幽玄洞ブログ

岩手県一関市東山町からローカルな情報を発信していきます。

2008年ありがとうございました!

2008年12月31日 | 幽玄洞

今年も今日で最後となりましたが、この一年を振り返ると本当にいろいろなことを体験した年でした。
以前より、幽玄洞のことだけを発信したい、大雨や地震など天災に備えて最新の情報を更新できるようになりたいと考えていましたが、それがブログをはじめるきっかけでした。
ちょうど一年前のことです。
幽玄洞のことだけが、なぜか町内のことにまでなってしまって、みんなでネタ探しや取材に歩きました。
そんな中本当に起きてしまった巨大地震。こんなに早く、しかも二回も体験するとは夢にも思いませんでした。
風評被害に苦しみましたが、取材に協力していただいた皆さんと出会ったことにより元気づけられました。
取材に協力していただいた皆さん、そしてブログをご覧いただいた皆さんに心よりお礼を申し上げます。

ここでお正月の営業時間のお知らせです。
元旦は10時から4時までで、2日からは通常通り9時から4時まで営業いたします。
お正月中はご来洞のお客様にみかんのサービスをいたします。
それでは皆さん良いお年をお迎えください!

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飛天

2008年12月29日 | 東山町

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             やまゆりを持った飛天

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             笛を吹く飛天

先日よりまるまるさんから東山町にあるファミリーマートのそばの迎橋(むかえばし)のオブジェについてコメントをいただいておりましたが、その後二十五菩薩像をモチーフに作られたオブジェであると投稿がありました。
幽玄洞でも調べましたので報告したいと思います。
まず東山町松川には二十五菩薩堂という史跡があり、阿弥陀如来と二十五菩薩像が祀られてあります。
「石と賢治のミュージアム 太陽と風の家」の館長さんの話によると人が亡くなるときに二十五の菩薩様がお迎えに来るが、その菩薩様が音楽を奏でながら極楽浄土に連れて行ってくれると信じられていた。その中に飛天も含まれていて、その飛天をイメージし沖村正康さんという方が作ったということです。
東山町に来た人を迎えるという意味から迎橋と名付けられたこの橋やオブジェもストーリーがあったんですね。
二十五菩薩像ですが、ほとんどの菩薩像は頭が無く両腕も無いものも多いですが、平安末期の作で彫刻してあるのは京都の即成院とここだけといわれていて、原形をとどめていれば国宝級なのだそうです。
現在、二十五菩薩像は仙台、福岡、東京など全国の展覧会で展示されているということで、松川にはないとのこと。戻ってくるのは春先になるようです。

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営業しない喫茶店 木偶の棒

2008年12月26日 | 東山町

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先日からとても気になる店がありました。その名も「営業しない喫茶店」。
何とも賢治ムードたっぷりのこのお店は一関市東山町松川の「石と賢治のミュージアム 太陽と風の家」のすぐそばにあります。
よく見ると「営業しない喫茶店」の下には「木偶の棒」とも書いてあります。
どういう意味か分からず太陽と風の家の館長さんに聞いたところ、「ブドリとネリの会」の会報を見せてくださいました。
今月号には偶然にも店主の山崎さんがお店の名前のいきさつについて書いていました。
山崎さんは最初宮沢賢治ゆかりの地にあり「太陽と風の家」のとなりでもあることから「デクノボー」と命名しようと考えたようですが、その言葉の意味を辞書や本などで調べているうちに「木偶の棒」(木偶は操り人形という意味、ボーは棒切れというイメージから)が合っていたと記しています。

まず行ってみよう!
「こんにちは」と声をかけドアを開けたら、正面にある小さい黒板に白いチョークで「出かけています」と書かれていました。
「下ノ畑・・・」ではないようです。
つまり本当に営業していない日に行ったようです。
また来年リベンジします!

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石と賢治のミュージアム 化石のチョコレート

2008年12月21日 | 東山町


一関市東山町にある「石と賢治のミュージアム 太陽と風の家」では新商品「化石チョコレート」が発売されました。
化石の現物から型をとって良質のチョコレートを流し入れ、化石チョコレートに仕上げたとあってすごいレプリカの食べ物です。
化石チョコレートは三葉虫、アンモナイト、巻貝など1種入は各税込399円のところ350円で。それにシダ状の葉をもつ植物、恐竜の歯を加えた5種入が税込1890円のところ1600円で販売しています。
さてこのチョコレート単なる新商品ではありません!同館ならではの巡り合わせがありました・・・

同館では毎年グスコーブドリの大学校が開かれ大勢の人たちが参加します。
その中である一人の男性
が参加していましたが、そのときは館長さんをはじめ職員の方々はどういう方なのか分からなかったといいます。
その後男性はまた太陽と風の家を訪れ、化石チョコレートが販売されていることを知ります。
実はこの男性は加藤碵一(ひろかず)さんという方で筑波の独立行政法人 産業技術総合研究所にお勤めの理学博士だったのです。そしてこのチョコレートを考案した方でした。
小学生の頃より化石や石に興味をもち、著書の「宮沢賢治の地的世界」の中では全国各地の石に関する名所や、この近くだと猊鼻渓の獅子が鼻なども紹介しています。
さすが「石と賢治のミュージアム」です!石と賢治がチョコレートを介して同館の方々と加藤先生を引き合わせたのでしょう!
ボランティアガイドの佐藤郁子さんは「実にまれなるチョコレートが太陽と風の家にあります!」と本日の名言も賢治風でした。

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賢治詩碑建立メモリアルDVD「たいしたもんだ」

2008年12月19日 | 東山町


先週宮沢賢治メモリアルDVD「たいしたもんだ」の試写会を紹介しましたが、後日個人的にDVDを購入しました。
表紙の紙は東山町の特産品である東山和紙が使用されていますが、和紙を作られた方は鈴木英一さん、そしてタイトルを書いたのは元青年団員で宮沢賢治を技師として招いた鈴木東蔵さんの息子さんの鈴木豊さんです。
宮沢賢治詩碑は3年がかりで完成し、人々が口々に「たいしたもんだ」と言った言葉がタイトルに採用されました。
ジャケットを見ると和紙がすごくキメが細かく上品で、しかも手書きの文字に趣があります。
詩碑を建立するまでのいきさつが携わった人たちによって証言されているところなど、本当に貴重なものだと思います。

購入したい方はJAいわい東東山支店の向かい側にある鈴木須美子さんの音楽教室までお問い合わせください。

須美子さんのお話では今年は台本と音楽、そして来年はお芝居を目標にしているそうですし、実行委員会のHPも立ち上げるということでまた取材の楽しみが増えました。

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