「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「紅いサルスベリが」

2017年07月30日 | 季節の移ろい・出来事

          

  “ 念力がゆるめば死ぬる暑さかな ”
暑いね~!! 言っても仕方ないことは百も承知だが、やっぱり愚痴の二つもこぼしたくなる暑さではある。
この暑さの中、よくもまあ元気に真っ赤な花びらを開かせるものだなー、と思わせるのが「サルスベリ、百日紅」である。

いくら暑いからと言って、季節を捉えてきれいに咲いたサルスベリに、いちゃもん付けてもせんなきこと、と分かっちゃいるが、このサルスベリの満開はなんともいえぬ暑さと気だるさを誘う。

一方で我が家の小さな畑に目をやると、手塩にかけた作物でさえこれほどは茂らないなーと思うほど、雑草が山の如く生い茂っている。
さあどうする。このままでは秋から冬にかけての野菜栽培など考えられない。そうだ、思い出した!!
何事にも真摯に取り組む後輩から教わったことがある。「畑を黒のビニールシートで覆い、密封しておくと、草も害虫も死んでしまう」と。

早速ホームセンターに走り、幅90cm×50mの黒シートをゲット。「なえっとうの日の暮れ仕事」で、畑を黒く包んだ。
ここでいう「なえっとう」とは、やる気も根気も薄いいい加減な男という意味。「日の暮れ仕事」とは、昼間はなんだかんだ理屈をこねて仕事をさぼり、夕方になって慌てて作業に取り掛かるグータラを言っている。
そんなことはともかく、言われた通りにやってみた。初めての挑戦だから効果のほどが楽しみであり気がかりでもある。

ビニールシート代という投資とそれを使いこなす労力、これをもったいないと思うか、害虫退治に色んな薬品を買って撒くのがよいか、天秤にかけてみる。答えは明白。兎に角やってみた。暑かった。汗がしたたるなどという生易しいものではないほどの汗を流してやってみた。
台風などの大風でシートが煽られて隣の家に飛んで行ったらどうしよう……などという不安もあるが、まあ一度はやってみようということ。

こんな努力の向こうには、実りを歓ぶ孫の笑顔や歓声があるのだから。
夫婦二人っきりなら、買って食べる方が安上がりだろうし、苦労もないだろうに、などと楽な方に気持ちが動く真夏の宵である。

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夏休み、思い出一つ」

2017年07月27日 | 家族・孫話

     

連日の猛暑にもめげず、孫の悠雅君は真面目に?じいちゃん学校にやってきます。
受け入れるこちらも、できれば退屈させんように、あれこれ大まかな予定は立てて待っている。
今日は、久しぶりに由宇球場のカープ二軍戦を見に行く提案をした。
待ってましたとばかりにテンションはその時から上がりっぱなし。

どうせ行くのなら少し早めに行って、練習も見たい。うまく行けば選手のサインがもらえるかも。
サイン用の真っ新なボールとマジックインキを引っ提げて。
着いた頃にはピッチング練習を終えたオスカル投手が待っていた。長い列に並んでサインと記念撮影。さすがに、これから売り出すべく若い選手だけあって、愛想もサービスもいい。機嫌よくニッコリ笑ってツーショットに収まってくれた。

最初にサインをもらったのは一昨年の久里亜蓮投手以来二度目のサインとツーショット。気持ちの悪かろうはずがない。益々ハイテンションに。
レフト側外野席に簡易テントを張って、少し早目の昼食を取りながら待つ。
試合が始まればグラブを片手に、外野芝生席の一角に陣取り、ダッシュの練習に余念がない。ホームランボールをゲットするための準備動作である。案の定、4回の裏カープの攻撃で、堂林が、メヒァは連続特大ホームランを打った。それが、2本ともライトスタンド。
レフト側からでは間に合わない。5回の表阪神の攻撃。バッター5番指名打者新井良太。

文句なしレフトスタンドへ大きなホームラン。一目散にボールの下へ駈け込んだ悠雅君。
6人ばかりいたライバルを尻目に必死の形相で、身体ごとボールに突進。見事!ゲットした。
これはもう「天下を取ったような」満面の笑顔。こうしてまた一つ夏休みの思い出が出来た。
暑さをこらえ、辛抱強く付き合うジジのお陰で、かけがえのない体験をさせてもらっている……などとは思っていないじゃろうねー。

それどころか、あのすばしこさ、猛然とダッシュする頼もしさを、やっぱりジジの方が楽しませてもらっているようだ。

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「イグアナの如く」

2017年07月24日 | 季節の移ろい・出来事

           
              ガラパゴス諸島の塩を噴く、ウミイグアナ

昨年暮れに通い始めた耳鼻咽喉科医院。「蓄膿症」との診断から数か月通ってもはっきりした改善が見られなかった。
そのうち、治療薬のアレルギー反応が現れ、それまでの治療方法を見直すなど、紆余曲折に見舞われる羽目になった。
ついに担当医からCT検査を勧められた。ここらあたりから一気に「手術による治療」が浮上した。

4月初め、担当医からの紹介状をもって、国立病院機構岩国医療センターでの精密検査を実施。その結果、手術しますかそれともこのまま治療を続けますか、判断をゆだねられた。その時点で気持ちは手術する方向に大きく傾いてはいた。でも、もし手術しなくても完全に治る可能性があるのならその方法を選択したい気持ちであった。
「お若いですから手術をお勧めします」という担当医の言葉に乗って、入院手術を選択した。

5月末に手術。1週間の入院を経て退院。その後、週に1回の執刀医の通院診察を1か月。
これが痛いのなんの。鼻の奥にカメラを突っ込んで術後の傷跡やカサブタの状態をチェックされる。毎回涙がチョちょぎれる。
退院2カ月目に入ってようやく2週間に1回の通院となり、このたびやっとこさ無罪放免を言い渡された。

今度は、国病の手術執刀医から紹介状をもらって、初診の担当医に最終診察を仰ぐことになった。
おおむね一段落、と一安心はしているが、医師処方による鼻洗浄用塩水で、朝晩確実に2回の鼻洗浄ノルマは残っている。

これは実に心地いい簡単治療ではある。右の鼻から左の鼻へ塩水を押し通す、またその逆を繰り返す。
下世話な話でたとえは良くないが、まさに夜の蝶の如くハナからハナへ・・・。
この心地いい鼻洗浄の後が実は大変なのである。鼻の奥の奥に注入した塩水はなかなか一気に吐き出せない。
じわりじわりと出てくる。少し俯いたりすると、ボタボタと音を立てるほどの勢いで鼻水がしたたり落ちる。

なんとも、百年の恋もいっぺんに冷めるほどの醜態である。それを避けるために、鼻洗浄後しばらくは、ガラパゴス諸島の潮吹きウミイグアナの如く鼻から塩を噴き散らしている。ティッシュが手から離せない。
でもまあ、ここまで来られたお陰で、ようやく「副鼻腔炎」治療が終りを告げそうである。先ずはめでたし。

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「MAGO漬け!!」

2017年07月23日 | 家族・孫話

                             

夏休みに入ると同時に始まる予定であった、小学2年生を受け入れるじいちゃん学校。
母親の勤務の都合でスタートから2日間は開店休業と相なった。これはこれで嬉しい誤算である。
ところが3日目の土曜日は「じいちゃん、オレ今日はソフトボールの練習なんよ、見に来る?」と思わせぶりにいう。

ほかならぬ翌日は、チームが所属するリーグの第3節公式戦が予定されており、その試合に備えての本番練習連のため、少しは上達した自分をじいちゃんに見せたいという意思表示である。行かざるを得まい。
行けば、炎天下で走り回る彼らの練習を下支えすることになる。つまり、外野の球拾いである。
稚拙なチームの悲しさで、エラーや投げそこないなど、右に左にボールが遠くまで転がる。こけんように気を付けて精一杯追いかける。

そんな土曜日の翌日は、近くの小学校に18チームが集まりリーグ戦公式戦が始まる。集合時間は午前6時。試合開始午前8時。
本来なら、日曜日の朝寝をゆっくり楽しむはずなのに、早めに起こされ、そそくさと第1試合に間に合うように駆けつける。
3試合を消化するとなると、終わるのは午後3時近く。昼食を挟んで約7時間を炎天下で過ごす。これは重労働である。

と贅沢を言うのは、孫の応援に行くジジのセリフである。監督やコーチは試合中はもちろん、ひとり一人に的確な指示を出す役目がある。試合が終われば次の試合の審判に立たなくてはならない。かつては我が息子のチームの監督を務めたこともあるこの身には、この重労働も厳しさもよ~~く理解できる。が、今この御年を迎えては、1試合が終わったら、早々に木陰に椅子を運び、飲んだり一休みしたりするのが精いっぱい。

数日前は姫孫が、そして今度は殿孫が、ジジババを頼りに夏を楽しみにやって来る。
こっちは何のことはない「孫漬け」の暑い夏である。でもねー、これって生きている証であり、元気のバロメーターじゃないか、と考えることにしている。「浅漬け」は酸味の利いたキューリが食欲をそそり、朝食のおともになってくれるのだが・・・・・・。

はてさていったい「孫漬け」とはいったいどんな味なのだろう。お疲れの深い眠りを誘う「睡眠導入剤」の味なのかも。

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「夏休み初日」

2017年07月21日 | 家族・孫話

     

連日の真夏日、逃げ場のない暑さ。体力を奪い去られる感じさえする体感温度。
そんな夏休みに入ったとたんに、倅一家4人が2泊3日で里帰りしてきた。
幼稚園生になったので、お父さんお母さんの都合よりも、希さんの休園日が最優先されるようになり、今までのように頻繁には帰れなくなっている。

その分、お父さんの勤務と希さんの休みが合えば、文句なしジジババのもとに駆けつける。
帰ると何はともあれ畑に降りてみる。スイカを見つけて大はしゃぎ。
丹精込めた小玉スイカがゴロンゴロン生っている。生育も十分な日にちを数えている。持たせてパチリ、切り割ってパチリ。

妹はまだ生後50日。甘えるのも真っ赤なスイカをかじるのも、全て希の独壇場。
海の公園に付き合う時間が取れなかったので、アサガオへの水やりホースで水浴びを。
ホースのシャワー口から吹き出す水の先に、見事な虹がかかった。大喜びで「お母さん、早く写真撮って~~」と。

夏休み初日からこの喧噪。週が明ければ入れ替わりに、娘の方の孫がやって来る。小学2年生8歳が手ぐすね引いて待っている。
去年も暑かったが、今年はもっと身近に暑さを感じる。それでも、ソフトボールの試合はある。
炎天下の応援もせがまれる。じいちゃんの期待を感じ取って「観に来てよ~」と。

高校野球は地方予選の真っ盛り。彼らの真似は出来ないが、この暑さに負けず練習し試合をする実態は見せておかなければ。
何かにつけて口で教えるより、見よう見まねで覚えさせていくのがいいようだ。

女の子も、男の子もみんなみんな仲良しであり、ちょこっとライバル。
熱い暑い応援が始まる。自身の体力と気力を、水分で補いながら、いよいよ期待の夏到来である、

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「汗を流して」

2017年07月17日 | 地域活動

         
        海の日、大切なみんなの海をきれいにしよう、と集まった人たち

今年もその季節がやってきた。夏休みを前にした国民の祝日「海の日」。
地域に根付いた社会福祉活動のメイン事業でもある、年に一度の瀬戸内海を守る海岸清掃ボランティア活動。
名付けて、海の日キャンペーン「瀬戸内海環境保全大作戦」。

海の日の潮の加減を睨みながら時間設定を。今年は午前7時の開会式。一人でも多くの参加を見込んで、開始は午前中の管長に合わせるようになる。
世話役は午前5時半集合。それでも決して早すぎないほどの準備作業がある。事前にありとあらゆる準備はしてある。それでもなお、当日でなければ出来ないことは山ほどある。なんせ1kmに及ぶ長~~い砂浜。給水所を設置するだけでも大変な労力である。

そんなウチワの苦労話はさておき、今年で11回目を数えたこの瀬戸内海環境保全大作戦も、幅広く認知されるに至った。
この6月には全国表彰という栄誉で、東京での表彰式に臨むという実績も残している。
参加者も年々増える傾向にあり、今年は総勢700人。但し回収した漂着物の量は、ここ数年で最低の約5トンであった。
というのが、これまでの雨の降り方や、台風の風向きによって漂着物の量は大きく異なる。そういう意味では、今年は海が荒れるほどの大事を迎えていないという有りがたい気象現象ではある。 

                      
            小学生も友達と参加して、一緒に汗を流す

今年は福田良彦岩国市長も、最初から最後まで清掃活動に付き合われた。これは初めてのことであり、主催者としては喜ばしいことであった。そんなお蔭もあってか、山口県内では最も大きな民間放送局がテレビ取材に来てくれていた。
そのほか、中学校からは教職員280人という学校上げての参加協力を頂いた。
もちろん、高校も校長先生のやる気が見えた。小学生も、気の合う仲間で参加してくれていた。

暑い夏の早朝作業ではあるが、ボランティ活動を通して連携の輪が広がっていくとすれば、これほど嬉しいことはない。

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「暑中お見舞い申し上げます」

2017年07月15日 | 季節の移ろい・出来事

                              

今年もホテイアオイが、我が家の庭で見事に花開き始めた。
暑さにいら立つ思いをそ~~っと慰めてくれる清楚なうすむらさき。それでいて凛として上を向いて咲く健気な花でもある。
そんなホテイアオイを添えて、拙ブログ読者の皆様へ「暑中お見舞い申し上げます」です。

連日連夜の真夏日と熱帯夜。こんな言葉を耳にするだけで首筋から一筋の汗がしたたるような。
地球温暖化は確実に進行し、わずかずつではあるが気温は年々上昇する右肩上がり。
このままでは 2100年の平均気温は、温室効果ガスの排出量が最も多い、最悪のシナリオの場合、最大4.8℃上昇すると言われている。

冬場の気温上昇は有り難く感じる部分も多かろうが、夏場に今より5度近くも上昇したらいったいどうなるのか。
考えただけでも、背筋が凍りそうな話である。気温が上がることで背筋が凍るとは、問答話のようであるが、笑い話どころではない、人間の生命にかかわり重大事である。

地球温暖化対策で、先ずは個人の生活様式を見直す「出前講座」もあるようだ。
こうした些細な取り組みから、地球上の人間一人ひとりが温暖化対策を考えなければならないのだろう。
取り敢えずここでは

  『暑中お見舞い申し上げます。
    どなた様もなにとぞ体調管理専一に、ご自愛ください。』
          2017年 盛夏

 

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「ちょこっと日の目を」

2017年07月11日 | 地域活動

                                 

少子・高齢化の波はとどまるところを知らず、まさに全国津々浦々に及んでいる。
我が住む町もご多聞に漏れず、子ども会はあちこちで機能しなくなり、惜しまれつつ消滅するところが多い。
そんな状況に反比例するように、高齢者による趣味の活動や、スポーツなどグループ活動は盛んになる一方である。

小学生などは、通学時の登校班を組むほどの人数はいなくてバラバラ登校になる。それは致し方ない現実だが、周囲に元気な高齢者がたくさんいて、児童生徒の安全見守りには力強い味方となって、その存在価値を発揮している。
そうした高齢者の元気な姿は、地域にとって貴重なパワー資源でもある。

そんなパワーをどのようにまとめて、どのように活用していくか、そこが問題である。リーダーの存在が求められる。
幸いにして我が住む町には偉大なるリーダーがおられ、精魂込めて立ち上げられたのが「地区社会福祉協議会」である。
組織作りから会則、既定基準作りその他諸々、立ち上げのパワーたるや目を見張るものがあった。
立ち上げから9年目。その方は亡くなられたがその精神は後輩に受け継がれ、13年目を迎えた今も発展しながら続いている。

活動費のほとんどを、地域に住む人たち、主に高齢者から個人賛助会費として年単位で浄財を拠出してもらっている。
言うなれば受益者負担制度である。賛助会費を出すからには、社協の行事には参加してみようという意欲を掻き立てる。
実に合理的でなんかしらやる気にさせられてしまう魔力を秘めたシステムとなっている。

そんな我が地区社協の年間最大の事業の一つが、瀬戸内海に面した約1kmに及ぶ白い砂浜の清掃活動である。
10年続けて来た海岸清掃活動が、いつしか全国的に認知されるに至った。
日本海岸協会から「平成29年度海岸功労者表彰」の推薦を受け、過日東京で表彰状を頂いて来た。
その様子を、販売部数60万部を擁するローカル新聞がローカル面に取り上げてくれた内容をチラリ!

このような地道な活動に報道関係が、ちょっとスポットを当てて日の目を見させてくれると、さらにみんなの意欲は高まる。
結束力も一段と上がる。そういう意味で有り難かったので、自慢話タラタラで恐縮ではあるが、敢えて書かせて頂いた。

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「七夕さま」

2017年07月07日 | 家族・孫話

                               
                    七夕飾りを手に得意満面の希姫 

幼稚園に入園してからというもの、里帰りのチャンスが少なくなった孫の希さん。
生まれたばかりの妹「奈那ちゃん」と両親4人揃って、久しぶりの里帰り。相変わらず話題の中心であり、我が物顔の振る舞いはまるでちっちゃな女王様である。決してわがままを言うわけではないが、ジジババに甘えることは上手である。

幼稚園でこしらえた七夕飾りを持ってきた。得意満面で降り回して見せる。
この七夕飾りが何を意味するのかなど、まだ分かっちゃいない。「何のお願いをしたの?」と聞いても「???・・・」
やがて「あれとこれとね・・・、あ~してこ~してね・・・」などと小理屈を並べる日は目の前なのだろうが、今は他愛ない。

その点、小学2年生8歳の男子は「ホームランを打てますように」と具体的で真っ正直な短冊を。
「あと二つ書いたんよ。1個はねじいちゃんにお願いしたいこと」。そのあとははっきり言わない。
「三つめは?」と訊くと「ウ~~ン、忘れた」という。案外口に出しにくい秘密の願い事でもあるような。

天の川を挟んで、牽牛と彦星の切ない逢瀬を連想する、年に一度の七夕様。今じゃ遠い昔の話になりつつある我が人生。
せめて孫たちが、笹の葉にぶら下げた短冊に淡い夢を書き込んでくれるのが、心和ませる「我が家の七夕様」である。

今夜はフットサル、明日はソフトボールの練習、明後日は近郊の18チーム参加によるソフトボール大会。
連日連夜、身体を休めることのない悠雅君。いきなりホームランを打つことは出来ないだろうが、夢に向かってバットを振り込んでくれると、あのパワーがやがて花開くかもしれない。開かないかもしれない。
そんな厳しくも優しい目で見守って欲しい、と、短冊に書きたかったのかもしれない。“応援しているよ~~”。   

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「初咲き一輪」

2017年07月06日 | 季節の移ろい・出来事

                                   

今年もまたその季節がやってきた。
おふくろさんの居城であった部屋の、西日除けに植えたアサガオが見事に咲き始めた。
今朝、その初咲きの一輪が「ね~ 写して!」と言わんばかりに、ちょうど小生の目線の先に開いていた。

23年前。この家を新築するときの家族構成は、おふくろさんを含め一家5人であった。
それぞれの独立性を考え、家の間取りや部屋数をどのようにするか、家の向き・方角などなど悩みに悩んだ。
ローン返済という厳しい現実を見詰めながら、その時に出来るベストを目指した遠い昔がよみがえる。

ちょっと贅沢かなと思いつつも、2階に3部屋と納戸をこしらえた。
それぞれの部屋の主は就職や結婚でこの家を離れ、新築間もなく二つの部屋は空き部屋に。夫婦の寝室と納戸が現役として活躍している。もっとも、息子の部屋は、家族を連れてしょっちゅう里帰りする親子のために活用されている。
おふくろさんの部屋はもちろん1階。トイレに最も近く、一番利便性の高い位置ではあった。だがそこは西日が当たった。

そこで、あれこれ考え、手を変え品を変えて西日対策を施してきた。
最終的に落ち着いたのが、プランターに琉球アサガオを植える「花すだれ」構想で、今に至っている。
今では、琉球アサガオにゴーヤを混ぜたり、青く伸びるツル物を植えている。犬の散歩のおばさん達が「見事に伸びましたねー」などと声をかけてくれると、花のお陰で鼻を高くしている。

アサガオを愛でて喜んでいられるのは実に有り難いことだと感謝しなければならない。
九州各地の豪雨災害は目を覆うばかりの大惨事である。異常気象などといった言葉では片付けられない厳しい現実。
心からのお見舞いを申し上げるとともに、ささやかな気持ちを何かに替えて支援させて頂こうと思っている。

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