決め込む。

背中のこってり身もいいが、脂の乗った腹身が美味いね~などと、必要もない褒め言葉を並べたりして食べる人専門である。こんなときこそ大吟醸の封切りを腹一杯呑めばいいものを、これがからっきし。お酒よりも刺身に熱いご飯を当てる方が笑顔になる。ここでもやはり食べる人である。

そして終いには、刺身なんてものはホンの二切れ三切れが小さな皿に載って出てくるのがいいね、そしてもうちょっと食べたいかな・・・というときにはなくなっている。この少なさ加減がまた乙なんだよね~、などと勝手に腹の中で思ってみる。口に出しちゃお終いよ。

そういえば窓から見える瀬戸の海にも、小イワシの群れを追ってヤズやハマチが入って来るらしく、昨日・今日と、普段見もしない船団が一カ所にひしめいている。あれも秋の味を追っかけて、大枚の遊漁料を払っているのだろう。まいいか、趣味にお金を掛けて、少しでも経済の動きに貢献してくれりゃそれはそれで結構なことだ。

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「色付く秋」

2021年11月04日 | 季節の移ろい・出来事

  
          遠くに瀬戸の海を臨む、窓の外の色付き   二階のベランダにくっつくクロガネモチの色付き

一仕事終えて腰を伸ばし、二階の窓を開けると遠くに瀬戸内海が望まれ、すぐ近くには厄介なはずの荒れ地が「そろそろ紅葉狩りにお出かけを!」と誘いかけてくる。南側のベランダに出れば、間もなくヒヨのつがいが朝に夕にお食事にやってくるクロガネモチの実が赤く色づいている。
居ながらにして紅葉の進み具合を感じられるとは、ちっちゃな贅沢というか、ただ単にドが付く田舎に住んでいるということでもある。
まいいか、霜月も四日めだ、深まる秋を、近づく冬を感じるに何の不思議もない季節なのだからね~。

両方の腕が何の故障もなくただ普通に使えているときは何にも考えず、何も感じないまま生きてきた。
それが一旦故障に見舞われ、手術のために入院の運びとなり、しばらくは全く左腕が使えない状態が続くということが、どれほど窮屈で大変なことなのか思い知らされている。それでなくてもここ最近、なにもしなくても左肩ばかりではなく左腕全体に倦怠感や鈍痛を感じて、今までのように迂闊に左腕を動かすと顔をしかめるほどの痛みが走るようになってきた。

当たり前のことと思いすぎてきた今までの生活が何と有り難いことなのか。なんと贅沢なことだったのか、今さらながら振り返っている。しかも術後から正常に戻るまでの期間は、医師や看護関係の人たち、そしてカミサンはじめ多くの人の助けを借りることになるのだろう。

両手両足が揃って動かせることがどれほどの値打ちか。患ってみて本当の尊さを知ることになるのだから、やはり人間というか、私自身のいい加減さが身に染みてくる。だからその分、全ての行動を神妙に執り行い、いっときでも早く元通りになれるよう努力するぞ!と今はおもっているのだが。

と、自分で宣言しておかないと、すぐに楽な方に走る悪い癖を持っていることを自分自身がイチバンよく知っている。     

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「残りわずかに!」

2021年11月03日 | スポーツ・観戦

    

少年ソフトボールを頑張る孫君のチームは、地元周辺の9チームからなる「灘リーグ」に所属している。例年、5月に新チームが出来上がってから11月半ばまでのおよそ半年間に、総当たり18試合を戦う。その勝率によって優勝旗を手にする栄冠を目指して、今日がその最終節3試合が行われた。

少子化の影響をモロに受けている上に、野球人口の減少などでどのチームも選手を揃えるのに手を焼いている。学年に関係なく、なんとか9人を集めて試合に出られる体制を作るのがやっと、という社会事情を抱えており、監督やコーチが目指す「強いチーム作り」は実際には至難の業である。

そんな中にあって、孫君のチームには6年生が6人もレギュラー入りしている。これは他のチームから見れば垂涎もの。6年生はせいぜい3・4人で後は低学年や男女混合で、兎に角チームを作るという難しさがあるのが普通である。だから公式大会でも、勝ったら儲けもの、負けて当たり前みたいな雰囲気はある。しかも今の指導の仕方は優しさがモットー。スパルタや頑張り指導、叱咤激励などという言葉は死語に等しい。

そんなわけで孫君のチームは他を圧倒するくらいに強くあるべきなのだが、そうは行かない。6年生だから上手であり打力がある、などという単純な話ではない。とは言いながらも最終節の今日に限っては3試合戦って圧倒的な3勝で終わった。しかし、今までの負けを加えると、9チーム中の第3位なので、もちろん優勝旗には遠く手が届かない。それでも、マスク越しに大きな声で声援を送りながら楽しませてくれた孫君は、大きな大きなジジ孝行をしてくれたことに間違いない。秋の叙勲ならぬジジからの大きなご褒美を上げたい心境である。

このリーグ戦は今日でお終い。一足早く卒業して後輩にその席を譲る。
今度は中学生になってどのように成長するか、これまた見物ではある。今となってはキャッチボールの相手など出来はしないが、ジジの頭の中にある理想の野球選手像を叩き込むつもりで、まだまだ応援は続く。どこまで追っかけに付き合えるか。楽しみと不安が同居する。

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「紅・青・黄色」

2021年11月02日 | ニュース・世相

             
               畑から我が家に目をやれば、紅・青・黄色が・・・

この時季ならではのコントラストは、畑でホンの軽い汗をにじませて、ふと振り返る我が家の軒先にも、紅・青・黄色三色が折り重なっている。
いい季節、というか往く秋を惜しむ気持ちがごく自然に湧いてくる。1年の中でも、気持ちほっこり癒される色合いである。

衆院選挙の最終開票数値が出そろった。喜色満面に笑う人。責任をとって辞任止む無しの人。辛うじて首がつながって今後の活躍を厳しく見守られる人。紅・青・黄色、どの色をどの人にたとえたらいいのだろう。ま、そんなことより、兎にも角にも国民の大意が示されて出た結果である。うぬぼれず、ひるまず、聴く耳を大きく開いて、示された大意を裏切らない「まつりごと」を粛々と実践して欲しいものだ。

力を得、財力が付いてくれば必ず堕落が待っている。と、想像する。
人知れず努力を重ねて人望を集め、いつしか権力が身に付く。それに伴って財力も後からついてくる。 何をやっても順風満帆。そこを頂点として、やらなきゃよかったことにまで手を出したり口を挟むことで少しずつ人心が離れ、かつての人望を集めた面影も薄れる。同時に集められた財力もいいように遣われていつしか底をついていた。たちまち元の木阿弥、スッテンテンの孤独に戻る・・・・・・。

もしもこの手で小説の一つも書くことになったとしたら、多分、こんな筋書きの主人公を登場させることだろう。ひょっとしたら自分自身の中にそんな邪心と弱気が潜んでいる、ということかもね(笑)
選挙で勝ち得た人たちが、こんなことにならないよう警告を発する気持ちもあるのだろうか。
どっちにしても大きなお世話かもね(笑笑) 秋の夜長の夢一つ・・・か。

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「11月、霜月ついたち」

2021年11月01日 | ビッグニュース

    
          任期満了にともなう衆院選挙、開票作業が始まったばかりの開票所全景

戦い済んで夜が明けて 朝陽差し込む人あれば 苦虫つぶす顔もある。さて全体的な近未来を占う景色はどのような色模様なのだろう。
安定志向の高い株価の動静は、正直な反応を示した形と言えるのであろうか、なんとなんと770円超の高値となっている。
ここはひとつ私的な見解や政局占いは遠慮して、専門家とか社説の評価そして下馬評にお任せするとしよう。我が気にするべきは株価動向かな。

時は11月、霜月ついたち。年賀状発売も始まり、秋が往こうとしている。本来なら空をゆったり流れるのはイワシ雲やうろこ雲のはずである。ところが今日の真昼間のきれいな青空には、時ならぬ入道雲が湧き上がっているではないか。
入道雲とは言っても、京の五条の大橋で牛若丸と闘った、あの武蔵坊弁慶の形相を思わせるほどの威圧感はない。どことなく優しさを持ち、端っこの方はほつれ髪にも似た乱れもある。やはり、真夏の萌え上がるあのホンモノの入道雲の迫力はない。それが当たり前なのだ。

              

こんな雲が今さら出て来て、夕立でも降らそうものなら、それこそ季節も四季の趣もあったものではない。常識通りがちょうどいい。
何事もそうであるように、節操を見失っちゃサマにならないし、良識のある人は付いて行かない、ついてこれない。応援などしようがない。
ただの数合わせとはいえ、水と油を混ぜ合わせることなど出来はしない。

なんかしら、そんな話が一昨日までまかり通っていたような。おっとっと、私的な見解や政局占いは避けると言っておきながら、時ならぬ入道雲に惑わされてつい要らぬことを口走ってしまった。
ただこの先、秋空の入道雲が季節外れの大暴れをすることのない、平穏を祈りたいものだ。今年も残り2か月。明るい予兆が見られるといいね。

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